尽くす女とは?
彼氏のためによかれと思ってしたことを重いと言われてしまったことはありませんか? 友人などに「彼氏に尽くしすぎ」と注意を受けたことのある人もいるでしょう。そもそも「尽くす女」とはどのような意味なのでしょうか。
「尽くす」ってどういう意味
尽くすとは本来、限界まで全てを出し切ることを言います。それが、だんだんと大切な相手のために惜しまず働くこと、喜んで全てを差し出すこと、金銭的・精神的に相手を支えることなどの意味に変化しました。
書き出すとまさに無償の愛がある行為といえますね。こうした行為ができる尽くす女性を「重い・うざい」と考える男性も存在する一方、尽くす女性が大好きな男性もいます。
「尽くす女」が好きな男性の気持ち
尽くす女性が好きな男性のタイプとして、俺様系のドSタイプや恋愛経験が少ない純愛に憧れるタイプなどです。彼らはなぜ尽くす女性を求めてしまうのでしょうか?
愛されていると感じる
女性に尽くされていると素直に「愛されている」「大事にされている」と感じることができます。
彼氏に尽くす女性は一般的に愛情表現がストレートなので、彼氏からすると相手の気持ちを勘ぐらなくてよい点もポイントが高いでしょう。
甘えることができる
尽くす女性に母性を感じる男性も少なくありません。普段はほかの男性と競い、自分を高める努力を怠らない男性でも、プライベートでは誰かに甘えたいものです。
多くの男性が表に出しづらい、甘えたい気持ちを満たしてくれる尽くす女性といると、とてもリラックスできるのでしょう。
モテないという声も
昔は男性に好きな女性のタイプを尋ねると、一定数が「尽くしてくれる女性」と答えたようですが、現在は様子が違います。
現在の男性の好きな女性のタイプとして、「優しい」「面白い」「可愛げがある」などがあがり、尽くす女はモテないという意見もあります。
現在の草食気味な若い男性からすると彼女と対等でありたい、自分が世話を焼いてあげたいなどの気持ちがあるようです。そのため、尽くす女性には「愛が重い」「なんだか怖い」と感じる男性が多いのでしょう。
尽くす女の特徴2つ
適度に彼氏や好きな人に尽くすのは多くの女性にとって喜びであり、恋人同士の関係を良好に保つためにも必要といえます。
しかし、男性を怖がらせるほど重い愛を押し付けてしまいがちな尽くす女性にはなりたくないものです。
尽くしすぎる女にならないためにも、尽くす女の特徴を知っておきましょう。
【1】都合や意見を彼に合わせる
自分の都合や意見より、好きな男性や彼氏の都合や意見の方を優先してしまう女性は尽くす女の特徴に当てはまっています。
多少の気遣いや歩み寄りは必要だとしても、恋人同士であればそれは双方にいえることです。
自分ばかり彼氏に合わせていと感じたら、自分をしっかり持っているか、よく考えることも大切です。
【2】恋人のため家事など身の回りのことをする
恋人のために家事など身の回りのことをしてあげると、楽しく満たされた気持ちになる女性もいるでしょう。
しかし、彼が頼んでもいないのに力をいれて彼氏の身の回りの世話を焼いている時は、ただの尽くす女になっているかもしれません。
特に彼からの感謝がない場合や、お礼をしてほしいと強く願ってしまう場合は、2人のパワーバランスがおかしくなっています。無理をしない程度の世話を心がけましょう。
「重い・都合のいい女性」と思われるNG行動
『尽くす女』のつもりが『尽くしすぎる女』になると、彼に重いと思われたり、都合のいい女として扱われたりするかもしれません。
尽くすタイプの女性にありがちな、重く都合のいい女性と思われかねないNG行動を紹介します。
どんなことも恋人に合わせる
どんなことでも恋人や好きな人に合わせるタイプの女性は、都合のいい女として扱われがちです。本当に自分が望んで合わせてあげたいことなのか、彼のためになっているのかよく考えて行動しましょう。
尽くす女とは言っても、さらにいい女と思われるには、自分の意見や権利を主張できる強さと賢さが必要です。相手に尽くしたい気持ちと、自分をないがしろにすることを混同させてはいけません。大事なところでは自分を主張できる自立心を持ちましょう。
普段あれこれと世話を焼いてくれる女性でもきちんと自分の意見を持っていたり、自立心がある女性は、何もかも彼次第の重い女と思われたり、都合のいい女として扱われたりしないものです。
過剰に尽くし過ぎる
頼まれてもいないのに彼の身の回りのことや困りごとにあれこれ手を貸してはいませんか? ある程度であれば、親切ですが過剰になるとただの甘やかしです。
また、心の奥では彼が何もできないタイプと見下しているか、自分なしでは何もできないような人間にしたい心理が働いているかもしれません。過剰に尽くしている自分に酔っている、承認欲求が満たされることもあるでしょう。
しかし、あなたと付き合う男性は、あなたと対等な人間のはずです。尽くしすぎて彼をダメにしたり、彼への尽くす行為を軸にして自分の価値を見定めたりするのはやめましょう。今以上に過剰になると、無償の愛情ではなく、無料の奉仕になり自分が苦しくなりかねません。
どんな願いも断らない
恋人同士であれば、相手の願いはできる限りかなえてあげたいと思うものです。しかし、その願いはあなたが叶えてあげないといけないものなのでしょうか。
人は何かを欲する時、他人ではなく、自分でつかみ取らなくてはなりません。そうでなければ、どんなに得難いものでも大切に扱うことができないし、考えることや成長することもありません。尽くし過ぎる女性は、彼氏のこうした成長の機会を奪っているともいえます。
また、自分だったらできないお願いを平気でする人は、はたして恋人や好意を寄せる相手としてふさわしいのでしょうか? 普通ならあり得ないと感じるお願いをしてくる彼なら、あなたを尽くす女ではなく、都合のいい女として扱っているとみて間違いありません。断る勇気を持ちましょう。
尽くす女と相性の良い男性は?
尽くす女性の短所やNG行動を紹介してきましたが、もちろん尽くす女性の長所もたくさんあります。
節度のある尽くすタイプの女性は細やかで思いやりがあり、サービス精神旺盛で心や懐の広い女性でしょう。
尽くす女性を大切にしてくれる相性の良い男性のタイプを発表します。
プライドの高い男性
プライドの高い男性は、スペックがどれだけ高くても、自分に自信がなく、それを隠したいと思っているタイプです。そのため承認欲求が強く、彼女の愛情を勘ぐることがあるでしょう。
こうしたプライドの高い男性の心を包み込み、ストレートな愛情表現でほぐせるのは尽くす女性です。昔から『内助の功』というように、頑張っている男性に尽くし、外から見えないところで支えられる女性は男性の出世や成功もサポートできます。
まとめ
尽くすとは本来、何かのために力を限界まで出し切ることを言います。恋愛面において尽くす女といわれる女性は、相手のために無償の愛で動ける女性のことです。
昔は人気があった尽くすタイプの女性ですが、最近では重いといわれたり、都合のよい女として扱われたり、モテなかったりするようです。
「尽くす女」でもいい女とは、自立して自分を大事にできる女性といえます。
彼氏や好きな男性がうざそうにしているときは、愛情表現が過剰で尽くし過ぎになっていないかよく考えてみましょう。