【切り方】で韓国のボブヘアらしさが生まれる
最近ブームの「韓国っぽ!」なヘアスタイル。じつは、日本の定番ボブスタイルとは少し違うカットの仕方になるのをご存知でしたか? ここでは、韓国ボブの特徴や日本の定番ボブスタイルとの違いを徹底解説。大きな違いを理解して、美容師さんにオーダーするときの伝え方のヒントにしてみてください♪
キーワードは「毛先重ため」!
まず、なんといっても韓国女子っぽいシルエットを手に入れるためには、毛先重ためが大事なキーワード。日本のボブは毛先にかけてレイヤーを入れたりして軽くしていくのが主流。なのでいつも通りオーダーすると全然違うものになってしまいます。理想のヘアスタイルの写真とともに「毛先にかけて重たく厚めに仕上げて」と伝えてみましょう。
「ノーレイヤー」で均一にカット
韓国ボブは均一に切り揃えられたラインが重要なんです。レイヤーは入れずざっくりとしたカットで仕上げてもらって。ただし、元の髪の量や毛質によってはレイヤーが必要な場合もあるので、美容師さんに相談するのがベター。
【タンバルモリ・タッセルカット】ふたつの韓国ボブヘアの違いとは?
韓国ボブといえば「タンバリモリ&タッセルカット」の2種類。そもそも、タンバルモリとタッセルカットの違いとはなんでしょうか? この2つは似ているようで、実はまったく印象が異なるヘアスタイルなんです! ここでは、具体的な両ヘアの違いについて解説していきます。
タンバルモリとは丸みのある「韓国風おかっぱボブ」
韓国ヘアブームの火付け役である「タンバルモリ」。一度は耳にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。タンバルモリとは、日本でいうおかっぱボブのこと。ただし、日本のおかっぱボブよりも毛先を重たくしていて、丸みがあるのが特徴。
▼タンバルモリが似合う人は「面長・逆三角形」タイプ
毛先が重く丸みがあるタンバルモリは重心が横に広がるため、面長さんによく似合うんです! また、逆三角形さんも気になる顎のラインにボリュームがでるので顔の形がカバーされて◎。逆三角形さんは前髪なしにすると輪郭が強調されず自然に馴染んでくれます。
タッセルカットとは「韓国風切りっぱなしボブ」
タンバルモリから派生して、タンバルモリよりも人気になったヘアスタイルがこちらの「タッセルカット」。こちらは日本でいう切りっぱなしボブのこと。バッグや靴についているタッセルのように切り揃えられているのが特徴。タンバルモリと同じく毛先を重たく切り揃えるのが韓国流!
▼タッセルカットが似合う人は「丸顔・ベース型」タイプ
すとんと落ちるシルエットなので丸顔さんと相性がバツグン! 横の丸みを削ってくれるので、横髪は耳にかけずおろすのが正解。また、前髪なしのタッセルカットならベース顔さんにもよく似合うんです。輪郭を縦長にみせつつベースの角ばったところを隠してくれるのがうれしい。
【韓国ボブの巻き方】はタンバルモリ・タッセルカットで変えて!
タンバルモリやタッセルカットは、そのままでももちろん可愛い! でも、巻き髪でさらに可愛くなれちゃうんです。ここからは、タンバルモリとタッセルカットにおすすめの巻き方を徹底解説します。
《共通》まず巻く前のベースつくりが大切
まずは、巻く前にしっかりブローをして髪を完全に乾かして、表面と内側の髪をそれぞれブロッキングしておきましょう。オルチャンなヘアスタイルをつくる上での大事な土台となります。
《タンバルモリ》おすすめスタイリング方法
▼Cカール
まずは「タンバルモリといえば!」というくらい王道の巻き方、Cカール。ボブの毛先を内側に巻くヘアスタイルのこと。ただ内巻きにするのではなくブロッキングした髪をまいてあげるのがコツ。アルファベットのCを意識しながら巻いていって。
▼ムルギョル巻き
ムルギョルとは日本語で「波」。聞き馴染みのあるウェーブヘアのこと! コテやアイロンで内巻きと外巻きを繰り返してつくるのでとっても簡単。コツとしてはブロッキングをして束感を意識することと、あまりトップまでは巻かずに中間~毛先までにしておくのがポイント。
《タッセルカット》おすすめスタイリング方法
▼Sカール
続いてはタッセルカットのおすすめスタイリング。王道Sカール巻きは、日本でいう「外ハネヘア」のこと。ストレートアイロンで手首をスナップさせるように、外側に巻いていきます。毛先が水平になるように巻くのがポイント。
▼立ち上げバング
伸びかけの前髪の人にぜひやってほしいヘアスタイル。髪を湿らしてドライヤーで乾かすときに、流したい方向とは逆の方向に風を当てていきます。最後はふんわり顔まわりの髪と馴染ませたら完成。温風のあとに冷風をあてると固定されやすくなるので試してみて!
