笑わない人の特徴・心理
初対面の人や周囲の人とコミュニケーションをとる時の笑顔は、大人としての礼儀の一つです。しかし、たまにあまり笑わない人と遭遇することもありますよね。
不機嫌そうに見えたり嫌われてるのかと思ったりすることもあるでしょう。笑わない人の特徴や心理を知って付き合い方の参考にしましょう。
人見知りをしがち
初対面の時にあまり笑わない人は、人知れず人見知りをしていることがあります。
社会人として世慣れているように見える人であっても、人見知りな性格を克服するのは難しいものです。本人に自覚がない場合もあるでしょう。
ただし、人見知りで笑顔が少ないタイプの人は打ち解けると、よく笑ったり気さくな面を見せたりするものです。
初対面時にあまり笑わなかった人が笑顔を見せるようになったら、打ち解けてきた証拠といえるかもしれません。
緊張感がある
どんな人でも緊張している時には、常に笑顔でいることは難しいでしょう。普段あまり笑わない人はいつも緊張感があるのかもしれません。
職場などで笑わない人は、仕事を確実にこなすために緊張感を持って働いているのでしょう。悩みがあって緊張状態が続いている人もいます。
友達やママ友などと一緒にいる時に笑顔が少ない人は人見知りか、人間関係にトラウマがあることも考えられます。
一息つける局面や関係性になれたら、笑顔を見せるようになる可能性が高いです。
感情表現が少ない
もともと感情表現が豊かな人がいる一方、そうでない人もいます。『笑う』以外の感情表現やおしゃべりも少ないタイプの人は、感情の起伏や自己主張が少ない人と考えてよいでしょう。
冷静で自分の気持ちに正直なタイプで、周りにあわせて大笑いすることも少ないです。
育った環境や生まれ持った性格が関係することなので、親しくなってもあまり笑顔は見せてくれないかもしれません。
しかし、誘ったり話しかけたりした時に応じてくれるのであれば、あまり気にしなくてもいいでしょう。
中には場面緘黙(ばめんかんもく)症という疾患の一種によるものが起因して特定の環境下で言葉や笑顔が出ないという人もいます。「愛想が悪い」と一概に決めつけないことも大切です。
シワができるのを気にしている
大人の女性に多いのが、シワができるのを気にしてあまり笑わない人です。笑うと目じりのシワやほうれい線が深くなりますよね。
シワ予防として『表情をあまり変化させないこと』を紹介する美容法もあるようなので、一定の効果はあるのかもしれません…。
しかし、仏頂面の女性は魅力的とは言い難いですし、笑顔が表情筋を鍛え、顔の皮膚のたるみを抑える効果もあるといわれています。
シワを気にして笑わない人が、家族や親友といった親しい人であるなら、『笑うことのメリット』を教えてあげるといいかもしれませんね。
笑わない人への印象や噂もチェック
笑わない人の印象は悪いものばかりなのでしょうか?中にはそうとも言い切れない場合があります。続いては、笑わない人が持たれがちな印象や噂をチェックしましょう。
近寄りがたい雰囲気…
笑わない人、笑顔が少ない人にはどうしても近寄りがたい雰囲気を感じますよね。
何を考えているかわからず、取っつきにくい印象を抱いたり、不機嫌そうに見えて、「何か悪いことを言ったかな」と心配になったりする人もいるでしょう。
笑わない人のほとんどの理由が、もともとの性格や人見知りからくるものです。しかし、笑顔がないだけで第一印象ではかなり損をしますよね。
ある程度の年齢になったら、初対面の人と会う時や大勢の人と会話する時は笑顔を意識したいですね。
笑わない人は死亡率が2倍?
