彼氏に束縛されている女性って実際どれくらいいるの?
ある調査によると、約四割もの女性が「束縛されている」と感じているようです。束縛をされることで不自由や不愉快な思いをしている女性もいるようですが、実際は彼氏に対抗できずに悩み、仕方なく受け入れている人も少なくないとか。
二人の間でもっと信頼関係が築けていれば、彼氏が心配する機会も減り束縛が緩くなったり解消されたりするケースもあるようです。
彼氏が束縛してしまう場合の心理とは
ひとことに束縛といっても、その理由はさまざま。男性と女性でも束縛してしまう理由が違ってくるようです。束縛から解放される方法を考える前に、まず男性が恋人である女性に対して束縛してしまう主な理由を知っておく必要があるでしょう。
【1】嫉妬からくる束縛
最も多い理由は、男女間の嫉妬でしょう。彼女を愛するあまり、彼女の周りにいる男性の存在が気になってしまい束縛してしまうことが多いよう。また、自分は周りの男性よりも外見や内面で劣っているのではというコンプレックスや不安も嫉妬につながる要因となります。
彼氏自身に自信が持てない状態だと、彼女の言動に対して過敏に反応するようになり、他の人が大したことないと思う事もネガティブに解釈してしまうため、嫉妬する機会も多くなるようです。一番身近にいる存在の彼女が、彼氏のよい面を見つけて尊重することを習慣づければ、彼氏が自信をつけることができる場合もあります。
【2】独占欲からくる束縛
恋人は自分にとって特別な存在でいたいと思う気持ちは誰にでもあるかもしれませんが、その気持ちが高まり過ぎると危険な場合があります。「彼女を自分だけのものにしたい」「支配したい」といった思いが独占欲となり束縛につながるようです。
大事な彼女とはいえ、自分とは違う他人であることをしっかり認識する必要があります。
相手の人権や自由を尊重して、お互いに距離感が保てるような関係を築いていくことが束縛を解消するための大きな一歩となるでしょう。
独占欲が強い男性は、何かコンプレックスを持っている、他人に対して臆病になっている可能性もあります。日頃から彼氏のことを褒めてあげることで「あなたが一番」ということを伝えて自信を持たせるように努めてみるのもよいかもしれません。
【3】彼女への依存からくる束縛
他人への依存度が高い人も要注意でしょう。恋愛をしている間は、彼女への甘えが依存へとつながって束縛となるケースが多いようです。「キミがいないと生きていけない」と何もかも彼女に頼るのではなく、一人でも楽しく過ごせるように、自立した男性と恋愛をすることをおすすめします。
お互いが独立したプライベートな時間を持つことで、一緒に会った時の価値が高まり話題も多くなるものでしょう。プライベートな時間も大事なことを彼氏に理解してもらうために、しっかり話し合うことも大事でしょう。
束縛彼氏の主な行動パターン
束縛をしがちな彼氏は、ある共通した行動をとるようです。多くのカップルにみられる男性の行動をあげてみました。あなたの彼氏に当てはまる行動はないか、確認してみましょう。
【1】SNSでの束縛
束縛は、会わない時に発生するものですが、今や主なコミュニケーションツールとして日常的に利用しているLINEやFacebookなどのSNS上の束縛がよくみられるようです。
彼氏から勝手にスマホをみられたり、頻繁にメッセージが来て行動を逐一把握しようとしてきたり、メッセージで返事ができないと電話がかかってきたりと、束縛の方法はさまざまでしょう。SNSは友達や知人をつなぐ大事な連絡手段。なるべく早く彼氏の束縛を解消して、快適に利用できるように努める必要があります。
【2】遊びに行くときは質問攻め
「誰と何処に行って何をしたのか」をいちいち聞いてくるのも、彼氏による束縛の特徴です。帰宅後に彼氏から質問攻めにされることが多くなると、外出をすること自体が面倒くさくなり出不精になってしまう人も。
また、彼氏を安心させるために事前に行き先や会う友達の名前を知らせておいてあげても、嘘をついているのかもしれないと疑いの電話やメッセージが来ることによって落ち込んでしまう人もいるようです。
外出したときの質問攻めがエスカレートすると、常に監視していたい気持ちが強くなりストーカー彼氏になってしまう危険もあります。万が一の被害に遭わないために、彼氏との信頼を築いておくことを優先しましょう。
【3】後回しは許さない
自己中心的な彼氏によくあるケースですが、自分より仕事や友達を優先することを嫌がるのも特徴の一つです。
自分の要望を後回しにすることを許さない彼氏がいると、彼女の時間や自由のほとんど奪われることになってしまうでしょう。そんな彼氏に振り回されると、心身ともに疲れ果てて気持ちも冷めてしまうため、二人の関係は長続きしないことが多いようです。
彼氏の行動、どこからが束縛?
