アンディ(アン・ハサウェイ)のトリビア
本作の主人公である硬派ジャーナリスト志望のアンドレア・サックス(アン・ハサウェイ)にまつわる裏話をピックアップ。
【1】アンディ役はレイチェル・マクアダムスだった?
『プラダを着た悪魔』といえば、アン・ハサウェイの出世作となったイメージが強いのでは…? ですが、当初のアンディ役には女優レイチェル・マクアダムスがキャスティングの最有力候補。しかし、レイチェルが断り、アン・ハサウェイが主演女優を射止めたのだとか。
【2】新生アンディ登場シーンの衣装は全身シャネル
仕事の悩みを打ち明けられたナイジェルは、冴えないアンの服装を全身コーデ。生まれ変わったかのようにオフィスを闊歩するアンディの衣装は、オールシャネル(CHANEL)。ちなみに、編集長ミランダ(メリル・ストリープ)の登場シーンで手にしたバッグはもちろんプラダ(PRADA)。
【3】ラストシーンは、赤信号を堂々と横断
ミランダが課すミッションのため、ニューヨークの街を走り回ったアンディ。でも『ランウェイ』編集部を辞めた後も、アシスタント時代の東奔西走ぶりは変わらず? ジャーナリストに転身し、元上司ミランダと再会したラストシーンでは、颯爽とエキストラ達と一緒に赤信号を横断しています。気づいた?
【4】ミランダ初登場のシーンはアンディだけがカラフルな衣装
ランウェイオフィスにいるスタッフは全員見事に白黒グレーなどのモノトーンもしくは暗めのカラーを身にまとっていることに気づいた? まるでアンディの場違い感を際立たせているかのよう。
【5】アンディのリップバームの価格はなんと……
オープニングでアンディが使用しているリップスティックの名前は、Chopstick(箸)ならぬChapstick。Amazonでお値段を調べてみると……日本円で1万円超えする商品も!
【6】パリ行きを告げられた際、エッフェル塔のネックレスを着用
ミランダがエミリーの代わりにアンディを指名したシーンで、アンディはエッフェル塔のパーツが付いたシャネルのネックレスを身につけていた。
【7】人生を変えた作品
アン・ハサウェイは自身のインスタグラムで公開10周年をお祝い! 「この映画以外、私の人生を変えたといえるものなんてないわ」と、ミランダの名台詞“That's All”のシーンを添えて投稿。アンの女優人生において大きな転機になったのが本作。
ミランダ(メリル・ストリープ)のトリビア
次は、鬼編集長ミランダ(メリル・ストリープ)について。
【8】劇中オールブラックコーデを着用していたミランダ。しかし…?
劇中でオールブラックコーデを颯爽と着こなしたミランダのモデルと言われたのが、アメリカ版『VOGUE』編集長のアナ・ウィンター。しかし、アナ・ウィンターは、オールブラックコーデは絶対に着ないとのコメントを残していたそう。
【9】メリル・ストリープにとって最も難しかった役は、アナ・ウィンター?
ミランダのモデルになったアナ・ウィンターとの対談で「今までで最も演じるのが難しかった役は?」と質問されたメリル・ストリープ。
「あなたというべきかしら?」と笑いを誘いつつ、キャサリン・グラハム(他の作品)と回答。演じた側と演じられた側の二人の対談は一見の価値あり!
【10】実はハイヒールが苦手らしい
劇中ほぼずっとヒールを履いて撮影に臨んだメリル・ストリープ。でも、エミリー・チャールトン役を演じたエミリー・ブラントによると、他の人が知らないメリル・ストリープの特徴について問われ、「実は彼女はハイヒールが苦手」と回答。
【11】Golden Globe受賞スピーチの締めは、お約束の「ザッツ・オール」
受賞の喜びや出演者やスタッフなどにお礼を述べた後、笑顔でおなじみのセリフ「That's all.」と言いスピーチを締めくくった。
【12】オスカー授与式で、即興劇を披露し会場を和ませた
2007年アカデミー賞のプレゼンターを務め、檀上に登ったアン・ハサウェイとエミリー・ブラント。本作は最優秀賞を逃すも、他部門でノミネートされ客席にいたメリル・ストリープと即興劇を披露し、会場を和ませた。
【13】ミランダが室内でもサングラスを外さない理由とは?
その理由は調光サングラスだからなんだとか。そういえば、室内でもアンディと話すまで外してなかった。
▼(参考)リビング・レジェンドを振り返る
エミリー・チャールトン(エミリー・ブラント)のトリビア
女優エミリー・ブラント(Emily Blunt)が演じた、編集長ミランダのアシスタントのエミリーについて。
【14】エミリー役の応募者数は100人以上!
