【マスカラ基本の塗り方】ダマをつくらない“セパレート塗り”を覚えよう
マスカラがダマになるのは、根元から毛先への一塗りを何度も重ねてしまうから。「セパレート塗り」とは根元と毛先をわけて塗ること。それによってダマになりにくいまま、まつげを長くみせることができるんです。基本の塗り方を覚えて、毎日のメイクを楽しみましょう!
〈用意するもの〉
・マスカラ
・ビューラー
・コーム
・綿棒
STEP1:ビューラーをかける
最初にまつげをコームでとかしておきましょう。ビューラーは一か所ばかりに力をかけるとまつげが傷ついて切れやすくなってしまうので根元から中間、毛先にかけ3回に分けてやさしい力でカールを作りましょう。
このときマスカラ下地を塗っておくとカールの持ちがUP!
STEP2:マスカラを根元に当てて左右に軽く振る
このとき毛先までとかさないように気をつけて。マスカラを細かく揺らすことで液がまつげにしっかり絡まるので、根元をクッキリさせることができます。マスカラの液の量が多い場合は容器の内側に液を落としてから使うのが◎!
STEP3:根元からほんの少し振りながら毛先に向かってとかす
根元に液を絡めたら、そのまま細かく振りながらゆっくり毛先までとかします。このやり方で全体を塗りましょう。キレイに仕上げるポイントはなるべく一度で塗って重ね塗りを避けること。仕上げにトップコートを塗るとキレイなまつげをキープできます。
【下まつげの塗り方】も覚えておこう!
下まつげもセパレート塗りがオススメ。肌についてしまったり、束になったりしないポイントを紹介していきます♪
STEP1:根元にあてて軽く振る
目頭と目尻は仕上げにバランスをみながら少し塗るだけでOKなので、先に目の真ん中の部分から塗り始めましょう。根元に当てて軽く振り、液を絡めます。
STEP2:根元から少しだけ振りながらとかす
根元に液がついたら軽く振ってスッととかしましょう。下まつげは長さを出しすぎるとケバケバしい印象になってしまうので液を絡めすぎないように気をつけて。
STEP3:目じりは逆手で根元に当てて振る
小指側が顔の方に来るようマスカラを持つと、目尻の塗りやすさがUPします。先端の方を使うイメージで目元に当てて軽く振りましょう。
STEP4:軽く振りながらとかす
目尻は長くするとタレ目っぽい印象に、長さを出さないと丸目っぽい印象になるので気分によって変えてみるのもあり♪ 長くしたいときは細かく振りながらゆっくりとかして液をしっかり絡めましょう。
《POINT》:長さを出したいときは「先端」で少しずつのせる
さいごに全体のバランスをみながらマスカラの先端を使って長さを整えましょう。目頭は時間がたつとにじみやすいところなので軽くちょんちょんと塗るのがおすすめ!
マスカラが肌についてしまったときは乾いたティッシュではなく、少し濡らした綿棒でくるんと絡めとるとキレイにオフできます。
【一重・奥二重】マスカラでキレイな目元をキープする塗り方とは
ここでは一重さん、 奥二重さんが上手にマスカラを塗るためのコツをご紹介! 時間がたってもキレイな目元のままでいられるようポイントをおさえましょう♪
一重さんは「長さを出してからカールさせて」
一重さんはまつげの根元にまぶたがかぶっているので、ビューラーはまぶたがかぶっていないところからかけるのが◎。根元からかけるとまぶたの重みでカールが下がりやすくなってしまうので注意。
マスカラ液は根元から毛先までしっかり塗りましょう。毛先に集中して塗ると液の重みでまつげが下がりやすくなるので気をつけて。黒目の上と下をロングマスカラで塗れば、縦長効果で目を大きくみせられます。
- ビューラーは根元を外し、中間から毛先にかけて使う
- 液は根元から毛先まで均等につくように塗る
- 目の真ん中にボリュームをだして
奥二重さんは「長さとボリュームを出して」
奥二重さんは根元からビューラーをかけるとまぶたにマスカラがつきやすくなるので、まぶたにかぶらないよう、中間くらいからビューラーをするのがおすすめ!
