恋愛で味わった辛い経験
大人になると、学生の時より複雑で辛い恋愛を経験をしがちなものです。辛い恋愛の真っ最中には、幸せには手が届かないように見えます。
しかし、現在、幸せな恋愛や結婚をしている女性でも、過去に辛い恋愛を経験した人がほとんどです。辛い恋愛とは、どのようなケースが多いのか見ていきましょう。
彼氏に浮気をされた
恋愛には制約がありません。ある意味、結婚より信頼関係の上で成り立つ関係性といえるでしょう。その信頼を裏切る行為、浮気をされた経験はとても辛いものです。
浮気のシチュエーションによっても、傷は深くなります。「大事な記念日に浮気された」「自分の知人や友人と浮気された」など、ひどい浮気をする男性もこの世には存在するのです。
『男は浮気をする生き物』などと、うそぶく人もいますが、実際には浮気をしない男性のほうが多いのが現実です。どのような形であれ浮気ができるのは、パートナーだけでなく浮気相手のことも軽く見ている証拠です。
好きな男性が既婚者だった
さまざまな形の恋愛があるなか、不倫は辛い恋愛の一つといえます。しかし、出会った時や付き合い始めた頃、相手が既婚者だと知らずに始まったケースもあるでしょう。
好意を寄せる男性に、既に永遠の愛を誓った相手がいると知った時のショックは、言い表せないものだったはずです。この時点で、すっぱりあきらめる人もいれば、「いつかは自分を選んでくれる」と男性の離婚を待ち続ける女性もいます。
既婚者との恋愛は、相手の家族を犠牲にすることで成り立っています。そのことに罪の意識を感じられるうちに、関係を清算したいですね。
なかなか会えない遠距離恋愛
会いたい時に恋人に会えない恋愛はかなり辛いものです。時間や余裕のなさから会う機会が少ない恋愛は、話し合いや努力で解決に向かうことができるでしょう。 しかし、物理的に二人の間に距離がある遠距離恋愛は、努力だけでは解決できない辛さを抱えがちです。
現在は、インターネットサービスやスマホの普及によって、遠距離恋愛中でも電話越しに相手の顔を見ながら話せたり、恋人と生活の一端を動画や画像でシェアしたりもできます。ただし、恋人に直接触れることが叶わない辛さは今も昔も変わりません。
寂しい時や不安な時、相手を疑ってしまったり、会えない状況に耐えられなくなったりするのも仕方がないでしょう。
恋愛が辛い時に確認して欲しいこと
現在の恋愛が辛いと感じたら、次に紹介する三つの質問を自分自身に問いかけてみましょう。この恋に終止符を打つべきかどうか自然に見えてくるでしょう。
楽しいことより辛いことが多い?
恋愛は本来、幸せであたたかいものですが、辛いことや我慢する場面もでてきます。しかし、楽しい時より辛い時が多い恋愛であれば、続ける意味はあるのでしょうか?
ケンカや相手のわがままを聞いてばかりの恋愛をしていても、双方が疲れるだけです。不満や不安を話しても話し合いにならなかったり、パートナーから敬意や優しさを感じられなかったりする恋愛は楽しいと言い難いでしょう。
どんなに彼氏が好きでも、傷つくことが多い恋愛であれば、どこかで決着をつける必要があります。
未来を想像できない?
結婚が全てではありませんが、恋愛中のカップルであれば、2人の未来を思い描くのはごく普通のことです。しかし、彼氏との結婚生活が想像できない場合や、彼氏の子どもが欲しいと思えない場合は、すでに答えは出ているのかもしれません。
彼氏・彼女のどちらか一方が結婚自体したくないタイプや、不倫中など結婚までのハードルが高すぎる場合もあるでしょう。付き合っていても先が見えない恋愛であれば、早めに見切りをつけることも必要です。
片思い中や中途半端な関係性の人は、恋が実った場面を想像できるか、もしくは晴れて恋人になった時に順調な恋愛ができる相手なのかも冷静に考えてみましょう。疑問が残る場合は、新しい恋を探す方が得策といえます。
この恋は叶わない?
