「つかみどころがない」とはどんな意味?
『つかみどころがない』という表現を聞いたことはありますか? 聞いたことはあっても、正確な意味まではわからないという人もいるのではないでしょうか。
また、意味はなんとなくわかるけど、使い方まではわからないかもしれません。他に似た表現も、類語と合わせて見てみましょう。
本質がわからない様子
つかみどころがないというのは、相手や物ごとの本質がはっきりとはわからない様子を意味しています。
人であれば、理解しにくい様子を表し、『つかみどころがない人』のように表現されます。その人の言葉や行動が理解できない場合にも使えます。
また、物ごとの場合は、物ごとの意図するところや要点がわからない、はっきりしない様子を表します。
類語などほかにはどんな表現方法が?
つかみどころがないという言葉に似た他の表現としては、以下のものが挙げられます。
・謎めいた
・あやふや
・話が見えない
・意味不明
・説明できない
・ミステリアス
『つかみどころがない』という言葉のイメージが、なんとなくつかめてきたでしょうか。
つかみどころのない女性の特徴
ミステリアスな雰囲気を持つ
つかみどころのない女性というのは、ミステリアスな雰囲気を持っています。なぜミステリアスな雰囲気になるのかというと、どんな生活をしているかわからないというのが理由の一つです。
誰にでも想像がつく生活であれば、ミステリアスだとは思わないでしょう。生活感がない、行動が予測できない、というのがミステリアスな雰囲気を持つ大きな理由と言えます。
なぜそんなにわからない部分が多くなるかというと、つかみどころのない女性というのは、他人にすべてを明かさないようにしているからです。
すべてを明かさないことで、秘密があるような雰囲気を持つことになります。それが他の人からしてみれば「もっと知りたい」と思う動機になるのです。
自由奔放な性格
つかみどころのない女性は、自由奔放な性格をしています。自由に行動し、自由に発言します。そのため、真意がつかめず、周りは翻弄されることになるでしょう。
でもそんなマイペースさが、つかみどころのない女性を魅力的に見せているとも言えるのです。
また、あえて自分の最大限の能力を隠し、仕事などを適量に抑えるようにしている可能性もあります。その分、プライベートを充実させられるからです。そのことが、仕事ができるようなできないような、つかみどころのないイメージを持たせているのかもしれません。
また、つかみどころのない女性の多くは、独特な雰囲気を持っています。それは、服装や持ち物かもしれないし、性格や言葉づかいかもしれません。
その、ふつうとは違うちょっと不思議なイメージが、他の人にとって魅力的に見えるのです。
つかみどころのない男性の特徴
職場や友人などで、つかみどころのない男性もいるのではないでしょうか。では、つかみどころのない男性の特徴を見ていきましょう。
表情が少なく淡々としている
つかみどころのない男性は、表情が少なく淡々としている人が多いでしょう。仕事でトラブルが起きても驚くでもなく、また焦るでもなく淡々と処理するような人です。周りからすると、どんな気持ちでいるのかまったくわかりません。
怒っているのか、悲しんでいるのか、感情がわからず戸惑ってしまいます。 相手の感情がわからないと、どのように声をかけていいのか、どう接するのが正解かわからないでしょう。
内面ではいろんな感情が渦巻いている可能性はありますが、それがまったく表情に出ないために、周りからするとつかみどころがないのです。
無口で自分のことをあまり話さない
つかみどころのない男性は、無口で自分のことをほとんど話さない人が多いでしょう。人と人が知り合い、仲を深めていくときには、会話が必要になってきます。家族の話、仕事の話などを通じて、お互い知り合っていくものです。
しかし、つかみどころのない男性は、あいづちは打ちますが、具体的な話はあまりしません。そのため、話している方は壁のようなものを感じてしまうかもしれません。
また、会話をしているときも、会話のキャッチボールは期待できません。反応が薄く、話が盛り上がらないでしょう。
つかみどころのない人はモテる?
つかみどころのない人は、男女ともに何を考えているかわからないところがあり、ミステリアスであるということを見てきました。
実は、つかみどころのない人というのは、モテる傾向にあります。なぜ、つかみどころのない人はモテるのでしょうか? その魅力と理由にせまります。
ギャップに魅力を感じる
人が恋に落ちるときの、大きな要素の一つに『ギャップ』があります。ふだんはクールで何事にも動じない男性が、子猫を抱っこしたとたんに満面の笑みを見せたら、どうでしょう?ちょっとキュンとしてしまうのではないでしょうか?
男女ともに、相手のふだんと全く別の顔を見たとき、その意外さに思わず惹かれてしまうものです。
男性からしても、ふだんはムスッとした表情でいる女性のふんわりした笑顔を見たときや、思わぬ女性らしさを感じたときなど、その女性を魅力的だと思うでしょう。
刺激的で飽きがこない
つかみどころのない人は、一言で言うとよくわからない人です。しかし実は、理解できないからこそ、一緒にいると飽きることがありません。
人は、完全に相手を理解してしまうと、予想を超えることがないため飽きてしまう側面もあるのです。
つかみどころのない人は、自由にふるまうため、行動の予測がつきません。一緒にいる人は振り回されることにもなりますが、同時に刺激的なのです。
つかみどころのない人と上手く付き合うには
つかみどころのない人は理解しづらいために、周囲に『付き合いづらい』と思われてしまうことがあります。つかみどころのない人と上手く付き合うには、コツがあります。いくつか紹介しますので、参考にしてください。
相手の話を引き出す聞き役に
まずは、相手の話を引き出す聞き役になりましょう。つかみどころのない人は、自分から話をするタイプではありません。こちらから質問などを重ね、徐々に相手の好きなことや共通の話題を探りましょう。
質問に答えているうちに、つかみどころのない人もだんだん慣れて来て、いろんなことを話してくれるようになります。
コツはすぐに音を上げないことと、相手のペースに合わせてあげることです。
ゆっくりと信頼関係を作る
つかみどころのない人はミステリアスと言われるだけあって、秘密主義であるとも言えます。あまり自分のことを人に話すのは得意ではありません。あるいは、人には話さないと決めている場合もあるでしょう。
早く仲良くなりたいと焦るのではなく、じっくり時間をかけて付き合うのが大事です。無理矢理何かを聞きだそうとするのではなく、ゆっくり相手のペースに合わせて、時間が心を開かせてくれるのを気長に待ちましょう。付き合いが長くなれば、自然と自分の話もしてくれるようになるでしょう。
まとめ
ミステリアスで魅力的な『つかみどころのない人』の特徴を見てきました。
いかがでしたか? わかりにくい性格のため、付き合いづらいと思われることもありますが、それも一つの魅力なのです。
時間をかけて、ゆっくりと信頼関係を築きましょう。 この記事を参考に、周囲のつかみどころのない人と上手に付き合っていってください。