眉ティントは忙しい朝の時短メイクに一役買ってくれたり、リップティントは化粧直しの回数が減るなど、嬉しいポイントもたくさん♪
そもそも『ティント』って?
ティントを使ったメイクをマスターするために、まずはティントについておさらいしておきましょう。オルチャンメイやグラデーションリップの流行と共に、日本でもティントコスメがブームに。とはいえ、ティント自体をよく知らないまま使っているという人も多いのではないでしょうか? ティントの意味やメリット・デメリットを知ることで、より便利に、そしてより上手に使いこなしましょう♪
ティントの意味は「染める」
ティントは英語で「染める」という意味があります。口紅やグロスは有機顔料で表面に色をのせるのですが、ティントは染料を使って色づけるので落ちにくくなります。
メイクで使うのは「眉」と「リップ」
ティントコスメは主にリップと眉に用いられています。眉ティントは忙しい朝の時短や夏の汗落ちを回避してくれ、リップなら食事中も気になりにくく化粧直しも頻度を減らすことが可能です。
メリットとデメリットを知ろう
ティントにはメリットがたくさんありますが、実はデメリットもあるんです。うまく使いこなすには、メリットとデメリットのどちらも知ることが重要です。
▼メリット
・落ちにくい
・べたつきにくくつけ心地が快適
染料を使っているので落ちにくいというのが最大の特徴といえます。また、塗って色をのせるのではなく「染める」ため、リップにありがちなべたつきが少ないです。
▼デメリット
・色素沈着しやすい
・肌に負担がかかる
染めることで色素が沈着しやすくなるので、クレンジングできちんと落とすようにしましょう。とくに肌が弱い唇は色を染み込ませることによってかかる負担は小さくないのでケアすることもお忘れなく。
【眉ティント】の塗り方・落とし方
ここからは早速実践に移っていきたいと思います。まずは眉のティントから。汗をたくさんかく夏のシーズンやスポーツのときにもぴったり。また、自眉が薄い人や眉毛を書くのが苦手な人にもおすすめです。うまく書ける自信がない人は眉プレートを使うと自然にキレイな形を作ることができるので、こちらもぜひお試しあれ。
塗り方はとっても簡単!【4ステップ】
- 眉毛を塗りつぶす。
- はみ出た所を綿棒でふき取る。
- 時間を置く。
- ティントをはがす。
眉ティントは、塗って乾いたらはがすだけなので初心者でも簡単にトライしやすいんです。商品によって乾くまでの時間や色持ちの日数、筆先の細さなどが変わるので自分に合うものを探してみて。
落とすときはポイントメイク用のリムーバーでOK
- コットンに適量を取り、眉ティントになじませる。
- そのまま優しくふき取る。
ゴシゴシこすってしまうと肌に負担を掛けてしまうので、しっかりなじませてから優しくふき取るようにするのがポイントです。
▼リムーバーがないときは?
リムーバーほど落ちやすくはないですが、クレンジングオイルでも代用可能です。コットンにたっぷり取って、眉毛になじませてから優しくふき取りましょう。
おすすめの眉ティント
▼滑らかな書き心地で初心者でも書きやすい
フジコ(Fujiko)
フジコ眉ティントSV(03 ライトブラウン)
粘土が低くするすると書ける使いやすさを実現。自分の眉毛のような自然な色づきを叶えつつ、皮脂や汗や水に強いのも嬉しいポイントです。個人差はありながらも一度の使用で約3日持続します。
▼肌をケアしながら角質層だけを染め上げる
メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)
ブロウインク ジェルティント(01 ライトブラウン)
4種類の美容液成分(ローヤルゼリーエキス、ヒアルロン酸Na、アロエベラ液汁、水溶性コラーゲン)を配合し、色づけながら同時にケアもしてくれます。また、角質層だけを染めるので肌サイクルに合わせて自然にはがれ落ちます。
▼ティント専門ブランドでさすがの仕上がりに
ベリサム(berrisom)
ウップス マイブロウ タトゥーパック(03 アメリカノ)
こちらは韓国コスメのティント専門ブランド。太めの筆先でトレンドのナチュラルな太眉をつくることが可能です。大容量なのも高ポイント。
