【プロフィール】生い立ち・性格
名前:キャサリン・エリーズ・ブランシェット(Catherine Élise Blanchett)
生年月日:1969年5月14日
出身地:オーストラリア ビクトリア州 メルボルン
身長:174cm
アメリカ人で広告会社の重役だった父と、オーストラリア人で教師をやっていた母のもとに生まれたケイト。しかし父親は彼女が10歳のころに心臓発作で他界し、母親の女手一つで育てられたのだとか。
身長174cmでスタイル抜群
身長は174cmと、美貌だけではなく完璧なスタイルも持ちあわせている彼女。中性的でマニッシュな役どころがハマるのもこのスタイルがあってこそ!
23歳から女優としてのキャリアをスタート
高校卒業後はあの名門メルボルン大学に進学し、美術史と経済学を専攻していたケイト。もともと絵が好きだったため美術史をとった彼女だが、シングルマザーで経済的に苦しむ母親を見てきたため、実社会で役立つ勉強をしようと経済学も選んだのだとか。
しかし在学中に偶然演劇に出会い、一気にその世界に引き込まれてしまった彼女は思い切って大学を中退。俳優の仕事で生計を立てる自信は無かったため「5年やって芽が出なかったらやめて大学に戻ろう」と決め、オーストラリア国立演劇学院へ入学。卒業後の1992年から舞台女優としてのキャリアをスタートさせた。
ゴールデングローブ賞・アカデミー賞の常連
舞台女優になると、予想に反してすぐさま芽を出した彼女は勢いそのままに1997年公開の映画『パラダイス・ロード』でハリウッド進出。そして翌年の主演作『エリザベス』ではゴールデングローブ賞主演女優賞を獲得&アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされ、人気女優への階段を一気に駆け上がった。
2004年の映画『アビエイター』ではアカデミー賞助演女優賞を受賞し、2013年の映画『ブルージャスミン』では主演女優を獲得するなどその後のキャリアも輝かしく、ノミネート数も多い彼女は“賞レースの常連”と呼ばれるように!
カンヌ国際映画祭の審査員長を務めた
2019年5月に開催された第72回カンヌ国際映画祭では審査員長を務めたケイト。実は、世界中で話題となった映画『万引き家族』の是枝裕和監督に最高賞“パルムドール”を授与したのも彼女。「並外れた映画です」と大絶賛し、是枝監督を交えた公式ディナーでも作品について熱く語っていたのだとか。
女性の権利向上を訴える「ウィメンズ・マーチ」を行った
さらにケイトは、82人の女優や運営を率いて「ウィメンズ・マーチ」を行い、映画界における男女格差や、多様性の欠如について訴えた。
マイクをとった彼女は、「私たちの職場が多様で公正で、今の世界をもっとも良く反映できるようになることを求めます。カメラの前だけでなく後ろにいる人も男性と肩を並べて前進していけるような世界です」と力強く語った。このような勇気ある行動や言動も、彼女が多くの女性から支持される理由なのかも。
でも実はネガティブな性格?
ポジティブで芯の強いイメージがあるケイト。実はとっても悲観的な性格なんだとか。というのも、『アビエイター』という作品でアカデミー賞助演女優賞を獲得した際、これがキャリアのピークになるのではないかと不安になり、パニックに陥ったという過去があるよう。そんな心配は不要なのに......!
SNSが大嫌い!インスタはやっていない
インスタグラムやツイッターに夢中なセレブが多いなか、アンチSNS代表として有名なケイト。「みんな常に自分の写真を撮って、“私のこと、好き?”と言わんばかりにその写真を人に見せている。病気みたい。みんな他の人がどう思うかだけを心配しているなんて」と、SNSにハマる人たちを痛烈に批判!
