（1）妊活のためのセックスが苦痛
「結婚して5年。妻がそろそろ本気で子どもが欲しいと言い出し、妊活を提案してきました。もちろん、OKしたんですね。でも、軽く考えすぎていました。これが結構大変。妊娠しやすいタイミングがあって、その指定日に必ずセックスをしなければいけないんです。
飲んで帰って来ても、すぐには寝れずに、無理やりセックス。指定日に向けて体調を整えておくように言われ、機械的なセックスがおこなわれるようになりました。そのうち、妻とのセックスが苦痛でしかなくなってしまった。
結果、外に快楽を求めるようになり、不倫してしまいました」（36歳／メーカー）
セックスの目的が快楽を得ることではなく、子作りに変わってしまったんですね。
制限を設けられると、男性も不満が募る一方。それを外で解消するようになってしまったわけです。
（2）夜遅く帰っても何も言われない
「結婚した当初は、夕飯は一緒に食べるようにしていました。遅く帰っても、妻が待っててくれました。その状況が、時とともに変化。妻が僕を待たずに、ごはんを食べてしまうようになりました。
“遅くなるときは連絡ちょうだい”と言われていたんですが、その言葉も次第になくなっていき、ついには何も言われなくなりました。だったらいくら遅く帰ってもいいや……と思うようになり、帰りに店で一杯飲むように。
その店で知り合った女性と、いい関係になってしまいました」（32歳／公務員）
女性としては、あまり文句を言いたくない場面なのかもしれません。一生懸命仕事をしているわけですからね。
でも、男性としては、何も言われなくなると意外と寂しく感じるもの。心の隙間を埋めてくれる相手を、ほかに探してしまう場合があります。
（3）友人のススメ
「高校のときから仲良くしている友人がいます。今でもよく飲みに行ったりするんですね。あるとき、その友人がケータイに入っている写真を見せてきました。“彼女ができた”と言うんです。
見たら、若くて可愛い！ 実は、その友人も結婚しているので不倫。しかも、“生活にハリが出る”と俺にも不倫を勧めてくる。するとだんだん俺も、なんとなく羨ましく感じるようになってきてしまった……。
そして、その不倫相手の友だちを紹介してもらい、関係を結んでしまいました」（34歳／建築）
「友だちを見れば、その人の人となりが分かる」と言われます。
やはり、人間性の近い人と仲良くなるもの。親しい人物からの影響は受けやすい。行動なんかも似てくるものです。
（4）身近に手ごろな存在がいた
「昔からの飲み仲間のようなグループがあります。男女合わせて10人ぐらいですかね。僕は結婚したばかりのころはあまり参加していなかったんですが、3年ぐらい経って復活。頻繁に顔を出すようになりました。
そこである女性に言われました。“好きだったんですよ”って。まあ、なんとなく好意を抱かれているのは知っていたけど、彼女もいたので、何もなかったんです。
しかし、今はだいぶ状況が違う。妻と仲が悪いわけではないけど、もっと刺激も欲しい。ということで、その女性に手を出してしまいました」（35歳／IT）
「据え膳食わぬは男の恥」といったところでしょうか。まだ若さもあり、身近に手ごろな存在がいれば、手を出してしまうのも仕方ない。
かなりの精神力の持ち主でなければ、抑制はできないかも……。
（5）相談に乗っているうちに
「職場の後輩の女子社員に、仕事の悩みを打ち明けられたんです。仕事の内容やら、人間関係なんかの話でした。先輩らしく、丁寧にアドバイスしましたよ。すると、信頼できる人だと思われたのか、いろいろ相談を持ち掛けられるようになったんです。
仕事帰り、2人でよく飲みに行くようになりました。その子は別段、容姿がいいわけでもありません。正直、不倫なんてあり得ないと思っていました。でも、会っているうちにだんだん情が湧いてきてしまって……。気付いたら、そういう関係になっていました」（32歳／営業）
男は、女性の弱い部分を見せられると、守ってあげたいと思ってしまう。庇護欲がくすぐられるんですね。
相談をしているうちに恋愛関係に……という流れは、結婚していてもしていなくても、変わらないようです。
奥さんとの仲は悪くないのに、こうした落とし穴にハマってしまう場合もあるようです。できることなら、未然に防ぎたいところでしょう。
まずはコミュニケーションをしっかりとって、相手を取り巻く環境などを把握しておくことが大切だと思います。
Editor：Annu Ooki
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