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人間関係

決めてからが大変…ドロ沼「離婚エピソード」3つ

2018/11/20

離婚を決意したとしても、すぐにそれが叶うわけではありません。いくら向こうに非があったとしても、すんなりとはいかないもの。決まるまでの間は、体力も使うし、精神もすり減ります。今回はそんな、悲惨な離婚エピソードについて、男女それぞれに語ってもらいました。

(1)逃げるように…

「夫はもともとお酒を飲むと暴力的になる人でした。子どもが産まれていったん落ち着いたんですが、しばらくしてまた復活。それからは、とにかく子どもを守ることに必死でした。怪我をすることも何度もあり、さすがにこのままでは身が持たないと離婚を決意。少しの間だけ実家に戻り、アパートを借りました。

それから離婚調停が始まったんですが、向こうは一切離婚を認めず、“戻ってきて欲しい”と言うんです。でも、絶対に無理。暴力に怯える日々には戻りたくない。殺されるかもしれないし……。そこからさらに訴訟に発展し、弁護士を立てて争うことになりました。それでも、すべて弁護士任せというわけでなく、資料などを集めなくてはいけません。ケガをしたときの診断書や家族の写真などを準備。

しかし、生活もありますから働きながらの作業です。肉体的にも精神的にも、だいぶまいってしまいました。そしてなんとか、離婚が成立。親権や養育費の問題も、満足いく形で終わらせることができましたが、そのときのダメージで今でも精神科に通っています」(34歳/女性/事務)

(2)悪いのは相手なのに…

「うちには6歳と4歳の子どもがいます。家族で平和に暮らしていたのですが、あるとき悲劇が……。なんと、妻の不倫が発覚したのです。相手は、妻の仕事関係の男でした。僕は絶対に許せなかったので、すぐに離婚を決めました。妻の責任なので、絶対に親権も譲るつもりはありませんでした。

しかし、向こうも親権は譲らないと、なんとも図々しいことを言う。調停に入りましたが成立に至らず、裁判で争うことになりました。さらに、揉めに揉めて家庭裁判所から高等裁判所へと移り、なんと親権は妻に渡るという結果に。養育費も、大学を卒業するまで払わなくてはならなくなりました。不倫をして家庭を壊し、子どもを奪った挙句、お金まで持っていこうとする妻。良心の呵責というものはないのでしょうか……」(36歳/男性/商社)

(3)落ち着いた生活ができると思ったら…

「元夫は放浪癖があり、あまりちゃんと働く人ではありませんでした。ようやく定職に就いたと思ったら、今度は浮気。これは子どもにも良くないと、離婚を決意しました。子どもは二人。夫からの養育費と、私の稼ぎがあれば生活してけるだろうと思っていたんです。しかし、離婚から一年が経ったころ、元夫から連絡が。“養育費を減額して欲しい”と言うんです。理由は、元夫が再婚し、その相手に子どもができたからだと。そんなの無理だと言うと、“養育費減額調停”というのを申し立てられてしまい、それが通ってしまったんです。

一気に生活は苦しくなりました。それから夜も働くようになり、子どもともほとんど顔を合わせることができなくなってしまった。なんのために離婚したのか、よく分からなくなりました……」(35歳/女性/フリーランス)

キレイにスパッと別れることができればいいですが、なかなかそうはいきません。お金や親権など問題が絡んでくると、命懸けといってもいい戦いが繰り広げられることに。離婚を考えたなら、それを乗り越える覚悟ができてから動き出すようにしましょう。

Editor:Annu Ooki

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