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「はじめとする」はどんなときに使う?意味や例文、漢字の書き方も解説
言葉の意味

「はじめとする」はどんなときに使う?意味や例文、漢字の書き方も解説

2021/08/15

〇〇をはじめとする、という表現はビジネスや公的な場でよく使われます。詳しい意味が分かっていないと、自分で使ってみようと思ったときに、使い方に迷うことがあるでしょう。はじめとするの意味・使い方・覚えておきたい言い換え表現などを紹介します。

「はじめとする」の意味

「はじめとする」の意味
出典:pexels.com

「はじめとする」という言葉は、文書や会話の中で見聞きする頻度が高く、何となく意味を知っているという人は多いかもしれません。意外と間違えやすい言葉であるため、正しい意味を押さえておきましょう。

複数の中から代表的なものをあげること

『〇〇をはじめとする、〇〇がある』というように、複数の中から代表的なものを取り上げる意味を持ちます。いくつかの候補がある中の一つを、例として紹介したいときに便利な言葉です。

取り上げたものの存在によって、後ろに続くものを想像しやすくなるでしょう。一つしか存在しないものを紹介するときには、ほかの候補がないわけですから、使えません。

たくさんの種類がある中でも、あえて文頭に持ってきて紹介したいものがあるときに使うと、相手にうまく印象づけられるでしょう。

▼例文

  • レモンをはじめとする、多くの柑橘類にはビタミンCが含まれる
  • 高級ブランドのシャンプーをはじめとした、豊富なアメニティーが用意されている

漢字ではどう書く?

「はじめとする」と聞いて二つの漢字の候補が思い当たる人は多いでしょう。『初め』と『始め』のどちらかで、迷ってしまう人は少なくありませんが漢字では『始めとする』と書きます
複数の候補がある中から代表して何かを紹介するシーンでは、物事の開始時点を意味し『何かが始まること』という意味の漢字を使用するのです。

「初め」は初回・初動・初公開など、初めて何かをする際に使い、はじめとするという言葉を使うときにはあてはまりません。月初・週初めというように、時間の流れの中で初めてという場合に使用すると覚えておきましょう。

「はじめとする」の言い換えや類語

「はじめとする」の言い換えや類語
出典:pexels.com

何か説明をする際に代表的なものを一つあげると、分かりやすくなることが多いはずです。『はじめとする』をほかの言葉に言い換える方法を知っておくと、よりその場に合った説明ができるでしょう。

「皮切りに」

「皮切りに」は『物事を始める最初』という意味があり、お灸をする際に皮膚が切られるように痛むことが語源です。元々、お灸をするときの用語として使われていたものが一般化したとされます。

『まず、〇〇から始まって』『最初に』という意味で使うことができ、さまざまな場面で出番がある表現です。物事の始まりを指して、何かを言い表す必要があるときに使用しましょう。

▼「皮切りに」を使った例文

  • 北海道を皮切りに、全国30カ所でイベントを開催します

「代表する」

「はじめとして」という言葉は『〇〇に代表される〇〇』というように言い換えても、意味が通じます。『最も象徴的なもの』をあげるという意味があり、代表者・学校代表など、絶対的な代表格であるものに対して使うことがポイントです。

例えば、『国を代表する人物』と聞かれて、中途半端な人をあげることは、ためらいを感じる人が大半でしょう。無名のものではなく、それなりの地位が認められているものを表したいときに、使うべき言葉です。

▼「代表する」を使った例文

  • 日本を代表する花に、桜をあげる人は多い

「筆頭に」

『代表として最もふさわしいもの』をあげたいときは『筆頭に』という言葉を使いましょう。たくさんの名前が書き連ねてある中でも、1番目にあがってくる人のことという意味があります。

例えば、企業を代表する人物としてあげるなら、社長が該当するでしょう。最も多くの株を持っている人は『筆頭株主』、戸籍の最初に記載されている人は『筆頭者』です。

▼「筆頭に」を使った例文

  • わが社は、社長を筆頭に〇〇大学の出身者ばかりだ

「はじめとする」の使い方・例文

「はじめとする」の使い方・例文
出典:pexels.com

言葉の意味が分かっていても正しい使い方が分からないと、社会人として恥ずかしい思いをしてしまいます。間違った発言をしてしまわないように、『はじめとする』の使い方をチェックしましょう。

ビジネスから公用文まで使用できる

「はじめとする」という言葉は『誰が読んでも分かりやすい表現』として、ビジネスや公文書で使用されることが少なくありません。公的な機関から発行される文書にも、よく使用されます。

日常会話で使うと、やや堅苦しい印象を与えてしまう恐れがありますが、プレゼンで客観的な表現をしたいときにも役立つため、正しい使い方を覚えておくとよいでしょう。

「はじめとする」の表現は多種多様

『〇〇をはじめとする』というほかにも、さまざまな言い回しが可能です。例えば、『〇〇をはじめとした』『〇〇をはじめとして』などの活用法があります。

代表的なものを強調したいときは『はじめとした』を使い、動詞につなげたいときは『〇〇をはじめとして、〇〇する』というように使用しましょう。

▼「はじめとする」を使った例文

  • 我が家の庭に生えているキク科の植物には、ガーベラをはじめとする多くの品種がある
  • 湾岸エリアには〇〇グループをはじめとした、多くの関連企業が立ち並んでいる
  • 〇〇さんをはじめとして、多くの芸能人に利用されています

まとめ

『はじめとする』の使い方をマスターすれば、ビジネスで相手に分かりやすく何かを説明したいときに役立つでしょう。公文書などにも用いられる言葉であるため、社会人として正しい意味や使い方を押さえておいて損はありません。

複数の中からどれか一つを取り上げて、後に続くほかのものがあるということをイメージさせる意味で使用します。『はじめとした』『はじめとして』などの活用法や、近い意味を持つ言い回しも覚えて、正しく使用しましょう。

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