不倫や長年の片思いの場合、相手が自分だけを見てくれて、周囲からも祝福される恋人関係になれる確率はどのくらいでしょうか?改めて考えた時に、もし可能性が低いようなら叶わない恋だとあきらめることも大切です。
辛い恋をすっぱりとあきらめるのは、口で言うほど簡単ではありません。今まで、相手のためにしたことや振り回された経験などが全て無駄に感じますよね。
しかし、この恋を続けると一方で苦しむ人がいるケースや、そもそも付き合える望みが薄いケースでは、今後も心から幸せを感じられる可能性が低いです。「誰かをとても愛した大切な経験」と思えるうちに踏ん切りをつけましょう。
この恋愛をやめたい・別れたいと思ったら
恋に落ちるのは一瞬なのに、終わらせるのはシンプルにいきません。辛い恋愛を続けることより、やめたり別れたりする方が何倍もエネルギーを使います。どのような段階を踏むのがいいのでしょうか。
夢中になれることを見つける
恋が辛くなる理由の一つとして、『恋愛にばかり集中し過ぎている』ことがあげられます。辛い恋愛中は、誰しも陥りやすい状況ですが、行き過ぎると麻痺してしまったり、辛い原因がなんだったのかすらわからなくなったりしがちです。
一度、恋愛のこと考えるのはお休みして、他に夢中になれることを探してみませんか?新しいことに挑戦するのもいいですが、今の恋愛が始まる前に好きだったことや子どもの頃に得意だったことを思い返すのもいいでしょう。続けている勉強や趣味、スポーツに割く時間を増やすだけでも、生活に彩りが戻るかもしれません。
夢中になれることが他にあれば、辛い恋愛も一歩引いた目で見ることができるでしょう。本当に終わらせるべき恋愛なのか、もしくは辛い思いを我慢しても続けるべき恋愛なのか、おのずと答えが見えてくるはずです。
新しい出会いを探す
辛い恋愛で受けた傷を癒したり、リセットしたりするのには、新しい恋が一番効果的といえます。辛い恋愛をやめたり別れたりする前に、新しい出会いを探してみるのも一つの手です。
『新しい出会いを探す』とはいっても、すぐに新しい恋にシフトしなくてはいけないわけではありません。初対面の異性と出会う中で、現在の恋愛やパートナーの長所に気付くこともあるでしょう。
誘われた飲み会に顔を出したり、出会いの場に参加したりすることは世界や価値観を広げることにもつながります。新しく出会った人たちの話を聞くうちに、抱えている辛さの解決の糸口が見えることもあるでしょう。
辛い原因を話し合う
気持ちにある程度整理がついたら、パートナーと話し合うことも大切です。一人で抱えている時は悶々としたり、深刻になったりしがちですが、口に出してみるとスッキりしたり、相手から理解が得られたりする可能性もあります。
恋人である時点で立場は対等であり、パートナーの辛さを分かち合うべき存在のはずです。この恋愛をやめたい・別れたいと思いつめる前に、心の内を正直にさらけ出す方が、いずれ別れを選ぶとしても建設的といえます。
また、片思いや秘密の恋をしている人も、辛い時は信用できる友達に、気持ちを話してみましょう。辛い経験を人に聞いてもらうことで、あきらめがつくこともあります。
思い切って別れを告げて
悩みの出口が見えなかったり、相手が真剣に受け止めなかったりする場合は、この恋愛は潮時といえるかもしれません。カップル・片思いを問わず、思い切って別れを告げるのも賢い選択肢といえます。
ただし、別れをちらつかせて相手の注意をひいたり、反省させたりするのはどんなに辛い恋愛でもマナー違反です。「本気で別れてもいい」「その方が2人のためになる」と思えた時に使えるカードだとよく理解をしましょう。
まとめ
現在辛い恋愛をしていても、その後の行動次第でいくらでも幸せになることができます。恋愛で辛い時は愛される自信をなくし孤独に陥りがちですが、必ず抜け出す方法が見つかるはずです。
また、辛い恋愛や別れの経験は、今後の恋愛や人生において大きな指針になります。必ず幸せな恋愛ができると信じて乗り越えましょう。