「ご時世」ってどんな意味?使い方や「ご時勢」との違いも
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「ご時世」ってどんな意味?使い方や「ご時勢」との違いも

2021/08/13

よく耳にする『ご時世』という言葉の意味をきちんと説明できない人もいるのではないでしょうか?そこで、意味と合わせて間違えやすい『ご時勢』との違いも紹介します。類語についても触れるので、語彙力を高め状況に合う言葉を選べるようになりましょう。

「ご時世」の意味とは?

「ご時世」の意味とは?
出典:pexels.com

まずは、『ご時世』の意味を紹介します。「ご時世」は『ごじせい』と読みます。使い方についても確認しましょう。

「ご時世」とは「時が経つにつれて変化する世の中」という意味

月日の移り変わりを表す『時』と世の中を表す『世』が組み合わさったのが『時世』で、『時が経つにつれて変化する世の中』という意味があります。

例えば、昔は中高生が髪を染めるのは不良のすることのように思われていましたが、今では普通のことになっています。自分の子ども時代と現代が異なるように、時の流れとともに世の中は移り変わっていくものです。『ご時世』は、その時々の時代を表しています。

頭に『ご(御)』が付く理由は、二つ考えられます。一つ目は、『御国(おくに)』のように大きな概念への敬意を示しているという説です。二つ目は、『御前(おまえ)』のように皮肉を込めているという説になります。

「ご時世」はどんなときに使う?

主な使われ方は、3通りあります。まず、言葉の意味通りに『今の時代』を表すときに使います。『好ましくない』というニュアンスで使われることも少なくありません。

  • 今のご時世、男性でも育児休暇を取るのはめずらしいことではない
  • 不景気で賞与が減らされているご時世に、値上げは血も涙もない決断だ

具体的な原因などには言及せずに、『暗黙の了解』として使われることもあります。下記の例文では、相手が『何でも叩かれやすい傾向がある』と了承していると想定した内容になっています。

  • こんなご時世だからこそ、SNSへの投稿内容や言葉に気を付けるべきだ

また、社会や政治などを評価する際にも使われます。ネガティブなニュアンスで使われることが少なくありません。

  • 少子化と高齢化が進み、先行きが不安なご時世だ

「ご時勢」と「ご時世」の違いは?

「ご時勢」と「ご時世」の違いは?
出典:pexels.com

間違えやすい言葉に『ご時勢(ごじせい)』があります。どのような意味の違いがあるのか、分かりやすい例文とともに紹介するので、使い分けに役立てましょう。

「ご時勢」の意味

『勢い(いきおい)』という意味の『勢』が付いている通り、『ご時勢』には『移り行く時代の勢い』という意味があります。トレンドなど変化し続ける時代の動きを指します。

『ご(御)』と付けずに、『時勢』と使われることが多いのも違いの一つです。例えば、「時勢を読み取る力に長けていなければ、ビジネスで勝ち残れない」のようになります。世の中のトレンドを把握しなければ、ビジネスで勝ち残るのは難しいという意味です。

「ご時勢」の使い方で「ご時世」と比較

ご時勢の正しい使われ方を例文で紹介します。意味の違いを把握し、実際に使いこなせるようになりましょう。

  • かつて行列ができるほど人気だったお店ですが、ご時勢に合わずつぶれてしまった
  • 学校の教育方針は、時勢に合わせて変わっていくべきである
  • あのカフェでは、ご時勢に応じてプラスチックのストローが廃止された

「ご時世」の類語を紹介

「ご時世」の類語を紹介
出典:pexels.com

「ご時世」には、どのような類語があるのでしょうか?代表的なものを三つ紹介するので、語彙力を高め正しく使い分けられるようになりましょう。

時代

時代は、『ある目安で区切られた歴史的期間』を表す言葉のため、言い換えが可能です。

  • ささいなことでもパワハラだと言われる時代だから、言動には十分注意が必要だ
  • 高学歴でも就職が難しいなんて、若者にとっては希望が持てない時代だといえる
  • 高額な買い物なのにクレジットカードが使えないのは、かなり時代遅れだ

世の中

時世は『時がたつにつれて変化する世の中』という意味のため、『世の中』に言い換えが可能です。世の中には、『社会』や『世間』という意味があります。

  • 落し物が無事に戻ってくるなんて、平和な世の中だ
  • 小学生が犯罪に関わるなんて、恐ろしい世の中になったものだ
  • ネットに情報があふれている世の中なので、何が正しいのかきちんと見極めることが重要だ

風潮

風潮は、『時代の移り変わりとともに変わる世の中のありさま』という意味のため、言い換えて使用できます。その時代の社会の傾向を表すときなどに使われ、ネガティブなニュアンスを含むこともあります。

  • 組織の中では、場の空気を読み、権力のある者に忖度する風潮がある
  • 何でも差別だといわれる風潮があり、どんどん窮屈な社会になっていく気がする
  • 欧米では、無農薬で作られたオーガニック食品こそが健康にいいという風潮がある

まとめ

時世は『時が経つにつれて変化する世の中』という意味で、『移り行く時代の勢い』を指す『時勢』とは異なります。誤った使われ方がされていることも少なくありませんが、言葉を正しく使うことは社会人として大切なことでもあるので、間違えないように注意しましょう。

『時代』『世の中』『風潮』も似たような意味合いがあります。状況に合わせて適切な言葉を使い分けられるようになりましょう。

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