コンシーラーが「浮く」「よれる」原因は?
肌悩みをカバーするためにコンシーラーを使っても、塗った部分が目立ってしまっては逆効果。浮いたりよれる原因は、 “乾燥”や“厚塗り”。事前のスキンケアと正しい塗り方ができれば、コンシーラーと肌の密着が高まり、浮くのを防ぐことができます。
【コンシーラーの使い方】浮くのを防ぐポイント3つ
コンシーラーを崩さないためには3つのポイントを押さえればOK。正しい選び方と使い方をマスターして、ベースメイクにもっと自信をつけましょう。
- 肌悩みや目的に合わせたテクスチャーを選ぶ
- コンシーラーを塗る順番を守る
- 塗りすぎに気をつける
【1】肌悩みや目的に合わせたテクスチャーを選ぶ
まず重要なのが、自分の肌や肌悩みにぴったり合った色とテクスチャーを選ぶことです。 コンシーラーのタイプは5種類。筆ペン・アプリケーター・クリーム・スティック・ペンシルの順にカバー力が高くなります。カバーしたい部分によって、カバー力の高さや密着力など重視するポイントが変わります。
- よく動かしたり、目元や口元など乾燥しやすいパーツ・・・やわらかいテクスチャーで保湿効果のあるコンシーラー(筆ペン・アプリケータータイプなど)
- シミなどの色が濃い肌悩みの箇所・・・クリーム・密着力が高いコンシーラー(スティック・ペンシルタイプなど)
【2】コンシーラーを塗る順番を守る
コンシーラーを使うタイミングは、ファンデーションのタイプによって異なるので注意。 パウダーファンデーションの場合はファンデーションの前、それ以外のファンデーションの場合はファンデーションの後にコンシーラーを使います。ベースメイクは、油分の多いものから少ないものへ順番に行うのが基本。順番を間違えてしまうと、よれやすくなるので注意しましょう。
【3】塗りすぎに気をつける
コンシーラーはファンデーションよりもカバー力があるため、厚塗りにしないことが鉄則。コンシーラーを塗った後には、ファンデーションを重ね塗りしないようにしましょう。
【肌悩み別】コンシーラーの浮かない塗り方・選び方を紹介
コンシーラーが浮いたりよれたりする原因は、肌とコンシーラーが密着していないため。肌悩みや顔のパーツに合ったアイテムを正しいやり方を守って使えば、「浮く」「よれる」とは無縁の肌に。
「くすみ」「赤み」はパーツごとにコンシーラーの質感を分ける
くすみや赤みは、ベージュ系の色でカバーするのが効果的。 顔のなかで動かない部分は硬めのスティックタイプ、動きやすいパーツやニキビのように凹凸がある箇所にはクリームタイプがぴったり。
【くすみや影の気になる部分に】
自分の肌よりもワントーン明るい色のコンシーラーを使います。小鼻や口角、目の下のクマ部分とCゾーンを明るくしましょう。立体感が強調され、ツヤのある小顔が叶います。
【小鼻や頬の赤み、ニキビに】
自分の肌色より少し暗めのイエローベージュ系のコンシーラーを使います。コンシーラーのタイプは、スティックやクリームがおすすめです。ブラシやチップでつけると密着力がアップ。カバーした部分には触れないように、コンシーラー周辺を肌になじませましょう。
▼理想のベースメイクを叶える人気アイテム
ザ セム(the SAEM)
theSAEM CPチップコンシーラー 1.25 ライトベージュ
@cosmeクチコミNo.1評価を獲得した、ザセムのコンシーラー。軽やかな質感なのにピタッと密着し、ひと塗りで気になる部分をしっかりカバー。
「シミ」「ニキビ跡」は周辺の肌色とマッチさせて
シミやニキビ跡のカバーには、周辺の肌色に合わせた色をチョイス。自分の肌色よりも明るい色を使うと、カバーした部分がかえって目立ってしまうので注意。 カバー力の高い、クリーム・スティック・ペンシルなど硬めのテクスチャーのコンシーラーで、ピンポイントにカバーしましょう。
- コンシーラーをカバーしたい部分にのせる。クリームの場合はチップやブラシを使い、スティックやペンシルの場合は直にコンシーラーをのせる。
- コンシーラーをのせたところの周囲をやさしく叩きこみ、肌となじませる。
「クマ」はやわらかいテクスチャーを点置き
