美容院へ行く前に!ヘアカラーのトーン・レベルを把握しよう
美容院へ行ったときに、トーンやレベルについて、ヘアカラーの際に「明るさをどうしますか」と聞かれ迷った経験はありませんか?
悩んでいたら、カラー見本などをその場で見せてもらえることもありますよね。
今回はそんなカラーレベルやトーンについて、徹底解説していきます。これで理想のヘアカラーをスムーズにオーダーできるようになれちゃうかも!
ヘアカラーでよく聞くトーンやカラーレベルとは?
画像は「カラーレベル」または「レベルスケール」と呼ばれ、髪の明るさレベルを表したもの。
美容院で見たことがある方も多いのではないでしょうか。
これは、それぞれの美容院ごとでカラーの明るさに違いが出ないようにと、日本ヘアカラー協会(JHCA)が基準を定めているんです。
カラーレベルスケールとカラーチャートの違いは?
カラーレベルスケールは明るさを表したものですが、色味を決めるために用いるのがカラーチャートです。
どこまでカラーレベルで明るさを上げるのか、または暗くするのか。何色にしたいのか。これをきちんと伝えると、美容師さん側もわかりやすく、きっと理想のカラーに染まるはず!
それぞれのカラーレベルの特徴を解説!
【カラーレベル1~6】黒髪・ダークトーン好きにおすすめ
日本人のバージンヘアーは、大体4〜6のカラーレベルと言われています。
つまり、カラーレベル1〜3は、青黒い程の黒髪を指すので、一般的に黒髪やダークトーンでカラーリングするときのカラーレベルは4〜と覚えておくと◎。
【カラーレベル7~9】ナチュラルな髪色にぴったりのトーン
ミディアムトーンと呼ばれるカラーレベル7〜9。
日本では、暗髪の指定のあるアルバイトや会社が多いですが、その規定は大体カラーレベル7、8が多いそう。髪色指定がある場合はこのカラーレベルを参考にすると規定範囲内でカラーリングが楽しめます。
【カラーレベル10~14】ブリーチなしで明るめカラーを楽しみたい方におすすめ
カラーレベル9を超えてくると、室内でも染めたかどうかわかる明るさになってきます。
カラーレベル11〜13は黄色味を感じる茶髪で、いわゆるハイトーンと呼ばれる部類に入ります。個人差もありますが、カラーレベル13前後まではブリーチなしでハイトーンのカラーリングができるんです。
【カラーレベル15〜20】ブリーチでさまざまなカラーに挑戦できる!
カラーレベル15以上の明るさにするには、一般的にブリーチが必要になります。元々の髪の明るさで異なりますが、ブリーチ1回で15レベルくらいまで明るくなります。
このカラーレベルは、スーパーハイトーンと呼ばれ、外国人風の透明感のあるカラーリングが叶います。
カラーレベル20は、髪に元々あるメラニン色素はほぼ無くなり、ほとんど白に近い金髪になるので髪を傷めたくない人は向きません。また日本人なら十分カラーレベル15までで、お好きな明るさとカラーリングをgetできますよ!
学生におすすめのトーンは6~7
学生生活を送る中で違和感なく受け入れられるおすすめのトーンは6〜7。校則によってできる髪色も変わってきますが、6〜7のトーンは地毛に近い自然な髪色や透明感を演出できるので、目立つ色にはできないという方におすすめです。
社会人におすすめのトーンは8~9
髪色が自由だったり、規定の髪色があったりと職種や職場の雰囲気によって適切な髪色は変わってきます。ほどよい明るさでカラーも楽しめるおすすめのトーンは8〜9です。ただ、意外なところで好ましくない印象を与えてしまうこともあるため、自分の職場での適切な髪色が分からないときは、上司に相談してみるのもいいでしょう!
