ストールとマフラーの違いは?
「ストールって長方形? 四角形?」「マフラーとどう違うの?」意外と答えられなかったりするのでは? ストールとマフラーの違いは、厚さです。生地が厚いストールはあるけれど、生地の薄いマフラーはありません。このことからマフラーの活躍する時期は寒い冬に限られるのに対して、ストールはオールシーズン使えます。
ショールはストールと似ていますが形状が異なり、パーティーなど華やかな場面で活躍します。
スカーフは正方形の薄いおしゃれな布で、さまざまなアレンジを楽しめるのが特徴です。
ストール・マフラー・ショール・スカーフ・スヌードと首に巻くものはたくさんありますが、使える季節や用途、形や素材の違いによって分類できます。
「ストール・マフラー」など首に巻くもの徹底比較!
ここではストール・マフラー・ショール・スカーフ・スヌード、それぞれの特徴を徹底解説します! ポイントを押さえて、使用シーンに合わせたチョイスの参考にしてみて。
ストールとは?
スーツやドレスの上に羽織って使う肩掛けのこと。マフラーよりも薄い生地で作られています。さまざまな素材が用いられるため、オールシーズン対応可能。パーティースタイルなどの用途に使用されることが多く、基本は男女兼用です。
マフラーとは?
冬に用いられる防寒用の細長い襟巻き。毛糸、ウール、カシミヤなどで編まれたものが多いです。長さに決まりがないため、手編みの初歩として用いられることもしばしば。英語の「Muffle(包む、覆う)」が由来。男女兼用です。
ショールとは?
インド(カシミール地方)の男性の伝統衣装が由来。ストールとの違いがあいまいになっていますが、ストールより大判で厚手の生地のものをショールといいます。肩にかけたり頭からかぶったりして使用する四角形の布のことで、三角形になるように折ってから使用するのが一般的。基本は女性用。
スカーフとは?
女性が装飾品として身に着ける薄手の正方形の布のこと。絹や綿、ポリエステルなどで作られることが多く、防寒には用いられません。日本では制服の一部として使用されることも。主に女性用だけれど男性用も見られるように。
【番外編】スヌードとは?
スコットランドの未婚女性が身に着けた網状のヘアバンドが由来。現在の日本では、筒状をした防寒用の襟巻きを指します。ネックウォーマーと同義で、スポーツシーンでも活躍します。基本的に男女兼用。
マフラーやストールの巻き方【定番】バージョン
巻き方について、「なんとなく巻いているけど合っているかな?」と心配な人や、「もっと巻き方のアレンジを楽しみたい」という人も多いのでは? ここではおしゃれなのに簡単にマスターできるマフラーやストールの基本的な巻き方をご紹介します!
マフラー編
▼ワンループ(一周巻き)
定番の巻き方のひとつ。マフラーをふたつに折りたたんで首にかけ、ループ状になっている端にもう一方の端を通すだけの簡単な巻き方。
▼ピッティ巻き
少し首元に変化をつけたいときにおすすめの巻き方。一周巻いたマフラーの内側から短い方を持ち上げて作った輪にもう片方の端を通して結ぶスタイル。左右のバランスを整えて出来上がり。
ストール・ショール編
▼肩掛けスタイル
シンプルに肩に羽織っただけのスタイル。色や柄がよくわかるので、お気に入りの一枚を着こなしのポイントとして使いたい。パーティースタイルにレースのストールを肩掛けしてもすてき♪
▼フロント結び
ショールを胸の下くらいの高さでひと結びした定番のスタイル。パーティーなどにオススメです。結び目を後ろ側にするとボレロのようになり、また違った表情が楽しめてうれしい。
スカーフ編
▼ループノット
スカーフを前側で結んだ定番の巻き方がループノット。選ぶ色や素材しだいで、首元に華やかなポイントを作ってくれます。スカーフの長さによって表情が変わるので変化を楽しんで。
▼後ろ巻きバンダナスタイル
スカーフを首の後ろ側で結んだだけの簡単スタイル。タイトなシルエットで首元をすっきり見せつつ、アクセントを添えてくれる巻き方です。前側で結ぶよりクールな印象に仕上がります。
マフラーやストールの巻き方【アレンジ】バージョン
たまには巻き方を変化させて、人目を惹くスタイルにチャレンジしてみるのもオススメ♪ アレンジをマスターしておしゃれな巻き方を楽しんで。
ストール・マフラー編
▼ボリューム巻き
アレンジ自在の巻き方。ストールを首に一周巻き、両端を横側でひと結びしただけの簡単な巻き方。シルエットをゆるくしたり、タイトにしたり、結び目の位置を変えるだけでもさまざまな雰囲気の装いになります。
▼アフガン巻き
右端の角を胸元で逆三角形になるようにしたら、左端をぐるっと一周させる。巻いたストールの端を下から入れ、止めたら完成。
スカーフ編
▼バッグアレンジ
バッグのハンドルに結ぶだけでハンドバッグがパッと華やかに。ワントーンコーデやシンプルコーデのアクセントにもなってGOOD。
▼ヘアアレンジ
ヘアバンド風に巻いたりポニーテールに結んだり、髪の毛と一緒に編みこんだりと、スカーフのヘアアレンジはたくさんあります。なかでも三つ編みに編み込むアレンジは見た目も華やかでひと目を惹くので、ぜひチャレンジしてみて。
「ストール・マフラー」実践着まわし紹介
あるとないとでは首元の印象がガラリと変わるのがマフラーやストール。顔まわりにポイントを作ると、華やかな印象に仕上がります。ここではマフラーやストールを使った実際のコーデをご紹介♪
グレーのストールでスタイリッシュに
ブラウンニットワンピースにベージュのキルティングジャケットを羽織った暖かコーデに、グレーを投下してコーデを引き締めて。野暮ったくなりがちなブラウン系のコーデも顔周りにグレーを持ってくることで凡庸さを回避できる。
グレーチェックの大判ストール
トップスとボトムスはブラックでまとめ、首元にグレーのチェックストール、足元にホワイトスニーカーをONしたモノトーンコーデ。差し色にレッドのミニバッグをきかせて。大判のストールはひざ掛けにもなるうえ、一枚あると華やかな装いに。
スカーフでヘアアレンジ
袖のフリルがヴィンテージライクなブラウンのブラウスにカットオフデニムを合わせたコーデ。ヘアバンドとしてスカーフを合わせればヒッピースタイルへシフト。
ブラウンファーのスヌード
スポッとかぶるだけのスヌードは、巻き方を気にせず簡単に寒さ対策できるので不器用な方にもおすすめ。ファーを選ぶことで顔まわりが上品に女性らしく演出されます。ボリュームのあるファーは暖かいので、寒い季節にピッタリのアイテム。