ティントの基本の塗り方&落とし方をマスターして、時短メイクの強い味方になる「眉ティント」や、高発色で色落ちしにくい「リップティント」をどんどん活用しちゃいましょう!
「ティントリップ」とは?
顔のパーツのなかでも印象的な口元を演出してくれるリップメイク。ナチュラルメイクにもしっかりメイクにも、リップは欠かせないアイテムといえます。そんな数あるリップのなかで、今トレンドとなっているのがリップティントです。そこで、まずは口紅やグロスとの違いやメリットなど、リップティントについておさらいしてみましょう。
口紅やグロスとは何が違うの?
・染まるようにしっかりと色づく
・唇の「温度、水分量、ph」に合わせて色が変化する
「ティント」は英語で「tint=染める」という意味があり、口紅に使われる有機顔料ではなく染料を使っていることが大きな特徴です。そのため、染め上げるようにしっかりと色づきます。
さらに、唇の「温度、水分量、ph」によって色が変化します。温度が高い・水分量が多い・phが低い(酸性に傾くため)と発色がよくなります。
落ちにくいからマスクも食事もOK
ティントは染料を使用しているため色の定着しやすく落ちにくいというメリットがあります。食事での色落ちやマスクへの色移りが気になりにくいのは嬉しいポイントですね。
種類が豊富で好みを見つけやすい
トレンドから定番に定着したリップティントは口紅やグロスと同様に種類が豊富なので、自分に合う物を探しやすいですよ。
<パックタイプ>
唇に塗って所要時間を置いてから剥がすだけで唇に色が定着する
<バームタイプ>
リップクリームのように伸びがよく使いやすい
<ウォーター(水分)タイプ>
水のようなサラッとした質感で、色の定着度が高い
<オイルタイプ>
オイルが配合されているため、ツヤ感や保湿力が高い
<グロスタイプ>
ルージュのようなキレイな発色とぷっくり感を備えている
【塗り方・落とし方】リップティントの基本
リップティントの種類や特徴が分かったらここからは早速実践です。しっかり色づくうえに落ちにくいので、塗るのも落とすのも難しい印象があるという人もいるかもしれません。ここでは、初めての人でも簡単にできる、基本の塗り方と落とし方を解説します。落ちにくいからといって無理にこすったりは禁物ですよ。
下準備で荒れない唇をつくる
・唇の皮むけを起こしている場合はスクラブで優しくオフ
・リップクリームなどで唇自体を保湿する
・唇の余分な油分をティッシュオフしておく
ティントリップをキレイに仕上げるには下準備も重要です。普通の口紅と同様にティントを塗る前にもきちんとケアをしてあげましょう。
基本の塗り方をマスターしよう
- コンシーラーやファンデーションで唇の色味を消す
- リップティントで唇の輪郭をふちどる
- 内側を塗って完成
お好みで最後に綿棒や指で唇をポンポンとなじませると、より自然な仕上がりに。リップティントは口紅よりもしっかり色づく分、塗り方によって口元の印象が大きく変わります。基本の塗り方を覚えておけば、トレンドのリップメイクが叶いますよ。
落とすときはポイントメイク用のリムーバーが便利
- コットンに適量を取り、リップティントとなじませる
- 重ね塗りしている場合は少し時間を置いた方がより落としやすくなる
- コットンでそのまま優しくふき取る
リップティント専用のリムーバーを使うと楽に落とせます。また、ポイントメイク用のリムーバーでもOK。崩れにくい下地やウォータープルーフのマスカラも合わせて落としやすくしてくれるので便利ですよ♪
使えるリムーバーはコレ!
▼メイク油をこすらずに浮かせて落とす
ビフェスタ(Bifesta)
アイメイクアップリムーバー
としやすくしてくれます。使う前によく振ってからコットンにたっぷり取り、メイクの上に20秒から30秒のせてなじませ優しくふき取ればOK。
▼メイクに素早くなじんで負担感少なめ
ソフティモ(softymo)
ラチェスカ アイメイクアップリムーバー
サラサラとしたべたつきにくいテクスチャーがしっかりメイクにじゅわっとなじんで、すっきりオフを実現。デリケートな口元や目元への負担が少ないのも嬉しいポイントです。
▼デリケートな唇や目元を保護して保湿
ナチュラグラッセ(naturaglace)
ポイント メイクアップ リムーバー
ツヤを与えるアルガンと、保護や保湿に優れるトウキンセンカを配合し、皮膚の薄い目元や唇を守りながらポイントメイクをオフします。
【リムーバーなし】リップティントの落とし方
しっかりメイクはできることならリムーバーで落とすのがベストですが、ちょうどきらしてしまっていたり旅先で持ってきていないときなどは他のもので代用ができるんです。そこで、ここではリムーバーが無いときでもリップティントを落とすことができる方法をご紹介します。万が一のときのために覚えておいて損はないですよ!