クマが気になる箇所にコンシーラーを点置きしたら、ぼかすときはカバーしたい部分を触らないように、できるだけ少ない回数でなじませましょう。 目元はよく動くパーツなので、フィットしやすいテクスチャーのものを選んで。筆ペンやアプリケーターなど、やわらかい質感のものがおすすめ。広範囲に伸ばしすぎると目元だけが色ムラになってしまうので注意。
- クマの上にコンシーラーを4点置く。
- 1.で点置きしたコンシーラーを、目尻へ向かって繋げる。線でクマをカバーするイメージで。
- コンシーラーの外側を薬指の腹を使ってぼかし、肌となじませる。
- スポンジを使って油分をオフして、ムラをなくす。
▼《青クマ》を消し、いきいきとした目元に
エトヴォス(ETVOS)
ミネラルコンシーラーパレット
自分の肌色や肌悩みに応じて、色をカスタマイズできるパレット。天然ミネラルと植物由来オイルからつくられているので、敏感肌の方でも安心。
▼《茶クマ》を消し、明るくつややかな目元に
イヴ・サンローラン・ボーテ(YVES SAINT LAURENT Beaute)
ラディアント タッチ ハイカバー
保湿効果が高いので、ひび割れや粉浮きしやすい目元のカバーにも◎。明るさと輝きをプラスし、ひと筆で美人顔をメイク。
「ほくろ」は厚めにのせて、目立ちにくく
ほくろには、カバー力が高く、肌色よりワントーン暗い色のコンシーラーを厚めにのせて。立体感のあるほくろにはスティックやクリームタイプがおすすめ。硬めのテクスチャーが肌に密着し、よれを防ぎます。
- ほくろよりも少し広めにコンシーラーをのせる。スティックタイプの場合は、角の部分を使って直にのせてOK。
- 肌色に近い色のコンシーラーを1.と同じやり方でのせる。
- コンシーラーを塗ったほくろの外周の部分と肌との境目を指先でぼかす。
▼リッチなつけ心地でプロ級の仕上がりを実現
ナーズ(NARS)
ラディアントクリーミーコンシーラー(1244)
プロのメイクアップアーティストからも支持されている、大人気のコンシーラー。覆い隠してカバーするだけでなく、輝くようなつややかな仕上がりが特徴。
「毛穴」には薄く、クルクルと入れこむ
ファンデーションと近い色の硬めのコンシーラーで、毛穴の凹凸を埋めてフラットな肌づくりを。カバーしたいからといって、厚塗りはNG。毛穴の向きは一方向ではないため、さまざまな角度から丁寧に塗って、毛穴落ちを防ぎましょう。
- 頬の中心の毛穴が気になる部分に円を描くようにしながら、コンシーラーを塗りこむ。
- 下から上へ向かって指でコンシーラーを塗り広げながら、まわりの肌となじませる。
- 鼻のまわりにコンシーラーをつけ、指の腹を使ってくるくると円を描くようにのばす。
【対処法】コンシーラーが浮いてきてしまったら……?
「やっぱりヨレてしまった」「浮いてきてしまった箇所を直したら、カバーした部分が悪目立ちしてしまった」なんてときの正しい対処法をご紹介。 「乾燥」による崩れと「汗や皮脂」による崩れでそれぞれお直しの仕方は違います。正しい方法を知って、化粧したての美しい肌を取り戻しましょう!
「乾燥」崩れには、保湿
乾燥によって崩れた場合は、 ミストを吹きかけてから、ティッシュで軽く抑えるか手でやさしくなじませて。ミスト化粧水だと水分が蒸発しやすいため、吹きかけたあとにクリームなどの油分を重ねるか、オイルが配合された化粧水を使うと◎。最後にフェイスパウダーを重ねれば元通り。
「汗・皮脂」崩れには、ティッシュオフ
汗や皮脂で崩れてしまった場合は、 ティッシュで崩れている部分を軽く抑え、上からフェイスパウダーを薄く重ねます。よりきれいにメイク直ししたい場合は、乳液を使って崩れた部分を一度オフする手も。無造作にコンシーラーを重ねると厚塗りになってかえって悪目立ちしてしまいますが、始めからやり直すことでメイクしたときと同じように仕上げることができます。
【コンシーラーの使い方講座】人気アイテムをさらにCHECK
以下の記事でも「コンシーラーの正しい使い方」を解説しています。ポイントを抑えれば、毛穴・ニキビも簡単に隠せちゃう! 優秀コスメも多数掲載しているので、本記事と合わせて参考にしてみてくださいね♪