ケイト流、驚きの時短メイク
私生活ではメイクに時間をかけないというケイト。普段は地下鉄や車の中でパパっと済ませることが多いようで、動いている車の中でマスカラを塗るのはお手の物なんだとか。チークをつける代わりに頬をつねることで赤みをだすという技もあるそう。働くママがどれほど忙しいかが分かる......。
【若い頃】どの時代も美しすぎる
ここではケイトの若かりし頃から現在までをプレイバック! 美しくて自然な歳の重ね方に注目してみて。
【10代】世界に名が知れ渡る前
オーストラリアの国民的お菓子Tim TamのCMに出演していた当時17歳のケイト。この頃はまだ世間に名が知れていなかったが、このCMをきっかけに様々な仕事のオファーが続々舞い込んできたのだとか。17歳とは思えないエレガントな雰囲気に驚き......!
【20代】映画『エリザベス』でトップスターの仲間入り
(23歳)舞台女優デビュー
23歳でオーストラリア国立演劇学院を卒業後、舞台女優としてキャリアをスタートさせた。2年後には『ポリスレスキュー』という作品で映画デビューを果たす。
(29歳)出世作『エリザベス』に出演
29歳のケイト。彼女の出世作である『エリザベス』が公開されたのもこの年で、10代の頃と比べるとかなり洗練度がアップした気が。透き通るような白い肌も美しい!
【30代】実力派女優として地位を確立
当時35歳、アカデミー賞で助演女優賞を獲得したときの一枚。子供を2人授かり、私生活もキャリアも軌道にのってきたハッピーオーラ全開な彼女。仕事や子育てで生活もそれなりにハードになってきたはずなのに、髪や肌のツヤが全く失われていないのがすごい......。
【40代】キャリアも美貌も輝き続ける
40代に突入してもなお輝き続けるケイト。「年齢とともに自信がつくものだし、美しさは自分に自信をもつことから生まれるものよ」と、歳を重ねることをポジティブにとらえている彼女。変化を恐れず自然なままの自分を愛する、理想の歳の重ね方!
【結婚】夫はアンドリュー・アプトン。4人の子供をもつママ!
スクリーンの中のイメージが強いのか、私生活がなかなか想像できないケイト。ここではママとして奮闘する彼女の私生活を大公開!
夫は劇作家のアンドリュー・アプトン
ケイトの夫は、劇作家のアンドリュー・アプトン(Andrew Upton)。馴れ初めに関してはほとんど明かされておらず、1996年にテレビ番組のセットで出会い交際をスタートさせたことだけが明らかになっている。
今年で結婚22年目を迎え、ハリウッドを代表するおしどり夫婦と言われている2人。オスカー受賞時のスピーチでは、夫のアンドリューに対して熱い感謝の気持ちを伝えていた。
しかし2016年に、夫のアンドリューがシドニーで若い女性と親密にしていたとの報道が。なんとお相手は彼より23歳も年下の若手女優。2人はお互いにもたれかかったり、アンドリューが彼女の肩を抱いたりかなりスキンシップをとっていたとの証言も! 報道後、「離婚の危機なのでは!?」と騒がれたが、ケイトが許したのか今では仲の良い夫婦に戻っているよう。
4人の子供のママとして奮闘中!
ケイトは、18歳の長男ダシエル君、15歳の次男ローマン君、11歳の三男イグナティウス君、そして2015年に養子として迎えたエディスちゃんの4人の子供をもつママ。
しかし女優と子育ての両立は並大抵なことではないらしく、「無理!」とキッパリ。とはいえ、撮影現場に子供たちを連れて行く様子などもパパラッチされているのでケイトなりに努力しているよう。
【ファッションセンス】私服・ドレススナップ
私服の印象があまりないケイト。イメージ通りのクールな着こなしをしていることが発覚......! 誰もが思わずうっとりしてしまう、彼女のハンサムスタイルを早速CHECK!