エミリー役をゲットしたエミリー・ブラントは、デニムとビーチサンダルのラフな格好でオーディション用のビデオを撮影。すっかり落ちたと思っていたけど、制作側から「次はドレス姿で会いたい」と返事がきて見事合格! エミリー役を射止めた背景にはこんなエピソードがあったそう。
【15】エミリーはナイジェル(スタンリー・トゥッチ)の恋のキューピッド
エミリー・ブラントの結婚式に招待されたナイジェル役を演じたスタンリー・トゥッチ(Stanley Tucci)。そこでエミリーの姉であるフェシリティ・ブラント(Felicity Blunt)に出会い、その後めでたく結婚。まさにエミリーはスタンリーの恋のキューピッド!
【16】エミリー夫は『プラダを着た悪魔』を72回みた
エミリー・ブラントは、夫ジョン・クラシンスキー(John Krasinski)とイギリスのTV番組に出演。本作の大ファンだというジョン・クラシンスキーは「72回くらいはみたね」とのコメントを残した。
愛妻家が伝わってくるエピソードだけど、エミリーがチクリと一言。
「ある日帰宅したら、アンディ(アン・ハサウェイ)の着まわしシーンをみていたの。そして、“オレのお気に入りの服はコレ!”と言ったのよ」
それに対して旦那は「アンをゲットできなかったからさ……。あ~あって感じだよ!」とジョークで切り返し、スタジオは笑いに包まれた。
▼エミリーの私生活が
衣装・小道具についてのトリビア
ファッション業界を舞台に、華やかな世界が描かれた本作。どんなエピソードが?
【17】衣装代はなんと、およそ1億円!
本作を彩った素敵な衣装や小道具は、2007年のオスカーのCostume Design部門にもノミネートされたほど。ハイブランドのアイテムが数多く登場していたので、納得のお値段かも。
▼(参考)劇中ファッションを解剖
【18】衣装担当は『SEX AND THE CITY』と同じパトリシア・フィールド
華やかだけど派手すぎない、斬新なのにクラシックな雰囲気漂う衣装は本作の魅力。衣装を担当したパトリシア・フィールド(Patricia Field)は、あの人気作『SEX AND THE CITY』も手がけた衣装デザイナー。
【19】「シュウ ウエムラ」のビューラーはオープニングにも登場
アンディを目にしたエミリーの同期は「あの子、シュウ ウエムラのビューラーを見てナニコレ?と言ったのよ」とチクリ。印象的なセリフ上でチラッと紹介された同ブランド。でも、朝支度しているオープニングシーンまで遡ると、shu uemuraのゴールドのビューラーがしれっと登場してた。
【20】衣装の売上金は、国際人権団体と乳がん研究の慈善団体に寄付
FOXは衣装のすべてをオークションに出品。その売り上げ金をチャリティー団体に寄付したと、メリル・ストリープがゴールデングローブ賞のスピーチの際に明かしていた。
原作・続編のトリビア
【21】脚本化の権利は、原作が完結する前に買い取られた
小説が完結する前にも関わらずヒット作を見抜いたプロデューサーの先見の明に脱帽です。
【22】『プラダを着た悪魔』の続編は小説ですでに公開済み!(あらすじ)
続編とされる『プラダを着た悪魔 リベンジ! (上・下巻)』。簡単なあらすじを抜粋すると、舞台は10年後。
ミランダの元を離れてからのアンは、同じくミランダのアシスタントをしていたエミリーとともに高級ブライダル雑誌『The Plunge』を創刊。瞬く間に人気雑誌になり成功を収める。
また、ネイトと別れたアンは御曹司との結婚も控えたものの、結婚式当日に一枚の手紙をきっかけに事態は一変。再びアンの前に“プラダを着た悪魔”が……。続きは小説をチェックしてみて。
【23】原作者ローレン・ワイズバーガーは、メリルの誕生日会に「蛇」を持ってきた
ミランダ役メリル・ストリープがゴールデングローブ賞のスピーチで明かした、本作の原作者ローレン・ワイズバーガー(Lauren Weisberger)のエピソード。会場は和やかな雰囲気に包まれたけど、一体なぜ?
【24】『プラダを着た悪魔』著者の次作は、エミリーが主人公?
本作の原作者であるローレン・ワイズバーガー(Lauren Weisberger)は、第一アシスタントのエミリーが主人公の小説『When Life Gives You Lululemons』を2018年6月から発売。
報道を受け、エミリー役を演じたエミリー・ブラントも映画化に意欲的なコメント。数多くのセレブが登場しているようなので、より華やかな世界が描かれそう。
【25】ストーリーは原作者の経験からうまれたフィクション
小説『The Devil Wears Prada』の著者であるローレンは、実際にアメリカ版VOGUEの編集長アナ・ウィンターのアシスタントを経験し、そこからインスパイアされたのだとか。
▼(参考)名言の宝庫