「申し訳ございませんでした」の正しい使い方、知ってる?言い換え表現も紹介
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「申し訳ございませんでした」の正しい使い方、知ってる?言い換え表現も紹介

2021/08/11

『申し訳ございませんでした』という言葉は、何かミスをしたときに使いますが、間違えて使うと余計に相手の怒りを深くしてしまう恐れがあるため、正しい使い方を押さえておきましょう。詳しい使い方や、言い換え表現などを紹介します。

「申し訳ございませんでした」の意味

「申し訳ございませんでした」の意味
出典:pexels.com

『申し訳ございませんでした』は、あらたまって謝罪をするときに、決まり文句として使う表現ですが、詳しい意味を知らずに使っている人もいるかもしれません。言葉の意味と使い方について、見ていきましょう。

「申し訳ありません」のより丁寧な表現

人に謝るときの定番の言葉といえば『すみません』『ごめんなさい』『申し訳ありません』などですが、ビジネス上の関係で何かミスを犯したときは『申し訳ございませんでした』を使用することが一般的です。

「申し訳ございません」は、「申し訳ありません」という謝罪の言葉をより丁寧にした表現であり『言い訳できないほど悪いことをした』という意味です。

『ございませんでした』は丁寧語の『~ございます』を過去形にしたもので、公式の場で謝罪する機会を設けられたときなどによく使用されます。

▼「申し訳ございません」を使った例文

  • 取り返しのつかないことをしてしまい、申し訳ございませんでした
  • 商品を間違えて発送してしまい、申し訳ございませんでした

「申し訳ございませんでした」は間違い?

「申し訳ございませんでした」は間違い?
出典:pexels.com

「申し訳ございません」という言葉は、ミスをしてしまったときに必ずといっていいほど使いますが、意味について深く考えると、使い方に疑問を感じることがあります。文法上の間違いはあるのでしょうか。

過去形でもいいの?

その場で起きたミスを瞬間的に謝る場合『申し訳ございません』と現在形を使い、少し時間がたってから、あらためて謝る際には『申し訳ございませんでした』と過去形を使うことが一般的です。

その場で直接謝罪できる場合はよいですが、後からお詫びをするために来訪したり手紙を書いたりするシーンでは、時間が経過していることを考慮し、過去形で表現する場合が少なくありません。

後からミスが発覚し、謝らなければならないという場面は意外に多く、過去形を使うことは自然だといえそうです。その場の流れ次第で、使い分けるとよいでしょう。

二重敬語になっている?

申し訳は『言い訳』という意味を持つ名詞で、ございませんは『〇〇がない』という表現を丁寧にしたものです。二つを合わせると、言い訳できるようなことが何もないという意味になります。

丁寧語の『です』を過去形にした『でした』がついているため、敬語表現が二重になっていると考えることもできますが、『ます』と『です』は用法が異なることから、厳密には二重敬語としない説が有力です。

さまざまな考え方があり、間違った表現だとする説もありますが、すでに定着している慣用表現として広く使われていることを押さえておきましょう。

参考:敬語の指針 P.30|文化庁

言い換えられる「申し訳ございませんでした」の類語

言い換えられる「申し訳ございませんでした」の類語
出典:pexels.com

「申し訳ございませんでした」という表現以外にも、言い換えられる言葉はたくさんあり、それぞれに使える場面が異なります。類語の意味や例文などをチェックしましょう。

「すみませんでした」

職場で、同僚や関係が近い上司に自分のミスを謝るようなシーンでは『すみませんでした』が使われることが多いでしょう。『すみません』という謝罪の言葉を、丁寧にした表現になります。

しかし、個人の感覚に頼る部分が大きく、失礼だと感じる人もいるかもしれません。関係性が遠い相手に、重大な過失について謝りたいときには『申し訳ございません』を使用しましょう。

▼「すみませんでした」を使った例文

  • 先日は、ご面倒をおかけしてすみませんでした

「失礼いたしました」

重要度が低いミスや、あいさつをするときなどに使える表現です。謝るほどではないけれど、へり下った表現をした方がスムーズな場面で使用しましょう。

別れの場面でも「それでは、失礼いたします」と言って、その場を離れることができますし、ちょっとした手違いを指摘されたときなどにも使えます。

『失礼しました』を、より丁寧にしたものが『失礼いたしました』です。目上の人や、社外の人などにはこちらを使いましょう。

▼「失礼いたしました」を使った例文

  • 先ほどは来客対応中で電話に出られず、失礼いたしました

「陳謝いたします」

陳謝は『ちんしゃ』と読み、申し立てる・言葉で述べるなどの意味がある『陳』に、謝罪の『謝』を合わせ、謙譲語の『いたす』と丁寧語の『ます』を加えた言葉です。

謝るだけでなく『ミスに至った経緯』を説明したいときに使用します。理由や事情を何も伝えない場合に使用すると間違いになるため、注意しましょう。

▼「陳謝いたします」を使った例文

  • 先日の事故は整備不良が原因で起きたことをご報告するとともに、心から陳謝いたします

「お詫び申し上げます」

悪いことをしたと感じ、謝ることを意味する『詫び』に『お』をつけて丁寧にした表現です。『申し上げます』は『言う』の謙譲表現となります。

この二つを組み合わせた『お詫び申し上げます』は、目上の人や社外の人などにも使用できる謝り方です。口頭とビジネス文書のどちらにも使える表現なので、覚えておきましょう。

▼「お詫び申し上げます」を使った例文

  • ご注文いただいた品物の納品が遅れ、ご迷惑おかけしておりますことを、心よりお詫び申し上げます

まとめ

何か間違いをしたときにスムーズに謝ることは、社会人として必要なマナーです。『申し訳ございませんでした』は『すみませんでした』『失礼しました』などよりも、丁寧な印象を与えるので、使い方をマスターしましょう。

ほかにも、謝罪の意思があるときに使える言葉がたくさんあります。シーンに応じて使い分けると、よりその場に相応しい表現で謝罪の気持ちを伝えられるでしょう。

申し訳ありませんという表現ばかりだと、しつこい印象を与えてしまうことがあるため、近い意味の言葉を組み合わせて使うことをおすすめします。

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