▼あらすじ▼
一流ファッション誌の編集部を舞台にした2006年公開の映画『プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)』。アン・ハサウェイ演じる硬派ジャーナリスト志望のアンドレア・サックスが、悪魔のような“鬼”編集長ミランダ・プリーストリーのもとで悪戦苦闘するストーリー。
アンドレア・サックス(アン・ハサウェイ)の名言
記者志望ながらも疎いファッション業界で奮闘するアンディ。彼女が繰り出す、実直な会話劇にハマった人も多いのでは?
「“ガッバーナ”のスペルを教えてもらえます?」
流行の最先端をいくファッション誌『RUNWAY』の電話対応にて飛び出た迷言。
「ミランダ・プリーストリーに“プランB”はないの」
ミランダの双子の娘に“ハリーポッター次作の原稿を届ける”という理不尽なミッションに奔走するアンディ。
「パリは彼女のすべてなんです」
先輩秘書エミリーを差しおいてパリ行きが決定したアンディ。しかし、エミリーの夢を思うと複雑な心境なよう。
「あなたのいない『ランウェイ』なんて」
アンディが一番慕っていたのはナイジェル。そんな彼がランウェイを追い出されることに。
新しいブランド、ジェイムズ・ホルトへの転職を祝い、伝えたひと言。
「言い訳が品切れよ」
絶えず笑顔の色男クリスチャン(サイモン・ベイカー)からの口説きにお手上げ状態のアンディ。
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ナイジェル(スタンリー・トゥッチ)の名言
クセになるナイジェルの言葉。哲学じみた表現、とにかくおしゃれなセリフが連発!
「アンディいいか? キミは努力していない。ただ愚痴を並べているだけだ」
“Andy, be serious. You are not trying. You are whining.”
アンディがこぼした弱音に「じゃあ、辞めてしまえ。代わりは5分でみつかる」の言葉で返すナイジェル。続けて、彼はモード界の巨匠を引き合にし、最先端のファッション誌『RUNWAY』誌の伝統をアンディに伝える。
「キミが働く雑誌は世紀のアーティストたちを掲載した。ホルストン、ラガーフェルド、デ・ラ・レンタ……。彼らが創造してきたのは、美術品より偉大だ。ただの雑誌だと思うかい? 輝かしい希望の光だ」
「仕事ができるようになると、プライベートが崩壊するよ。昇進のタイミングだ」
“I mean… your whole life goes up and smoke, this is the time for promotion.”
アンディはミランダに献身的な一方、彼氏ネイトとの関係がギクシャク。そんな頭を悩ませるアンディを褒めたセリフ。ナイジェルらしい皮肉めいた表現。
「この超巨大産業の本質は、内なる美(Inner beauty)だ」
ファッションに全く関心がないアンディに業界の奥深さを語るシーンでの一言。
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エミリー・チャールトン(エミリー・ブラント)の名言
パリ命。仕事にストイックな一方、奔放な言動が共感を呼んだエミリーのセリフの数々。
「I love my job, I love my job, I love my job.」
PCのモニターとにらめっこし、自分に言い聞かせたセリフ。
「倒れそうになったら、チーズを食べるの。お腹を壊せば、理想の体重に近づくわ」
先輩秘書がみせたパリコレへの執念。
「ジミーチュウを履いた日、悪魔に魂を売ったのね」
事故に遭い、入院したエミリーによる辛辣な比喩。ナイジェルから渡されたジミーチュウのハイヒールをきっかけに変貌し、さらにパリ行きまで決定した第二アシスタントのアンディに怒り爆発。
▼エミリーの素顔が、意外すぎる!
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ネイト(エイドリアン・グレニアー)の名言
「キミは必ず電話をとる。そして、その人物とキミは密接な関係にある」
鬼電の上司ミランダとアンディの関係を強烈に皮肉った彼氏ネイト。
「ファッションは利便性じゃない、アクセサリーはアイデンティティの象徴なんだよ」
“Fashion is not about utility. An accessory is merely a piece of iconography used to express individual identity.”
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ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)の名言
なぜ、トップに君臨し続けられるのか。独特の人生観に触れることができる言葉。美の基準を示すミランダのセリフは、語り継がれる名言の宝庫。
「決めるのはアナタ」
“The decision's yours.”
第一アシスタントのエミリーではなく、アンディをパリコレクションに連れていくと、ミランダ。しかし、最後は自分で決めなさいと決断を迫ります。何かを捨て、何かを得る。本作の中でも印象強いセリフのひとつ。
名シーン「セルリアン説法」
ランスルー準備中の編集部を失笑したアンディに「なにかおかしい?」と質問で返したミランダ。
「(ドレスに合わせようとしている)2つのベルトの青色の違いが分からない。“こんなのはじめて”で」と率直に回答。
すると、ミランダが喝破! アンディの無知ぶりをテンポよいセリフで斬り捨てる。
「“こんなの”ですって? あなたは家のクローゼットからその冴えない“ブルー”のセーターを選んだ。しかし、知らないでしょうけど、それはブルーじゃない。ターコイズでもラピスでもない、セルリアンよ」
「そのセルリアンは8人のデザイナーのコレクションに登場してから、ブームになった。そして、そのトレンドはデパート、安いカジュアル服にも反映され、あなたがバーゲンで買った。この“ブルー”は巨大市場と無数の労働の象徴よ。滑稽ね。“ファッションと無関係”とあなたが思ったセーターは、“こんなの”の山から私たちが選んだのよ」
▼共感の嵐!あのシーンの裏側+未登場の衣装を解説
「アナタの決断よ。先に進むと決めたのはアナタ」
“No, no, you chose.You chose to get ahead.”
こので生きるためには必要なことだと、パーティー後のタクシーでの発言。
「アナタは私に似てる。人が何を求め、何を必要としているかを超えて、自分のために決断できる」
ミランダの進退を心配し、彼女のために働きかけたアンディ。ミランダは「こんなこと言う日が来ると思わなかったけど…」と前置き、感動したと伝えます。
「仕事に取りつかれた猛女、雪の女王、また夫を追い出す」
バッシングを受けるミランダがすっぴんで嘆いたシーン。カリスマ編集長の離婚スキャンダルは、こんな見出しが踊るのだとか。
「あの子を雇わなかったら、大バカ者よ」
アンディが転職を希望するミラー紙にFAXで推薦のコメントを残したミランダ。
「バカ言わないで。誰もが私たちに憧れているのよ」
“Everybody wants to be us.”
アンディの質問「もし、私がこの世界を望んでいなかったら? あなたの生き方が嫌だったら?」に対する名物編集長ミランダの回答。このセリフはメリル・ストリープによるアドリブだったとか。
「もういいわ(ザッツ・オール)」
会話の終わりを示すミランダのセリフ。ちなみに作中で“That’s all.”と発した回数は8回。
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【おまけ】
▼アナタは、気づいた?
▼未登場の衣装が、あった!
▼う、美しい……