イエベに合う髪色のトーンは5~12
イエベの方におすすめの髪色のトーンは5〜12。暖色系のカラーを選ぶといいでしょう。
『イエベ春タイプ』の方はトーンが暗すぎると印象が重くなってしまうことも。9トーン以上でイエローブラウンやオレンジブラウン、ミルクティーといった明るめのカラーがおすすめです。
『イエベ秋タイプ』の方は5〜9の暗めのトーンを選ぶと◎。ウォームブラウンやアッシュブラウン、オリーブアッシュなどのカラーがおすすめです。
ブルべに合う髪色のトーンは5~10
ブルべの方におすすめの髪色のトーンは5〜10。寒色系のカラーがおすすめです。
『ブルべ夏タイプ』の方は暗すぎると重く見え、明るすぎても浮いて見えてしまうことがあるので、6〜9トーンあたりを選ぶようにしましょう。おすすめのカラーはグレージュやラベンダーアッシュ、ピンクブラウンです。
『ブルベ冬タイプ』の方は5トーン以上のカラーを選ぶようにすると◎。とくにブルーブラックやブルージュといった青みが強いカラーや、バイオレットのような赤みが強いカラーがおすすめです。
髪色のトーンを決めるときに注意すること!
ここからは髪色のトーンを決めるときに注意しておくことを2つ紹介します。ぜひ参考にして、自分に合う色を見つけてみてください。
髪質に注意する
髪質により染めた時のカラーの見え方が変わってきます。そのため、髪質に注意してトーンを選ぶと◎。髪質が細くて柔らかい方は明るく見えやすく、太くて硬い方は暗く見えることがあります。髪質が細めの方はやや暗め、太めの方はやや明るめのトーンで染めるとやりたい髪色に近づくはずです!
色味や明るさに注意する
髪質だけでなく、色味や明るさにも注意して選ぶといいでしょう。髪に入れる色味は赤味が強い暖色の方が暗い印象に仕上がります。そのため、見え方とトーンの関係を上手に組み合わせながらカラーを選ぶようにすると◎。やりたい髪色が暖色の場合はやや明るめに、寒色の場合はやや暗めを意識するといいですよ。
【カラーレベル別】おすすめヘアカラースタイル一覧16選
【カラーレベル5】ダークトーン×ショートボブで洗練された雰囲気に
では、さっそくカラーレベル別に様々なカラースタイルを見ていきましょう!
こちらはダークトーンが魅力的なカラーレベル5のヘアカラー。
最近は、ショートボブにダークトーンを組み合わせるのがトレンドライク。ショートボブなら、ダークトーンでも重たい印象はなく、深みのあるヘアカラーがお似合いです。
【カラーレベル5】ダークトーンが艶っぽいあなたを演出♡
カラーレベル5のこちらのヘアカラーは黒染めとは違い、澄んだ印象のある暗髪が印象的。
パーマ×かきあげ前髪が、よりヌケ感を出してくれています。髪のカラーにあわせて、ファッションを選ぶのもすてきですね!
【カラーレベル6】地毛に近いトーンの清純派ヒロインに
日本人の地毛として多いのがこのカラーレベル6のヘアカラー。
清純派なおしゃれを楽しみたい方におすすめなトーンとなっています。髪色の赤みが気になる方にもぜひトライしてもらいたいヘアカラーなんです。
ちょっと色味を入れることで、地毛風のカラーリングが楽しめるのもうれしいポイントですよね!
【カラーレベル6】トレンドのグレージュに挑戦
この冬トレンドのダークトーンヘアは、カラーレベル5〜7で叶います。
こちらは、人気のグレージュカラー!ダークトーンでも、軽やかな外ハネボブで重たくならないスタイルに。
【カラーレベル7】ちょっとアカ抜けたいならインナーカラー
こちらも今年大注目のインナーカラー。
「全体のカラーレベルはダークトーンでも、少しだけカラーリングをして遊びたい」という方には、インナーカラーだけハイトーンにしてカラーリングするのがおすすめです。髪を耳にかけたときにチラ見えするのが、かわいらしいヘアスタイルに。
【カラーレベル7】やっぱりナチュラルがすき♡
ライトダークトーンのカラーレベル7のヘアカラー。
ナチュラルな暗さが魅力的で、日本人の肌の色にも馴染みやすいのがステキ。様々なファッションスタイルに合いやすく、人気のカラーリングが多数あるトーンとなっています。OLさんからも人気の高い髪色ですよね。
柔らかなトーンがなによりの魅力で、寒色から暖色までおすすめできるヘアカラーです。
【カラーレベル8】ベーシックなトーンになる定番ヘアカラー
ベーシックなのがこちらのカラーレベル8のヘアカラー。
赤系のメイクから明るめのピンク・オレンジのメイクとの相性が良く、女性らしいツヤっぽさもステキなヘアカラーなんです。
ブルージュやラベージュなどのトーンは、レベル8のヘアカラーで楽しむ方が増えているそう♡透明感が出やすい、少し暗めの柔らかな色合いが多いトーンとなっています
【カラーレベル8】透明感あふれるダークグレージュ
透明感のあるカラーレベル8のヘアカラー。
ベージュにグレーをプラスすることで透明感のある髪を演出できるため、人気のカラーとなってます。
やわらかみのあるこちらのカラーは、落ち着いた暗めのトーンでもおしゃれを楽しみたいという方におすすめ!