【前髪あり】なら断然“シースルーバング”
タンバルモリと同時期にトレンドになった髪型といえば、「シースルーバング」。透け感のある前髪のことで韓国のアイドルはもちろん、日本のアイドルやモデルもこぞって取り入れて話題になりました。「タンバルモリ」や「タッセルカット」はワンレングスで全体のシルエットが重ためなので、透け感のあるシースルーバングとの相性が抜群なんです! 最近のシースルーバングはさらに進化していていろいろなパターンがあるのでぜひ、チャレンジしてみて!
束感のあるシースルーバング「チョッピーバング」
シースルーバングに束感を加えた前髪がチョッピーバング。カジュアルスタイルとの相性が抜群で、適量のオイルを前髪に馴染ませてコームでとかすだけで作れる簡単スタイルなんです。黒髪でも重たくみえないのが◎。
前髪あり・なしのいいとこどり「ダブルバング」
2WAYで楽しめるのがダブルバング。この前髪はもともと前髪がある人よりも、前髪なしの人が前髪を作るときにおすすめのヘアスタイル。シースルーバングよりもさらに薄く前髪をとって。
透け感そのままパッツン!「イルチャベン」
シースルーバングのままぱっつり一直線な前髪スタイル「イルチャベン」。シースルーバングを作った後、前髪の毛先をハサミで一発切り揃えるスタイル。タッセルカットのモードな雰囲気にマッチしながらも、抜け感を出せる前髪です。
キュートな産毛風前髪が最新トレンド「オニオンバング」
玉ねぎのひげのように短くうねりのある前髪のことを「オニオンバング」といいます。一番新しい前髪のトレンドスタイル。タッセルカットの大人っぽさとオニオンバングのあどけなさでギャップを作れること間違いなし!
【前髪なし】が韓国では主流!
ここからは、前髪なしのスタイルについて。じつは、韓国の一般的な女性たちのなかでは、前髪なしスタイルのほうが主流なんです! そんな前髪なしスタイルで、本場の韓国女子さながらのヘアスタイルを楽しんでみませんか?
「センターパート」でその日の気分よって前髪を変えて
日本では「流し前髪」「オン眉」などの前髪ありスタイルが人気ですが、本場の韓国で定番なのはセンターパートの前髪なしスタイル。シースルーバングなど前髪ありの韓国女子も、前髪そのものをセンターパートにしていていつでも前髪なしスタイルにできるようにカットしているんだとか!
顔まわりの「エギョモリ」でオルチャンなシルエットに
日本で韓国女子のように、前髪なしのオルチャンヘアにするにはどうしたらいいのでしょうか。カギとなるのは顔まわりの「エギョモリ」。はじめて耳にする人も多いと思いますが、エギョ=愛嬌、モリ=髪という意味のエギョモリは愛嬌のある雰囲気をつくるヘアスタイル。顔まわりの髪をゆるっと後ろに流すだけで、オルチャンっぽさが一気に高まります!
【韓国ボブ×ヘアアレンジ】で雰囲気チェンジ
オルチャンスタイルが叶う「タンバルモリ」や「タッセルカット」。そのままのスタイルでももちろん可愛い! しかし誰でも簡単にできるヘアアレンジでさらにオルチャンスタイルのバリエーションを増やして、韓国っぽボブを楽しんでみませんか?
タンバルモリは「ボリュームをいかして」
▼タンバルモリでつくる王道ハーフアップ
まずは、簡単ハーフアップ。タンバルモリはある程度毛量のあるヘアスタイルなので、ボブの長さでもハーフアップが簡単にできます。顔まわりの髪を巻いてK‐popアイドル風のオルチャンアレンジに!
▼おくれ毛たっぷり抜け感お団子ヘア
ふわっとシルエットのタンバルモリもタイトにまとめてお団子ヘアにすれば、また違った雰囲気を楽しめます。顔まわりのおくれ毛は多めに引き抜いておけば、抜け感たっぷりに。
タッセルカットは「ナチュラルにまとめて」
▼トレンドのラーメンマンヘア
最近SNSでもよくみかけるこの「ラーメンマンヘア」。後ろでひとつにまとめたら、トップを毛束をつまんで引き抜いて、結んだポニーに紐をまきつけてポンポンを作っていきます。
▼ざっくりローポニー
タッセルカットをざっくりと低い位置でひとつに結んでカジュアルなローポニーに仕上げて。ウェットなスタイリング剤をつけてツヤ感を出せばこなれたヘアスタイルに!