代用できるものは3種類
・クレンジングオイルを使う
・ヴァセリンを使う
・オリーブオイルを使う
どの方法を行うときも、落とす前には一度ティッシュオフをしてティントを落としやすくしておきましょう。
▼クレンジングオイルを使う
リムーバーに比べるとクレンジング力は劣りますが、時間を置きながら丁寧にオフすることでティントを落としやすくしてくれますよ。
▼ヴァセリンを使う
全身の乾燥対策に使えるヴァセリンも、ティントを落としやすくしてくれます。落としながら保湿もできるので一石二鳥!
▼オリーブオイルを使う
オリーブオイルはクレンジングオイルと違い、必要な皮脂を落とさないので乾燥肌の人におすすめです。純度が100%の方が肌への負担が少ないです。また、食用は酸化しやすいのであまりおすすめできません。
【クレンジングオイル・ヴァセリン・オリーブオイル】を使った落とし方
- 指を使って唇に弧を描くように優しく塗り込んでなじませる
- 重ね塗りしたメイクの場合は少し時間を置いた方がより落としやすくなる
- コットンやティッシュで優しくふき取る
肌への負担やつっぱり感を減らすため、落とした後は唇のケアを忘れずに。リップクリームなどで保湿してあげましょう。
【服についたティントリップ】の簡単な落とし方はコレ!
着替えのときやふとしたときなど、ティントリップを洋服につけてしまったという経験はありませんか? ティントリップの特徴は、何といっても落ちにくいこと。ゆえに諦めたことがある人もいるかもしれません。でも実は自分で手軽に落とす方法があるんです。手順もとても簡単なので試してみる価値アリですよ。
準備するもの
・カップ
・重曹・・・小さじ1杯
・酸素系漂白剤・・・小さじ3杯
・食器用洗剤・・・3滴
・ぬるま湯
・歯ブラシ
・タオル
どれもドラッグストアなどで手軽に買うことができるものばかりなので、いざというときのために揃えておくと便利ですよ。
落とすときの手順
- カップに重曹・酵素系漂白剤・食器用洗剤を入れてよく混ぜ合わせる
- ティントのついた箇所の下にタオルを敷く
- 1.の液をつけた歯ブラシでシミの箇所をトントンと叩き、下のタオルにシミを移す
- 歯ブラシを使いながら、ぬるま湯のなかですすぎ洗いをする
- 最後にいつも通り洗濯機で洗う
▼ティントのついた箇所の下にタオルを敷く
ティントのついた箇所の下に乾いたタオルを敷きます。このタオルにティントのシミを落としながら移していきます。
▼液をつけた歯ブラシでティントを叩いて落とす
重曹・酵素系漂白剤・食器用洗剤を混ぜ合わせた液をつけた歯ブラシで、ティントの汚れを叩くように落としながら下のタオルに移していきます。
▼洗濯機でいつも通り洗って乾かす
歯ブラシを使いながらぬるま湯のなかですすぎ洗いをし、最後に洗濯機でいつも通り洗って乾かしてください。
【眉ティント】も落とし方はリップと同じ?
ティントを取り入れたメイクはリップ以外にもあるのをご存知でしょうか? 忙しい朝など時短メイクの強い味方になってくれる、眉ティントです。基本的には眉ティントもリップティントと同じように、リムーバーを使って落とすことをおすすめしますが、他のアイテムでも代用は可能です。そこで、眉ティントの落とし方についてご紹介してます。
・ポイントメイク用のリムーバーを使う
・クレンジングオイルを使う
・ベビーオイルを使う
ポイントメイク用のリムーバーを使う
ポイントメイク用のリムーバーなら、肌への負担も少なく落とすことができますよ。眉毛だけじゃなくアイメイクやリップにも使えるタイプがおすすめです。
クレンジングオイルを使う
リムーバーまでとはいきませんが、ある程度まで落とすことは可能です。コットンにオイルをたっぷり染み込ませ、眉ティントになじませてから優しくふき取りましょう。
ベビーオイルを使う
こちらもクレンジングオイルと同様にコットンにたっぷりと含ませて、眉毛になじませながら優しくふき取ることでティントを落としやすくなります。
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眉・リップのティントの落とし方をマスターしたので、ティントアイテムをたくさん楽しみたいところ。以下の記事では、おすすめティントアイテムの塗り方・商品をご紹介しているので、