多様な価値観がある中で、一体どこからが束縛といえるのでしょうか。
束縛を受けた人が、どのように感じるかどうかが大事なポイントになるようです。
彼氏が自分の言動を束縛だと認識していない場合でも、彼女が不自由な体験をして不愉快な気持ちになるならば、それは立派な束縛になるでしょう。
彼氏が束縛してくる場合のベストな対処法4つ
彼氏が彼女を束縛する原因を確認した後は、束縛されたときにどうすればよいのか、対処法を知っておきましょう。
別れたい場合
彼氏に束縛してほしくないと伝えて話し合っても、一向に解決せずストレスだけが増す場合は、別れることを前向きに考えることをおすすめします。また別れを決心した場合は、上手に別れることも大事でしょう。
【1】別れたいと直接話す
別れたいという意思は、しっかり会って伝えることで誠意が伝わり彼氏も納得してくれるかもしれません。別れを切り出すと彼氏は反省するかもしれませんが、そこで緩まずに自分の意志を曲げないように気をつけましょう。
また別れ話がこじれて、万が一彼氏が暴力を振るわれてしまうなどの状態にならないように、自宅などの個室ではなくカフェや人気のある公園など公共の場所で安全に話をすることをおすすめします。
【2】自然消滅するようにする
彼氏と会うことをやめて、さらに連絡も絶つことで自然消滅につながることもあります。別れ話をして彼氏を納得させる自信がない場合は、彼氏の気持ちを荒れさせることなく自然消滅を選ぶのも一つの手段です。仕事や趣味で忙しい毎日を送っている彼氏にも、効果的な別れ方といえるでしょう。
時間が解決してくれることもあります。しばらく連絡を取らないことで、お互いのイライラや嫌悪感などが自然とおさまって円満に別れることができ、新しい恋に進むことができるかもしれません。
良い関係を続けたい場合
束縛をすること以外はよい関係を築いているため、今後も恋人関係を続けたい場合はなるべくお互いが納得できるまで話し合ったり、彼氏が束縛をしたりしないようにあなたの方が努力をしてみる必要があるでしょう。
【3】話し合う
彼氏がなぜ束縛をしてしまうのかをうまく聞き出して、その原因や意見を話し合ってみましょう。しっかり話し合うことで、あなたが理解できる部分も見つかって解決につながることもあるかもしれません。
また、二人だけのルールを作るのもおすすめです。必ずそのルールは守るように約束をすることで、彼氏の不安も軽減しあなたを信頼できるようになるでしょう。
二人の間に起こっている問題は、双方に原因があるもの。束縛を彼氏だけのせいにせずに、自分にも原因があるかどうかをしっかりと自省することも大切です。一方的に被害者意識を持つのではなく、彼氏と向き合って彼氏の真意を知ると、実は自分の言動に問題があったことがわかるケースもあります。
【4】すべて自分からやる
あなたの方から進んで努力することも大事でしょう。こまめに連絡し、誰と出掛けるのか、どんな友達がいるのかを全て話すなど、すべて自分からアクションを起こすことで彼氏が安心するようになり、束縛が緩くなる場合もあるようです。
また、あなたが積極的に改善しようと努めた様子を彼氏は見ていくうちに、あなたの誠意や思いやりが伝わり、束縛することをやめるかもしれません。
楽しい恋愛を取り戻そう
彼氏が束縛をしてしまうのは、単に彼氏が心配性なだけでなく、あなたに対する不信感など、それぞれに理由があるようです。
また、束縛の仕方や解釈も、カップルの関係性によってさまざまあるようです。
彼氏の束縛に悩んでいる人は、まずは彼氏がどうしてあなたを束縛してしまうのかを探ってみることから始めましょう。そうすることで信頼やコミュニケーションなど二人の間で起こっている問題点がみつかり、相手のことを深く理解するよいきっかけになるかもしれません。
二人でしっかりと話し合いながら束縛を解消する方法をみつけたら、すぐに実践することで相手に対する誠意や好きという気持ちも伝わってくるでしょう。実践を繰り返して束縛が解消されていくにつれ、以前の楽しい恋愛を取り戻すことができ二人の絆がさらに強くなっていくでしょう。