笑わない人はよく笑う人に比べて寿命が短いのではないか、という説もあります。もちろん、年齢やストレス、飲酒・喫煙歴、遺伝なども関連するので、一概に笑わない人は死亡率が高いとは言い切れません。 ただし、生死に直結しやすい、心疾患(心筋梗塞や心臓発作)、精神疾患などは笑わない人の方がよく笑う人に比べて発症率が2倍高いという研究結果があるようです。さらに笑うことが免疫力アップや脳の活性化などに繋がるという研究結果もあるので、笑いと健康には深い関係があるといえるでしょう。
出典:研究成果・山形大学医学部 メディカルサイエンス推進研究所
笑わない人が笑うとギャップで魅力的に
よく笑う人の笑顔より笑わない人の笑顔の方が希少性を感じるものです。笑わない人はクールで壁があるように感じられる分、微笑むだけでとびきり魅力的に見えます。
相手が異性だとギャップ萌えで恋に落ちる人もいるほどです。 笑わない人はたまの笑顔で得をするといえますね。
普段、場の空気を考えて笑顔を心がけている人には、皮肉に感じられるかもしれません。
クールな笑わない人になりたいという意見も
いつもにこにこと笑顔で嫌なことにもNOと言えなかったり、人の顔色を伺ってしまったりするタイプの人もいますよね。
クールな笑わない人に憧れる人もいるでしょう。 特に職場では、あまり笑わず、無駄口もたたかず、淡々と仕事をする人の方が『できる人』に見える場合もあります。
場の雰囲気やコミュニケーションより、自分の見せ方を重視したい人はクールな人を目指すのもいいかもしれませんね。
職場などにいる笑わない人との付き合い方
笑わない人に憧れる人の理由は、たまに笑うだけでイメージが良くなったり、気を使われている様子を見たりしてうらやましく思うからかもしれません。
それほど笑わない人というのは、周囲に緊張感を与える存在といえるでしょう。 また、笑わない人というだけで、苦手と感じる人もいますよね。
多くの人がとっつきにくく感じている笑わない人とはどのように付き合っていけばいいのでしょうか?
積極的に話しかけてみて
あまり笑わない人と打ち解けたいのなら、まず挨拶から始めて少しずつ共通の話題を振っていくようにしましょう。
あまり個人的なことではなくても天気や仕事の話などから始めるのがベストといえます。
相手から明るい返事や話しかけてくることを期待せず、笑顔で積極的に接していくのがおすすめです。
こちらが、興味や好意を持っていることが伝われば自然と相手も心を開いてくるはずです。
相手を理解する努力を
笑わない人にいい印象を持たない人もいるかもしれません。しかし、笑顔が少ないのは、その人なりの事情や価値観があってのことだといえます。
テンションの高い、楽しい会話をしたくても、相手には相手の考えやペースがあることを理解する努力をしましょう。
自分に対して愛想がいいか悪いかで判断していると、相手のいいところを見逃してしまう可能性もあります。
接しづらいと感じている人の長所をさがすようにするといいかもしれませんね。
あまり気にしない
自分と一緒にいてもあまり笑わない人がいると、「嫌われてるのかな」「なんだか怖いな」と感じてしまう人もいるでしょう。しかし、相手の本心はわかりません。
また、どれだけこちらが誠意をもってにこやかに接していても、仏頂面で返される場合、自分ではなく相手に問題があるとも考えられます。
無理にその場を取り繕ったり、気遣ったりしすぎず、できる限り気にせずに過ごすのも利口な付き合い方といえます。
まとめ
あまり笑わない人と一緒にいるとなんだか緊張したり、居心地が悪かったりするものです。
しかし、笑わない人本人は、ただ単に人見知りやもともとテンションの低いタイプであることもあり得ます。
無理に原因を探ったり、気を使い過ぎたりせず、相手のありのままを受け入れることも大切です。
ちゃんと向き合える相手だとわかれば、笑わない人も笑顔を見せてくれるようになるかもしれません。
気負わず考えすぎず、レアな笑顔を見られたらラッキーくらいの気持ちで付き合えると、自分も笑わない人も気持ちが軽くなるでしょう。