私服
まろやかなレモンイエローのスーツセットアップも難なく着こなせちゃうのがケイト。ルーズな白シャツと白のショートブーツでさらに爽やかさに磨きをかけたら、スモーキーブルーのレトロなハンドバッグでキュートなアクセントをプラス。
鮮やかなグリーンのラインが新鮮なグレンチェックのコートを主役に、他のアイテムをすべて黒でまとめた好感度高めのスタイル。クラス感を高めてくれる黒のレザーショートブーツでコーデにリズムをつけて。
オーバーサイズのロングジャケットに、ブラウンのワイドパンツを合わせたメンズライクなスタイル。シルエットが緩やかな分、ベルトやポインテッドトゥパンプスなどの引き締め役アイテムを散りばめるのがお約束。オフホワイトのシャツとブルーのハンドバッグで爽やかさも忘れずに。
バルーン袖が可愛らしいとろみブラウスに、黒のフレアスカートを合わせた王道きれいめスタイルもさらりと着こなすケイト。丸いスタッズが個性的なクラッチバッグを添えてフェミニン一辺倒を見事に脱却。
クリーンな水色のシャツワンピースを、第一ボタンまで閉めて上品に着こなしたケイト。肌馴染みのいいベージュのパンプスで足元に抜け感をつくったら、大きなブラウンのハンドバッグでマニッシュな要素をひとさじ。
糖度高めなイエローのブラウスを、黒のパンツとパンプスでクールにまとめたスタイル。マストアイテムのサングラスと揺れるピアスでこなれ感たっぷりに飾って。
全身をオフホワイトでまとめたワントーンコーデ。柔らかい素材のワンピースにもかっちりしたジャケットを合わせて品のいいスタイルに落とし込むのがケイト流。ブラウンのハンドバッグがコーデの引き締め役に。
チェックのミドル丈コートに、黒スキニーとスエードショートブーツを合わせた品のあるカジュアルスタイル。きちんとコーデにあえてカラーサングラスをチョイスすることで親しみやすい印象に。
ケイトのブロンドヘアにベストマッチなベビーピンクのジャケットに、白のクロップドパンツとシャツを合わせたきれいめスタイル。手首と足首をチラッと見せることで軽快な雰囲気にまとまる。
ノンストレスで着られるのにきちんと感も叶うストライプのオールインワンは、子育て中のケイトもお気に入りのアイテム。白のレースアップシューズとスモーキーブルーのバッグを合わせてちょっぴりレトロな雰囲気に。
ほんのりツヤ感のあるプリントワンピースをさらりと身にまとった休日スタイルのケイト。足元もトングサンダルで力を抜いた分、バッグはかっちりしたボストンバッグをチョイスしてバランスを調整して。
ケイトのハンサムな雰囲気にぴったりマッチした艶のあるストライプのジャケットは、デニムと合わせて程よくカジュアルダウンさせるのが正解。黒のシャツとポインテッドトゥパンプスでとことん辛口にまとめて。
優し気なパウダーブルーのセットアップに、ドット柄のシャツを合わせたクールかつ遊び心のあるスタイル。トッズ(TOD’S)のハンドバッグとピンヒールは白で合わせて爽やかにまとめて。優しい色味でもとことんハンサムにまとめるのがケイトらしい!
ドレスアップ
2018年のカンヌ国際映画祭に、メアリー・カトランズ(Mary Katrantzou)の色鮮やかなカスタムプリントドレスで登場したケイト。ロマンティックなドレスと彼女のハンサムな雰囲気のギャップが◎!
こちらもカンヌでの一枚。カラフルなフリルが美しいドレスはジバンシィ(GIVENCHY)のもので、スカート部分の生地はすべて手染め、プリーツは手加工で施されているんだとか。ドレスの印象を引き立てるためにあえてアクセサリーは加えず、大胆に背中を魅せることで美しさを引き出したスタイル。
エレガントなホワイトフェザースリーブが目を惹くロングドレスは、ケイトの妖艶さを引き立ててくれる一枚。ショパール(CHOPARD)のダイヤモンドイヤリングで顔周りをさらにきらびやかに飾って、大女優の貫禄たっぷりなスタイルに仕上げて。
【映画】カメレオンぶりがすごい
どんなキャラクターもすんなり馴染み、見事に演じ分ける彼女はいつからか“カメレオン女優”と呼ばれるように。彼女の類まれな才能が光る主な出演作品をおさらい!