【リップティント】の塗り方・落とし方
リップティントは他の口紅やリップグロスよりも色の浸透力や色もちがよい分、塗り方次第では色ムラや厚塗り感が出てしまうことも。そこで、ここではリップティントの基本的な塗り方をレクチャーします。また、きちんと落としてケアすることで唇への負担を減らすようにしましょう。落としにくいからといって、ゴシゴシこするのはNGです。
基本の塗り方をマスター
- コンシーラーやファンデーションで唇の色味を消す。
- リップティントで唇の輪郭をふちどる。
- 内側を塗って完成。
お好みで最後に綿棒や指で唇をポンポンとなじませると、より自然な仕上がりに。最初慣れるまでは失敗を避けるため、リップティントの色づき方や質感に合わせて少しづつ塗るようにしましょう。
▼慣れたらグラデーション塗りにトライ
- コンシーラーやファンデーションで唇の色味を消す。
- リップティントを下唇の中央に塗る。
- 下唇のティントを上唇の中央にも塗り移す。
- 綿棒や指で唇の外側に向かってポンポンとなじませて完成。
厚塗り感を出さずにじゅわっと自然な血色感が出るように、唇の輪郭まで広げすぎないのがポイントです。
落とすときはリムーバーを使えば荒れにくい
ポイントメイク用のリムーバーなら、唇以外のアイメイクなどにも使えて便利ですよ。
- コットンに適量を取り、リップティントとなじませる。
- 重ね塗りしている場合は少し時間を置いた方がより落としやすくなる。
- コットンでそのまま優しくふき取る。
ティント専用のリムーバーがあるので、もちろんそちらでもOK。ティント専用のリムーバーは指で唇になじませて落とすものが多いです。
▼リムーバーがないときは?
ポイントメイク用のリムーバーが無い人はクレンジングオイルでも代用が可能です。
- 指を使って唇に弧を描くように優しく塗り込んでなじませる。
- 重ね塗りしている場合は少し時間を置いた方がより落としやすくなる。
- コットンやティッシュで優しくふき取る。
リームーバーと比べると少し落ちにくくなるので無理にゴシゴシこすらずに、優しく丁寧に落とすようにしましょう。
【リップティント5種類】のそれぞれの特徴をご紹介
落ちにくいことや、自然な血色感を演出できるリップティント。ここ数年で一気にトレンドとなって、今ではその種類もかなり豊富に出ています。ここではそんなリップティントの種類を詳しくご紹介します。リップティントを使ったことがある人も、これからチャレンジするという人も、自分の好みやシチュエーションに合わせてお気に入りのティントを見つけましょう。
・パックタイプ
・バームタイプ
・ウォータータイプ
・オイルタイプ
・グロスタイプ
『パックタイプ』は時短メイクにもなる
唇に塗って時間を置いてからはがすだけで色づきます。ベースメイクのあとにパックを仕込んでおけば、ポイントメイクやヘアセットをしている間にリップメイクが完成できるので時短メイクにも。
『オイルタイプ』はカサカサ唇を回避
オイルが配合されているため乾燥しにくく、仕上がりは軽め。発色が強すぎないので色もちは少し劣りますが普段使いにぴったりです。
『ウォータータイプ』ならより落ちにくい
水のようにさらさらとした質感で高発色かつすぐに浸透するため、より落ちにくいのが特徴です。色ムラになりやすいですがコツをつかめばキレイなグラデーションリップが叶います。
『バームタイプ』で手軽に取り入れて
バームタイプは伸びがよくリップクリームのような感覚で手軽に使えるので、初心者でも簡単に取り入れることができます。
『グロスタイプ』ならぷっくり唇が叶う
他のタイプに比べて発色は劣りますが、グロスのようなツヤと潤いを与え、塗りやすいので失敗も少ないです。
【韓国リップティント】のおすすめ《3選》
韓国で一足早くトレンドとなっていたリップティントは、数年前のオルチャンメイクの流行により日本でも一気に広まることとなりました。ゆえに韓国コスメのリップティントは抑えておきたいところです。しかも、韓国コスメはオシャレなものからガーリーなものまで、見た目のデザインがかわいいところもポイント高め。旬のメイクを取り入れるなら韓国コスメは外せませんよね♪
▼高発色の印象的な唇へチェンジ
エチュード(ETUDE)