マスカラを塗るときはまぶたが重なっている目頭は塗らず、黒目の少し横から塗りはじめると時間がたってもまぶたにマスカラがつきにくくなります。
毛先に長さを出すときはマスカラの先端を使ってすこしずつ足していって。
- ビューラーとマスカラは根元を外して塗る
- まつげの下面から塗り上げるとまぶたに付きにくい
- マスカラの先端で長さをだして
【マスカラの種類】は“液とブラシ”の2つをCHECKして
ここでは液のタイプ、ブラシのタイプのそれぞれの機能を紹介。機能を知っておくと買い物のとき自分に合うマスカラに出会う確率がぐんとUPします。ぜひ参考にしてみて♪
液のタイプ
まつげの仕上がりはマスカラの液のタイプによっても変わります。自分の目的に合う液をおさえて理想のまつげを叶えましょう♪
ロングタイプ・・まつげを長くみせられる
繊維がはいっているのものはまつげをバサッと長くみせられますがマスカラ初心者さんなどで「ダマになりやすい」という人や、1本1本がセパレートしている繊細な長いまつげにしたいという人は、液が軽いフィルム処方のロングタイプをチョイスしましょう。
ボリュームタイプ・・まつげを濃くみせられる
1本1本を太く、濃くしてまつげにボリュームを出せるタイプ。繊維入り・フィルム・ウォータープルーフの要素と組み合わさったものが多いので目的に合わせて選べます。ブラシは、まつげの広がりを出しやすいアーチ型がほとんど。
繊維入りタイプ・・しっかりついて、長さも出る
液の中に繊維が入ったタイプで「ファイバータイプ」ともいいます。まつげを長くみせることでできる反面、ダマになりやすいので塗った後にコームでとかしましょう。
フィルムタイプ・・カールをキープしやすい
油分でつくられていない軽い付け心地の液で「カールタイプ」ともいいます。カールが取れにくく、水・皮脂に強いのにクレンジングもお湯でするんと落ちますが、暑い日などはにじみやすいので、屋外にずっといるような日は避けましょう。
ウォータープルーフタイプ・・時間がたってもにじみにくい
汗や水に強いタイプの液。夏のアウトドアや、結婚式など涙を流しがちなシーンにはもってこいですが、クレンジングのときも落ちにくいので夜は綿棒やコットンを使ったりしてしっかり落としましょう。
マスカラの使用期限は意外と短く、約3か月ほどといわれています。目の粘膜に近いところに使用するものなのでできるだけ使用期限を守って買い替えることを心がけて。
ブラシのタイプ
マスカラは、ブラシによっても仕上がりが変わります。それぞれのブラシがどんな塗り上がりの印象になのかチェックしておきましょう!
アーチタイプ…まぶたに沿った形なので自然な広がりやカールがつくれる
コームタイプ…1本1本の毛流れがきれいに塗れる
ロケットタイプ…目頭・目尻・下まつげなど細かいところが塗りやすい
【お悩み】アイテムを使ってマスカラにありがちな悩みを解決
マスカラは毎日のように使うものですが「なんだかうまく決まらない」という方も多いのでは。ここではマスカラで起こりがちなお悩みの解決策をご紹介。アイテムの使い方・選び方を知って日々のアイメイクをより快適に♪
まぶたについてしまったら「綿棒」でリセット
化粧水を含ませた綿棒を汚れに当て、くるっとからめとるようにオフすると広がることなくキレイにリセットできます。乾いたままの綿棒は肌をいためるのでNG。汚れはついてすぐではなくあえて少し乾かしてからオフすると広がらずに取れます。
カールが取れやすいなら「下地・カールキープマスカラ」のW使いで改善して
- しっかりまつげの水分をとる
- マスカラ下地を塗る
- マスカラはカールキープのものを使用
- 根元からしっかり塗る
洗顔後の水気や化粧水の水分は、まつげに残ると後からカールが取れやすくなる原因に。洗顔後はしっかりまつげを乾かし、化粧水はまつげを避けて塗って。マスカラ下地・マスカラは「カールキープ」と表記されたものを選ぶのがオススメ!
▼カールキープ力抜群なマスカラ下地はコレ!