かっこいいと反響!『オーシャンズ8』ルー役
史上最強の犯罪ドリームチーム「オーシャンズ」を率いたカリスマ的リーダー、ダニー・オーシャンの妹デビーは5年8ヶ月の服役の末刑務所から出所。彼女は刑務所にいた間、ニューヨーク市メトロポリタン美術館で行われるファッションの祭典、メットガラで高級な宝石を一挙に盗み出すという壮大な計画を立てていた。
デビ―は犯罪プロフェッショナルである7人の女性に声をかけ、全員で前代未聞の計画を実行に移していく。
本作でケイトは、リーダーであるデビ―の頼れる右腕として活躍するルーを演じた。キャラクターのかっこよさはもちろん、ピタッとしたレザーのパンツやシャツを着こなす彼女がイケメンすぎると世界中で話題に。
ケイトの出世作『エリザベス』
1998年に公開された映画『エリザベス』。前王の異母姉メアリー1世が死去し、25歳の若さで王位を継承したエリザベス1世を演じたケイト。
この頃まだ知名度が低かった彼女だが、この作品でゴールデングローブ賞主演女優賞を獲得、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされ一躍トップスターの仲間入りを果たした。
ガラドリエル役が美しすぎる『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ
絶大な力を秘めた「一つの指輪」をめぐり、光と影がぶつかりあう壮大なスケールのファンタジー作品『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ。この作品でケイトは強大な力をもつ高貴なエルフ、ガラドリエルを演じた。
同じエルフ族のレゴラスを演じたオーランド・ブルームは、2018年に出演したトーク番組でケイトの第一印象について聞かれ「恋してたんだ。レゴラスもガラドリエルに恋していたし、僕も君が好きだったんだ」とまさかの告白。当時21歳のオーランドを虜にさせた当時32歳のケイト、凄すぎる!
神秘的な女性を演じた『キャロル』
1952年のNY。クリスマスシーズンのデパートの玩具売り場でアルバイトをしていたテレーズはある日、娘へのクリスマスプレゼントを探しに来ていたエレガントで美しい女性、キャロルと出会い心奪われる。
会う機会が増えていった2人は、お互い恋人や夫との関係がもつれていたこともあり、徐々に濃密な関係へと発展していく。生まれて初めて本物の恋をしていると実感するテレーズは、キャロルと共に愛の逃避行へと出発するが、この旅がきっかけで2人の運命は思いがけない方向へと向かっていくのだった......
本作でキャロルを演じたケイト。どこかミステリアスな演技はもちろん、美しい映像とこだわりの詰まったクラシカルな衣装にも注目。
裕福な暮らしから一変。転落していく女性を熱演『ブルージャスミン』
実業家である夫ハルとニューヨークで裕福な生活を満喫していたジャスミン。しかしある日ハルは詐欺罪の発覚により逮捕され、家もお金もすべて失ってしまう。結婚を機に大学も中退した彼女に生計を立てる術もなく、残るのは莫大な借金のみ。仕方なくサンフランシスコに住む異母姉妹のジンジャーの元に身を寄せるが......
本作で主人公ジャスミンを演じたケイト。どこか滑稽で悲しい女性を見事に演じきり、アカデミー賞主演女優賞を獲得。彼女の女優魂を改めて見せつけられた作品となった。
死の女神、ヘラ役を演じた『マイティー・ソー』
2017年に公開されたマーベル・スタジオの人気シリーズの第3弾『マイティ―・ソー バトルロイヤル』。強力な力をもつヘラによって故郷を奪われたソーが、ヘラの弟を含む仲間たちと共に型破りなチーム“リベンジャーズ”を結成し、故郷奪還のためヘラに再び戦いを挑む。
本作でほとんど無敵ともいえる死の女神・ヘラを演じたケイト。全編の8割がアドリブと即興演技で構成されているという本作だが、彼女は全くプレッシャーを感じることなく悪役の演技を楽しんだのだとか。