（1）異性の幼なじみ
「彼女と付き合う前から、仲良くしている男友だちがいることは聞いていました。なんでもそれは、地元も一緒の幼なじみ。子どものころから知っているのだから、まあ、仲良くして当然でしょう。でも、あまりに仲が良すぎる。二人で出掛けることもあれば、夏休みや年末などは一緒に地元に帰る。さらに、誕生日にはプレゼントもくれるらしい。しかも、その男にはずっと彼女がいない……。それはもう、幼なじみだからというか、彼女のことが好きだから仲良くしているだけだと思うんです」マサト（仮名）／30歳
男女で友だち関係が成り立つのは、どこかに好意があるから……と思ってしまうのも仕方ありません。
相手が幼なじみなんて言われたら、口出しすることもできず、ジレンマを抱えることになります。
（2）交友関係が広い女友だち
「彼女があるとき、“面白い人と知り合いになった”って言ってきたんです。それは少し年上の女性らしく、交友関係が広い人なんだそう。特にマスコミ関係の知り合いが多くて、芸能界の裏情報とかをいろいろ知っているらしいんです。あるとき彼女が”その人と飲みに行ってくる“って言ったんですね。面白い話が聞けたら教えてね……ぐらいの気持ちで送り出したんです。その翌日です。感想を聞いたら、“女性がまた新しい人を連れて来た”と言うんです。できればあまり知り合わないで欲しい……」ケイ（仮名）／32歳
仲良くするのが女友だちであったとしても、そこから派生して誰と繋がるかは分かりません。
だから、自分が知らない交友関係を持つ女性は不安に思ってしまうようです。
（3）飲み友だち
「彼女はお酒が好きで、家の近くにあるバーによく飲みに行くんですね。そこで一緒になる客とも、飲み友だちとして仲良くしているみたいなんです。性別を問わず、年齢層も幅広いとのこと。たまに、男と彼女だけとかで飲みに行ったりするんです。彼女は、“飲み友だちだから”と心配ないみたいに言うけど、こっちはちょっと不安じゃないですか？ あるときです。彼女が“映画を見に行ってくる”と言って出かけようとしてたんです。“誰と？”って聞いたら、“飲み友だちと”って言うんですよ。それはもう、飲み友だちじゃないでしょう！」ショウ（仮名）／32歳
飲み友だちと、お酒を飲む以外の理由で会うとしたら、それは確かにもう飲み友だちではないかもしれません。
“飲み友だち”という言葉を、都合よく使うべきではないでしょう。
（4）夜の仕事の繋がり
「彼女は学生時代にキャバクラでアルバイトをしていたらしいんです。なので、今でもその繋がりがちょっとあるんですね。あるとき彼女が、“人が足りないから手伝って欲しいって言われた”と言うんです。短期間だけ働いて欲しいと言われたと。しかも、“時給四千円出す”と言われたらしく、すごく揺れてるんです。僕としてはイヤですよ。酒に酔ったおっさんたちの接客なんてして欲しくない。でも、男らしくないから“やめろ”とも言いづらい……」ミツキ（仮名）／29歳
男性としては、できれば彼女の交友関係のなかにいて欲しくはない相手であることは確かでしょう。
（5）信頼できる先輩
「彼女の職場に、よく相談にのってもらう先輩がいるそうです。新入社員のころから面倒を見てもらっていて、今でもお世話になっていると。彼女の職場は女性が多いので、それをてっきり女性だと思い込んでいました。あるとき彼女が、その先輩に“気晴らしにドライブに行こう”と誘われたと言うんです。こっちは女性だと思ってますからね。“行ってきなよ”と言いましたよ。ところが彼女が、“心配しないで”と言うんです。“先輩は結婚して奥さんもいる人だから”と……。そこで初めて先輩が男だと知りました。一気に怖くなりました」マサト（仮名）／33歳
信頼という感情が、いつ好意に変わるかは分かりません。むしろ、すでに好意を持っているから面倒を見ているのかもしれない。
そんな相手に、なるべく彼女を近付けたくはないと思うのは当然ですよね。
男はプライドが高い生きもの。なので、嫉妬していても、それをあまり表に出そうとはしません。心のなかで密かに思っている場合が多いです。
それが不満となり、積もりに積もって爆発してしまうことも。人間関係に関しては口を挟みにくく、その傾向が強くなるので、より気を遣った方がよさそうですね。
Editor：Annu Ooki
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