キャンメイク(CANMAKE)
クイックラッシュカーラー(クリア)
プチプラですがしっかりカールキープしてくれるマスカラ下地。クリアタイプだから濃くならずオフィスメイクにも◎。最近流行りのレッドやブラウンといったカラータイプのマスカラの下にも使えます♪
パンダ目になりやすいなら「フィルムタイプマスカラ」で回避
- 目元の油分をしっかりオフしてから塗る
- オイル系のマスカラは避けて
- お直しのパウダーは目のまわりにも軽くはたいて
「皮脂・マスカラの油分」を避けることが大事! 洗顔しても汚れが残りやすい目のキワは、メイク前に綿棒で目のまわりの汚れや油分を取っておいて。
リキッドタイプのファンデは目のまわりを避けて塗るのがオススメ! マスカラはウォータープルーフなどの油分の多いタイプでなく、フィルムタイプのものを使うと◎。午後のお直しは目の周りにもパウダーをはたいてサラサラにするとベタベタにじみを回避できます。
▼デキるマスカラコートはダマまで整える
ノーブル(STYLE+NOBLE)
お直し用ダマ取りマスカラコート
朝のマスカラの仕上げはコームでとく代わりにマスカラコートを使って。ダマを整えつつコーティングしてくれるので、仕上がりがキレイで持ちもアップ! お直しにも使えて一石二鳥。
逆まつげが気になるなら「液が軽いマスカラ」を選んで
逆まつげの人はカールキープ系のマスカラを使ってまつげをカチッとホールドしましょう。液の「重み」があるオイル系・フィルム系の液は時間がたつと下がってきやすいので避けることをオススメ。
▼軽い付け心地のマスカラならコレ!
リトルレディリュクス(LITTLE LADY LUXE)
ビューティーフィルム(ブラック)
付け心地が軽くナチュラルな仕上がりのマスカラ。カールキープ力も備わっているので時間がたっても逆まつげに戻りにくい!
【なりたい印象別】でマスカラの塗り方を変えて脱マンネリ!
自分のアイメイクがマンネリ気味という方はコーデや気分に合わせ、塗り方や色みを変えてみるとアイメイクがもっと楽しくなるかも! ちょっとしたポイントをおさえて日々のメイクに取り入れてみて♪
丸目にするなら「瞳の上下のまつげを長めに」
丸くパッチリな目にみせたいときは瞳の上下のまつげが一番長くなるようにマスカラを塗って。しっかりカールさせるとドーリーで魅力的な目元になれちゃう。
たれ目にするなら「目尻の下まつげを濃いめに」
たれ目っぽくしたいときは目尻の下まつげを長めに濃く塗るのが◎。上まつげは短めに塗ると下まつげの印象が増します。甘い雰囲気のコーデやピンクメイクとの相性◎!
ネコ目にするなら「目尻を長く塗って」
猫目っぽくしたいときは目尻側の上まつげをハネ上げるイメージで長く塗って。目頭や瞳の上のまつげは濃く短めに。ビューラーも目尻をグイっと上げるとより◎。笑顔が映えるキレイ可愛い目元に!
目の印象を変えたいなら「カラーマスカラを使って」
▼「カーキ」は濃いめに塗ってもふんわりとした印象に
まつげはがっつり濃く長くしたいけどケバくはみせたくないという方はマスカラをカーキに変えてみて。がっつりマスカラを塗ってもクッキリしすぎずふわっとデカ目に。黒髪やブラウン、アッシュ系の髪など幅広い髪色に合わせられます。
▼「レッド」は血色感が出てうるみ目っぽくみせられる
レッドのカラーマスカラは旬な人気カラー。粘膜っぽい色みなのでうるみ風に目を大きくみせられます。ガラッとメイクの雰囲気を変えてみたいときはまつげをレッドにするだけで成功!
【ビューラーなし】でもマスカラですだれまつげの凛とした目元に
ビューラーなしでつくれる「すだれまつげ」を知っていますか? 伏し目になったときや、横からみたときなど、アンニュイな色気をだせるということで最近ひそかにブームになっているまつげなんです。オシャレ女子にはぜひ試してほしい!
1.まずまつげを下向きにとかして整える
最初にまつげをコームやブラシでとかして整えます。
2.毛先に向かって細くなるように塗る
マスカラを根元にそえて小刻みに揺らしてから、毛先に向かってまっすぐ下向きにとかしていきます。ポイントは根元にしっかり液をため、毛先に向かって細くなるように塗ること! ダマにならないよう重ね塗りをさけ、一度でスッととかしましょう。
3.〈完成〉カールまつげとの違いもCHECK!
すだれまつげは落ち着きのあるクールな印象に。下がったまつげで目のふちが濃くなるので、くっきりした目元にみせられるのが魅力。
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マスカラの「塗り方」「選び方」「落とし方」を以下の記事でも解説しています。さらに知識を深めることで、一層魅力的な愛されEYEを手にすることができるかも♪また、いま話題の「透明マスカラ」についても特集しているので、そちらも見逃し厳禁! ぜひ本記事と合わせて、参考にしてみてくださいね。