【カラーレベル9】光に映える魅力的なトーン
甘めな印象を受ける、カラーレベル9のヘアカラー。
ピンクや赤などのヘアカラーを淡く入れたい方におすすめのヘアカラーとなっていて、ブラウンの暖かみが生かされるのがステキなトーンなんです!
フェミニンな印象に仕上げたい方はぜひカラーレベル9での暖色ヘアカラーを楽しんでみて。
【カラーレベル10】メンズウケ◎!甘めに仕上がる恋っぽヘアカラー
カラーレベル10は、明るすぎず暗すぎないトーンです。
ブリーチなしで微妙なニュアンスを楽しみたい女の子にマストなヘアカラー。
マットな雰囲気で奥行きを出してみたり、赤みをほのかに楽しんだりするのも面白いカラーレベルのヘアカラーとなっています。ツヤ感を楽しみたい方は、カラーレベル10でのバイオレットがおすすめヘアカラーです。
【カラーレベル11】色味がわかりやすいうれしいトーン
カラーレベル11はオレンジの赤みがかわいいブラウントーン。
光が当たった時に入れたカラーが鮮やかに感じるヘアカラーとなっています。
肌のパーソナルカラーがイエベの方や明るめメイクが好きな方におすすめのトーン。ロングさんも重い印象を感じず楽しめるヘアカラーです。
【カラーレベル12】エアリーな柔らかいかわいさがステキ
ライトブラウンということで、かなり明るく感じるカラーレベル12のヘアカラー。
12〜13のカラーレベルですとアッシュ系がキレイに入るトーンなので、そうして赤みを抑えて透明感を楽しむのも◎。
脱色が早く、ヘアカラーの頻度を高くしてカラーリングを楽しみたい!という方におすすめのトーンです。
【カラーレベル13】外国人風のヘアカラーが叶う…♡
カラーレベル13前後は、かなり明るく割とどんな色味もわかりやすく入ってくれます。
大胆にカラーリングして個性を出してみたり、ダークトーンとハイライトをレイヤードして透明感のあるヘアカラーもおすすめ♪濃い色味を入れると、色落ちも楽しめるカラーレベルになってきます。
【カラーレベル14】アッシュカラーやグラデーションも楽しんで♡
コテをよく使う人はブラウンに染めた後に、毛先のほうだけどんどんカラーレベルが13、14になってるなんてことも。
はじめからグラデーションでカラーリングすることで、髪色にムラができにくいですよ!
ハイトーンのレベルの方は、紫やアッシュなど、黄色味や赤みを抑えてくれるカラーを混ぜて配合してもらうことで、抜けたときにきれいなベージュになりますよ♡
【カラーレベル15~】ブリーチで叶える透明感たっぷりのシルバーグレージュ
透明感あふれるカラーレベル15以上のカラー。ブリーチを1回することで、このようなシルバーカラーを楽しむこともできます。ブリーチをしたグレー系のカラーは色落ちの過程も楽しむことができるのでおすすめです!
【カレーレベル15〜】カラフルヘアーで個性爆発!
ブリーチをしてカラーレベルを15以上にすれば、カラーがきれいにはっきりと入ります。
色の入り具合がわかりづらい寒色カラーもしっかり発色してくれるので、全統奇抜カラーも◎、カラフルにいろんなカラーを楽しむのも◎。
たまには思い切って、大胆なヘアカラーにチャレンジしてみると気分もイメージもチェンジできるかも♪