人といると疲れる原因や心理とは
友達といると気を使って疲れてしまう…自分のことを話すのが苦手だから、人と会話すること自体疲れてしまう…その理由はさまざまだと思いますが、人といると疲れてしまうことってありますよね。
人といて疲れてしまうときには、それぞれ心理的な原因があります。自分に当てはまるものがないか確認しながら、1つずつ見ていきましょう。
人に嫌われるのが怖い
人にどう思われているのかを気にしてしまう人は、人といると疲れるでしょう。なぜなら、人に嫌われるのが怖いため、人に合わせてしまうことが多いからです。
このタイプの人は自己肯定感が低いことが多く、他人の意見や気持ちに合わせてしまうため、自分の本心を話すことができません。
また、人に嫌われたくないために、思った通りに行動するということもできません。そのため、ずっと気を使って自分を偽っている状態になり、疲れてしまうのです。
自己主張をするのが苦痛
もしあなたが自己主張をするのが苦手なら、人といると疲れてしまうことが多いでしょう。例えば友達とご飯を食べるとき、自分は「パスタがいいな」と思っていても、友達が「蕎麦がいい」と言ったら、何も言わずにそれに合わせてしまうような人です。
自己主張をするのが苦痛な場合、自分の気持ちを表さず相手に合わせるため、いつも我慢している状態になるので疲れてしまうのです。
相手が苦手なタイプ
友達との相性が合わない、意見が合わない場合など、話している相手が自分の苦手なタイプだったら、一緒にいると疲れるでしょう。
女性は本来対立を避ける傾向があり、自分の意見を無理に押し通そうとはしないものです。そのため、相手の意見に合わせてしまうことが多く、気を使うため疲れてしまうのです。
また、相性が悪い相手と一緒にいることほど苦痛なことはありません。何をしても楽しくなくて、また、何を話していても面白くないと感じるでしょう。そんな時間を過ごすこと自体、疲れてしまいそうです。
人といると疲れる人は恋愛・結婚は無理?
人といると疲れてしまうから、一人でいる方が楽…そんなとき、自分には恋愛や結婚は無理だと思うかもしれません。恋愛は相手がいてできるものなので、当然相手の気持ちを思いやったり、相手に合わせたりすることが必要な場面があります。
結婚はそれが一生続くかもしれないものであり、また、結婚することで人間関係は広がります。相手の家族や親戚などと付き合う必要性も出てくるでしょう。人といると疲れる人は、それを煩わしく思ってしまうかもしれません。
長時間人といるのがストレスになるかも
恋愛では、相手と過ごす時間は圧倒的に長くなります。結婚ならそれが毎日になり、長い場合は一生になるのです。
人といると疲れる人は、誰かとそんな風に長時間過ごすこと自体が、ストレスになる可能性があります。
また、もし結婚して子どもができた場合は、成人するまでずっと子どもと過ごすことになります。子どもが成長していく過程で、学校や地域との付き合いも必要になります。
人といると疲れる人が向いている仕事
人と関わりが多い仕事は疲れる…なるべく一人でいたい…そんな人に向いている仕事とはどのようなものでしょうか。
人といると疲れる人には、人と関わらないで済む仕事が向いているでしょう。在宅でできる仕事であれば、通勤もなく人と会う必要もありません。
一人でできるモノづくり
人といると疲れる人は、あまり人が好きではないとも言えます。その代わり、自分が好きなものを一人で黙々と制作したり、興味があることをとことん突き詰めたりすることが好きであることが多いでしょう。
そのため、専門性のある仕事で自分の好きなことに集中できるような仕事につけば、実力を発揮できるでしょう。例えば以下のようなものはいかがでしょうか。
・システムエンジニア
・WEBデザイナー
・プログラマー
・Youtuber
・翻訳家
・デイトレーダー
正社員にとらわれないフリーという道も
人といると疲れる人は、組織の一員として立ち振る舞わなければいけないような立場が苦手です。それなら、正社員にとらわれず、フリーランスという道を選んでもいいかもしれません。
現代は、人といると疲れる人にもぴったり合う仕事を見つけられる時代です。営業に行かなくてもクラウドソーシングなどで仕事を取ることが可能で、家やカフェなどにいながら、誰ともしゃべらずにオンラインで仕事を完結することができます。
ただ、フリーランスは自分で時間管理をする必要があるため、それができる自信がある人に向いているでしょう。
人といると疲れる自分を変えたいなら
人といると疲れる自分を変えたいと思っている人も多いでしょう。人といると疲れる人は、基本的に他人に気を使いすぎて、自分の意見が言えないことで疲れてしまう傾向にあります。
ということは、その部分を改善することで、自分を変えられる可能性があります。人といて疲れるときの改善策をお伝えしますので、ぜひ参考にしてうまく対処してください。
自分の意見を言う努力を
人といると疲れる人は、人との対立や孤立を嫌います。そのため、自分の意見を押し殺してその場をやり過ごそうとします。
そんな自分を変えたいのなら、自分の意見を言う努力をしましょう。自分の意見を言うことは勇気のいることです。意見が対立する可能性ももちろんあります。
しかし、意外と相手が合わせてくれるかもしれません。また、もしも対立したとしても、我慢して自分を偽りストレスを感じ続けるより、ずっと健全なことと言えるでしょう。
周りの評価を気にしないで
周りからどう思われているか気にしすぎると、疲れてしまいます。また、いくら気にしても相手の本当の気持ちはわかりません。
そして、基本的に人は自分のことに忙しく、他人のことをそんなに気にしていないものです。人といると疲れる人は、周りの評価を気にしないことが大切です。
相手がどう思っているかにとらわれすぎず、自分の意見を言い、思ったように行動しましょう。案外、人は受け入れてくれるかもしれません。
疲れたら気分転換をする
人といて疲れてしまったら、それは自分の心がエネルギー不足に陥っているというサインと受け止めて、気分転換をしましょう。なるべく人から離れて過ごすといいでしょう。
自然の多いところを散歩する、お気に入りのカフェでゆったり過ごすなどがおすすめです。また、睡眠をたっぷり取って休息することも大切です。
まとめ
人といて疲れることは、誰にでもあることです。しかし、誰といても毎回疲れてしまうようなら、ぜひこの記事を参考にしてストレスから解放されてほしいと思います。
「こんなに人といて疲れるなら、社会で生きていくことはむずかしいかもしれない」と思ってしまうかもしれません。しかし現代はさまざまな働き方があり、一人の時間を多く取ることも可能な時代です。うまく対処していきましょう。