「ポテンシャル」の意味とは?使い方や類語・例文を紹介
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「ポテンシャル」の意味とは?使い方や類語・例文を紹介

2021/08/06

ポテンシャルという言葉は、ビジネスシーンだけでなく日常的にも使える言葉です。ポテンシャルの意味や使い方を正しく理解し、誤用せず使えるようになりましょう。ポテンシャルと似た意味の言い換え表現も紹介します。

「ポテンシャル」ってどんな意味?

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「あの人はポテンシャルが高い」と言われて、どんなイメージを抱くでしょうか。ポテンシャルの意味を知り、理解を深めましょう。

潜在能力や将来性のこと

ポテンシャルは英語で『potential』と書きます。『将来の可能性がある』『潜在能力がある』『発展性』などの意味を持つ言葉です。

今は表面的に出てきていない能力が、未来で発揮されるかもしれない、というイメージの言葉になります。可能性の問題なので、実際に能力が発揮されなくてもかまいません。あくまでも将来に目を向けた言葉といえます。

人はさまざまな可能性を秘めています。地上で命をかけてマンモスを追っていた古代から、私たち人間は知恵を駆使して空を飛べるまでになりました。人の秘めたる可能性、潜在能力を指して使われることの多い言葉が、ポテンシャルなのです。

ビジネスで「ポテンシャル採用」という言葉も

主に中途採用の場面で、ポテンシャル採用が選ばれています。ポテンシャル採用の主なターゲットは、若い年代(20代~30代前半)です。実務経験や前職の成果がなくても、本人のやる気や人間性を重視して採用する方法です。

応募する側から見たポテンシャル採用の主なメリット・デメリットは、以下のようなものがあります。

メリット:未経験でも雇ってもらいやすい。年齢・性別・学歴などは問われず、やる気や既存の社員との相性で判断してもらえる

デメリット:即戦力になる中途採用者と競い合わなければならないシーンでは、やる気だけだと不利になる可能性も 

人手不足が深刻な業界を中心に、ポテンシャル採用を積極的に行っている企業も増えてきています。

物理用語ではエネルギーを指す

ポテンシャルは、物理学でも使用される言葉です。『ポテンシャルエネルギー』や『熱力学ポテンシャル』などと呼ばれます。力学や電磁気学など、物理的な運動を表現する際にはひんぱんに出てくる概念です。

物体が運動する際には、その物体にすでに運動するための潜在的なエネルギーがある、と考えられています。これがポテンシャルエネルギー(位置エネルギー)です。

ボールを1mの高さから落とすと、重力に引かれて地面に落ちていきます。その際ボールには「1mの高さから地面へ落ちるためのポテンシャルエネルギーを得る」という事象が起きているのです。

このように物理学でポテンシャルとは、物体が運動するための潜在的なエネルギーと考えられています。

「ポテンシャル」の使い方

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ポテンシャルの意味が分かったら、次は実際にポテンシャルという言葉を使って会話をできるようになりましょう。日常的に使えるポテンシャルの使い方を紹介します。

ポテンシャルを発揮する

ポテンシャルは潜在的な能力なので、そのままでは現実に出て行きません。『ポテンシャルを発揮する』とは、秘められていた能力がリアルの世界で表現された状態です。

▼使い方の例

・彼は今回のプロジェクトで、ようやくポテンシャルを発揮することができた 

・私がポテンシャルを発揮できれば簡単に解決できる問題だ 

・周りの人たちの支えで予想以上のポテンシャルを発揮することができた 

『発揮』とは、秘めていたスキルや資質、感情などが表に出てきて能力が可視化され、明らかになることを意味しています。『ポテンシャル(秘めていた能力)』+『発揮(表面化し、十分に働く)』とイメージしてみましょう。

ポテンシャルが高い

ポテンシャル(潜在能力)が高いという表現は、『将来性にとても期待できる』『仕事や頼み事を与えればきっとやりとげるだろう』というイメージです。

▼使い方の例

・彼のポテンシャルは高く、将来性に期待できるのでこのプロジェクトを任せた 

・ポテンシャルが高い彼女にこの作業は物足りないかもしれない 

・兄はポテンシャルが高いのに実力を発揮できず、満足いかない結果に終わった 

ポテンシャルが低い、とも表現することができ、その際の例文は「彼のポテンシャルの低さではこの任務は難しい」「ポテンシャルの低さを努力でカバーする」などになります。

ポテンシャルが高い人とは?

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活躍が期待される人のことを『ポテンシャルが高い』と表現します。では実際に、ポテンシャルが高い人とはどのような特徴を持っているのでしょうか。

決断力や行動力がある

ポテンシャルが高い人は、普段から積極的、かつ行動的である人が多いでしょう。

秘めているだけでは『単なる可能性』で終わってしまいますが、自らが置かれている立場を理解し行動することで結果につなげていきます。

次に何をする必要があるか見極め、決断することも大切です。行動は、信頼を生み出します。その信頼を積み重ねてきた行動力があるからこそ、「次もやってくれそうだ」と人は期待し、それがポテンシャルの高さとなっていくのでしょう。

失敗から学び成長する

人が行動をする際、避けられないのが失敗です。完璧な人間などいません。大事なのは、失敗したあとの行動です。

ポテンシャルが高い人は、状況を俯瞰でとらえて、冷静に判断することができます。自らを省みて行動を修正していくことで、成長につながるのです。

失敗というマイナスな出来事でもカバーする精神性と自制心、成長意欲がポテンシャルをさらに高めてくれます。

自分自身を理解している

行動や判断は、やみくもにすればいいというものではありません。何か行動を起こす前に、まず自分の能力をきちんと理解していないと、目先のことに追われゴールを見失いかねません。

ポテンシャルが高い人は、自分自身が力を十分に発揮するために、『自分が何を得意としているか』を十分理解しています。常日頃から、自分の長所・短所を冷静に判断している賜物なのでしょう。

「ポテンシャル」の類語も紹介

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ポテンシャルによく似た意味を持つ言葉をご紹介します。いずれも将来に期待を寄せる言葉です。

「可能性」

可能性とは『ある出来事が現実のものとなりそうな見通しがある』ことです。『発展性の期待がある』『事実になりそうな見通し』などの意味を含みます。

ある物事が表面上、あるいは現実的にまだ現れてはおらず、将来に期待できるような状態のことを指す言葉です。

また可能性は、プラスの意味を持ちます。『可能性がある』というだけで、物事が成功する雰囲気を含んでいるのです。「絶体絶命のピンチだったが、乗り越えられる可能性がある」というような例文になります。

「素質」

素質とは『生まれつき持っている能力』『未来に発揮することが期待されている性質・能力』のことです。すなわち、先天的に備わっている能力のことで、その能力が将来発揮される可能性を秘めていることを示しています。

ちなみに、素質にもっとよく似ているのが『資質』ですが、こちらは『生まれつき持っている性質や才能、天性』のことを指します。素質は将来への期待感を含めているのに対し、資質は才能があることしか言及していない点が違いです。

まとめ

『ポテンシャル』という言葉は、将来の可能性を意味します。採用シーンでは、今持っている能力だけではなく、やる気や可能性を重視する『ポテンシャル採用』なども始められています。

ポテンシャルのイメージを知って、正しい意味で会話や文章に使ってみましょう。

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