パウダールージュティント(RD301)
鮮やかな発色とパウダーのような軽いつけ心地が特徴。クリーミーながらしっかり色づいてマットな仕上がりに。高発色なので印象的な唇が演出できます。
▼ワインボトルのデザインで気分を上げて
ラビオッテ(LABIOTTE)
シャトー ラビオッテ ワイン リップ ティント(CR01 ロゼコーラル)
フランス産高級ワインの成分「Sepivinol」を配合し、しっとりとしたつけ心地と唇の保湿を実現。見た目もかわいいワインボトルのデザインが、持っているだけで気分を上げてくれます。
▼光沢感と微細なラメでキラキラ輝く口元に
アピュー(A’pieu)
ジューシーパン スパークリングティント(CR01 オトメなナツメ)
キラキラと輝くラメにブラウンコーラルの落ち着いた色味で大人っぽさをプラス。4種類の保湿成分(リンゴエキス・桃エキス・ハチミツエキス・スクワラン)を配合しているので、唇に潤いを与えてくれます。
【プチプラリップティント】のおすすめ《3選》
ドラッグストアなどで手軽に買えることで人気の高いプチプラコスメからもリップティントはバリエーション豊富にラインナップされています。価格がお手ごろなので、リップティント初心者でも気軽にトライしやすいのも嬉しいところです。とはいえ、とにかく種類が豊富でどれから試せばいいのか選ぶのもひと苦労。そんな人におすすめしたいリップティントをご紹介します。ぜひお試しあれ。
▼使いやすいスパチュラヘッドと手ごろな価格が◎
キャンメイク(CANMAKE)
リップティントシロップ(04 ポピーシロップ)
ふわふわなスパチュラヘッドが唇のフィット感をUP。食事をしても落ちにくく発色もキープしてくれる、高コスパなティント。こちらの色はイエロー系レッドで、顔の印象を明るく見せてくれます。
▼透けるような色づきでナチュラルな仕上がりに
オペラ(OPERA)
リップティント N(01 レッド)
色を「乗せる」のではなく、自分の唇の水分量によって発色するので唇そのものの色のように仕上げてくれます。さらさらとしたリップケアオイルをベースにしているので伸びがよくストレスフリーな塗り心地もGOOD。
▼セミマットな質感だからオンもオフも兼用可能
セザンヌ(CEZANNE)
カラーティントリップ(CT2 レッド系)
質感は使い勝手のよいセミマットタイプなので、普段使いにもぴったり。また、チップが細めなので際が塗りやすいのもポイントです。
【デパコスリップティント】のおすすめ《3選》
上質なつけ心地と仕上がりを狙うならデパコスのリップティントもおすすめです。ラグジュアリーなブランドのコスメは、つけるだけで自然と気分も上がりますよ。ティント初心者でも丁寧なカウンセリングを通して自分に合いそうなアイテムを提案してくれるので、失敗する可能性も低くなります。自分にぴったりのティントを見つけたい人は是非!
▼つけていることを忘れる程に軽いつけ心地
ディオール(DIOR)
ディオール アディクト リップ ティント(451 ナチュラルコーラル)
つけていることを忘れてしまくらいに軽やかなつけ心地で、唇本来の潤う力を高めながら美しく色づいてくれます。また、潤いを保つグリセリンを従来のアイテムより多く配合し、乾燥しにくく潤いが続く仕上がりに。
▼真ん中のキスマークにティントを仕込んで
イヴ・サンローラン・ボーテ(YVES SAINT LAURENT Beaute)
ヴォリュプテ ティントインバーム(9 テンプトミーピンク)
中央のキスマーク部分にはティント、外側にはバームと、二重構造になっているため滑らかな塗り心地を実現。透明感と滲み出るような血色感で、一度塗ったらやみつきに。
▼保湿力はまるでリップクリーム並み
エクストラ リップ ティント(07 ベアパンチ)
ナチュラルなツヤ感やほんのり色づく仕上がりに加えて、たっぷり潤う保湿力の高さで気になる唇の縦ジワが目立ちにくくなるとか⁈
ティントの落とし方も合わせてチェック!
気になるティントは見つかりましたか? ティントは落ちにくく色持ちもいい分、メイクを落とすのが大変です。ティントメイクの落とし方も合わせてマスターしましょう! 以下の記事も合わせてチェックしてみてください。