社内結婚の気になる割合
社内結婚は今やスタンダードになっている一つの出会いですよね。同じ職場の人と付き合って結婚するのは、めずらしくなくなってきました。
しかし、実際はどのくらいの割合で社内結婚をしているのでしょうか? まずは気になる社内結婚の割合について紹介します。
比較的多いが昔より減少傾向にあり
ある調査結果によりますと、2011年から2015年には約20%の人が社内で出会った人と付き合って結婚をしているそうです。
90年代は約35%の人が社内結婚をしていたので、割合数としては減少していますが、まだまだ多い傾向にありますよ。
現代では友人の紹介だけではなく、SNSを使って出会えるのでわざわざ職場で探す人も減っていますよね。
しかしながら、現代になっても社内結婚をしている人もいるで、『社内結婚』というもの自体は、出会いや結婚する方法としては十分にアリといえるでしょう。
社内結婚をするとどんなリスクがある?
会社が同じだと、お互いのこともよくわかり会話がしやすいという印象がありますが、実際に社内結婚をするとどんなリスクがあるのでしょうか?
ここからは社内結婚をした場合のリスクについて紹介します。
退職でパートナーに影響が及ぶ?
夫婦どちらかの退職によって、出世に影響が及ぶケースもあります。たとえば、社内結婚をした夫婦で、旦那さんの転勤に合わせて会社を辞めようと思った場合、会社から「退職すると旦那の出世に響くぞ」と言われるケースもあるそうです。
会社からすると結婚を理由に退職されるのは嫌だと思っているからこそ、つい脅しのような言葉をかけてしまうところもあるようです。同じ会社だとライフスタイルに合わせて自由に退職ができないのが悩みかもしれません。
会社の業績悪化が家計に直結
もし会社が倒産しても、夫婦別々の会社ならなんとかなるかもしれませんが、同じ会社の場合だと家計に直接影響します。
給料が激減したり、リストラになってもダメージが軽減できないのが一つのリスクといえるでしょう。子どもがいて、家も購入して…となると、なるべくリスクは分散させたいものです。
社内結婚後に異動や転勤に
社内結婚をした後に、異動や転勤を行うパターンも多いです。なぜなら、結婚をしてしまうと仕事に私情を挟んでしまうことがあるからです。仕事を平等に進められずに公私混同してしまうため、結婚後は異動や転勤を命じられる夫婦もあるでしょう。
そのため、せっかく結婚したのに離れて暮らしたり、生活がすれ違ってしまったりする可能性もあります。なので異動や転勤の可能性がある場合は、結婚の報告をした際に上司とよく相談してみてくださいね。
離婚をすると気まずいことに…
社内結婚には、結婚をしたリスクだけではなく、万が一離婚をした時にもリスクがあります。
たとえば、別れた旦那の噂話を同僚から聞かされたり、事実とは異なる離婚の理由を言いふらされたりと、社内で気まずい思いをすることもあります。
また、どちらかが社内で再婚をするパターンもあるので、より肩身が狭くなる恐れがありますよ。結婚だけではなく離婚のリスクもあることは十分に理解しておきましょう。
社内結婚で気をつけるべきこととは?
ここまでリスクを紹介しましたが、日中の長い時間を一緒に過ごす社内で結婚相手を決めるのはもちろん素敵なことです。
では結婚をした場合、どんなことに注意したらいいのでしょうか? ここからは、社内結婚で気をつけるべきポイントを紹介します。
上司への報告方法
まず上司への報告は忘れずにしましょう。結婚をしてから「結婚しました」ではなく、できれば結婚が決まった段階で早めに報告をするのがベターです。
本人以外から風の噂で結婚をしたことを知ると、上司にとっては少し寂しいですよね。そのため、結婚が決まった段階で早めに上司には直接報告しましょう。
その後同僚や部下に報告するのがおすすめです。もし全員に言うのが難しい場合は、朝礼などを利用して報告するといいでしょう。
結婚式はどうしてる?
結婚式を挙げるのかどうかも、上司に伝えましょう。もし挙げる場合は招待するのがマナーです。小さい部署やチームの場合は、メンバー全員を招待するのが望ましいでしょう。もし人数が多すぎるのであれば上司だけを呼ぶという方法もあります。
もちろん、会社の上司や同僚を呼ぶことは義務ではありません。呼びたくないのなら、身内だけで式を済ますのもいいでしょう。その場合は「親族の意向で身内だけで行います」と伝えれば大丈夫です。
まとめ
社内結婚の割合からリスク、結婚式について紹介をしました。社内結婚はめずらしくないですが、異動や転勤といったリスクも十分に考えられます。いざというときに慌てないように、事前に夫婦でどうするのかをしっかりと話し合うのが大切です。
会社の上司や同僚との関係もスムーズに行くように、配慮していきましょう。社内結婚の実態が不安な人は参考にしてくださいね。