緊急アンケート! 顔の毛、“剃る“or“剃らない”
顔の毛の処理方法についてみなさんに意見を聞くべく、MINEのインスタグラム上で「顔剃り事情」を調査!
その結果は……
剃る派 73%
剃らない派 27%
と、圧倒的に剃る派がリード。
では剃る派と剃らない派、それぞれの意見を聞いてみましょう。
▼剃る派の人はどうして剃るの?
「毛が濃いから」
「ヒゲが目立つ」
「ファンデーションが粉っぽくなってしまうので」
「顔色のトーンが上がるし、化粧ノリが良くなる!」
など、やはり脇毛やすね毛といった体毛と同様、毛が目立ってしまうのが気になる様子。また、化粧のノリが良くなるという声も多数。
▼剃らない派の人はなぜ剃らない?
「肌が傷つきそう」
「カットした部分が濃く見えそう」
「敏感肌でカミソリ負けしそう」
「剃り方がわからない」
今回は少数派となった剃らない派からは、肌が弱くて剃るのが怖いという意見が。剃ってしまうともっと濃くなるのでは、というマイナスイメージもあるよう。
意外と知らない、顔剃りのホント
剃る派が7割といえど、「本当に剃ってもいいの?」と思う人も多いはず。そんな顔剃りについての疑問を、美容皮膚科「ウォブクリニック中目黒」の髙瀬聡子総院長にお答えいただきました。
Q1.眉周りや口元など、顔の産毛は剃ってもいいのでしょうか?
剃ってもいいですが、肌表面の角質も一緒に削ることになりますので、剃毛後は肌が敏感になる場合もあります。剃った後に肌のバリア機能を整えるために必ず保湿をするようにしましょう。
Q2.顔の毛を剃ることによるメリットは?
表面の古い角質も一緒に除去できるので、肌のくすみが取れてスキンケアの浸透も高まります。顔の産毛があることでメイクのノリが悪くなったり、ファンデーションのムラの原因にもなりますので、産毛を処理することで、メイク乗りがアップし、メイク崩れを防ぐことができます。
Q3.顔の毛を剃ると、毛が濃くなってしまうのではないかと心配です
毛を剃ると、毛の断面が平らになるので一時的に濃く見えますが、実際は毛自体が濃くなることはありません。それでも濃く見えるのが気になるという方は、レーザー脱毛などで根本的に毛をなくす必要があります。
Q4.顔の毛を剃る場合の注意点を教えてください
毛の流れに沿って剃る「順剃り」が肌に負担が少ないのでおすすめです。
顔を剃る場合、肌表面の角質も一緒に削ることになりますので、肌が敏感な状態のときは無理にやらないこと。肌に炎症を起こして乾燥を助長させてしまうので注意が必要です。
剃る際は必ず滑りを良くするため、肌とのカミソリの間にクッションになるようなクリームや石けんフォームなどを使用し、肌に負担をかけないよう行ないましょう。
Q5.どんな道具を使えばいいですか?
電動カミソリは刃で顔を傷つけるリスクが少ないのでおすすめです。普通のカミソリの場合は刃で肌を傷つけないように気をつけて行ないましょう。
Q6.剃り方のポイントはありますか?
場所によっては、肌が平らでない部分もありますので、一気に剃ろうとせず、なるべく肌と刃が平行になるよう、肌を引っ張って平らにしながら細かく剃っていきましょう。
鼻の下などは、唇を噛むようにして皮膚をのばし行なうとやりやすいです。
Q7.剃った後の正しいケア方法は?
剃った後は、皮膚の角質が薄くなっていますので、できれば油分を多めに補うように乳液またはクリームでしっかり保湿しましょう。また、剃毛後は、肌のバリア機能が弱くなり、紫外線の影響も受けやすくなりますので、UVケアも忘れずに。
顔剃りチェックポイント!
✔剃るときはクリームや石けんを使用し、滑りを良くすることで肌への負担を軽減
✔肌を引っ張って平らにし、なるべく細かく剃る
✔剃った後の肌はしっかり保湿&UV対策を!
意外にも剃って太くなることはないという顔の毛。正しい剃り方とたっぷりの保湿を行ない、美しい肌を作りましょう。
PROFILE:髙瀬聡子(たかせ・あきこ)
美容皮膚科「ウォブクリニック中目黒」総院長。
1995年に慈恵会医科大学卒業。同付属病院本院にて臨床研修終了。1996年慈恵会医科大学付属病院皮膚科に入局し、皮膚科診療に従事。アトピー外来・レーザー外来などを担当。2003年にはドクターズコスメ「アンプルール」を立ち上げる。2007年1月に美容皮膚科「ウォブクリニック中目黒」を開設。著書には『ゆる美容事典 「ほどほど」「ズボラ」で美肌を手に入れる』(講談社)などがある。
Editor:Maiko Mizusawa(MINE)