よくある日常のNG電話応対
▼使い方例▼
相手「お世話になっております。××と申します。
●●さんはいらっしゃいますか?」
あなた「××様でいらっしゃいますね、少々お待ちください。」
あなた「お待たせいたしました。あいにく●●は外出中のため、折り返しお電話いたします。恐れ入りますが、ご連絡先をいただけますでしょうか?」
さて、一見問題なさそうに思えるこの電話応対ですが、どこに間違いがあるのでしょうか?
言い慣れたフレーズに要注意!答え合わせ
「相手の連絡先を聞く」という、電話応対の際によくあるシチュエーションですね。
「恐れ入りますが」などのクッション言葉も巧みに使いこなし、完璧のようですが、ひとつだけ直すべきポイントがあります。
よく聞くフレーズ「ご連絡先をいただく」、これは本当に正しい敬語でしょうか?
連絡先はあなたがもらうもの?
電話番号やメールアドレスを確認する際に、「いただく」や「頂戴する」という言葉を使っていませんか?「いただく」を、普段使っている言葉に直すと「もらう」になります。相手の連絡先はあなたがもらうものではありませんね。
今回のケースの場合、「ご連絡先を教えていただけますか?」や「お電話番号をお聞かせいただけますか?」が正解です。
同様に「お名前を頂戴する」も言ってしまいがちなNGワード。「お名前をお伺いできますか?」と確認できるとスマートですね。
電話美人を極める敬語のポイント
- 連絡先や名前などの相手の情報はもらう(いただく)ものではありません
- 普段使う言葉に直したときに意味が正しいのかを確認しましょう
なかなか気づかないことも多いのが電話での敬語ミスです。正しいビジネス敬語をマスターして、電話美人を目指しましょう。
Editor:Megumi Fukuchi