周りには信用できない人ばかり?
たくさんの人と関わっていると、中には信用できない人も多く現れます。
何となく第一印象や言動に違和感がある場合もあれば、しばらく接しているうちに信用できないと判断する場合もあるでしょう。
付き合いが避けられない人であれば、その人が信用できる人かどうか、見極める必要があるでしょう。
自分の身を守るためにも、最初の判断を間違えないようにしましょう。
信用できる人・できない人を見極めて
パッと見だけで信用できる人とできない人を見極めることは難しいものです。しかし、相手のしぐさには、信用できる人かどうかを見抜くヒントがたくさんあります。
信用できない人の見抜き方として、よく指摘されるのが視線です。作り話をしたり嘘をついたりしようと考えている人は、相手の話を聞くのがおろそかになり、視線があちこちに移ります。自分の話を誠実に聞いてくれているかどうかは、信用できる人を見抜くためのポイントです。
オーバーリアクションをとる人は、一見話を聞いてくれているように感じますが、話を聞いていないことを隠すための行動という場合もあります。不自然なオーバーリアクションには注意しましょう。
他にも、相手の信用を早く得ようと考え、わざとらしくスマートな立ち居振る舞いをしている人にも要注意です。
信用できない人の特徴5つ
信用できない人には、いくつかの共通点が見られます。
何度か付き合っているうちに、信用できない人特有のポイントが見つかった場合は、なるべく距離を置いた方が良いかもしれません。
振り回されるだけではなく、傷つけられてしまう場合もあります。トラブルを回避するためにも、あらかじめ以下の特徴を頭に入れておきましょう。
【1】約束を守らない
信用は、相手が自分との約束をきちんと果たしてくれることで培われます。
友人や恋人との関係で、何度も約束を破られたり、一緒に決めたはずの待ち合わせの時刻に表れなかったりを繰り返し、すっかり信用できなくなった…という経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
さらに、お金を借りたまま返済しない、ビジネスの場で契約を守らない…といった、より悪質なものになれば、相手への信用は一気に失墜します。もうこの人には任せられない、約束するに値しないという判断に至るのです。
【2】損得で人と付き合っている
自分の損得を優先して人と付き合っている人も、信用できません。もちろん自分のメリットを考えることは大切ですが、相手の立場を考えずに自分ばかりを優先していては、信用されなくなるのも当然でしょう。
自分の得だけを行動指針にしている場合は、相手に不安を与えます。損になると判断した途端、自分は見捨てられるのではないか、と疑いの気持ちを持つようになるからです。
自分の損得だけではなく、相手の為になるような行動ができる人なら信用できるでしょう。
【3】言い訳をよくする
言い訳をよくすることも、信頼できない人の特徴です。失敗したり、約束を果たせなかったりしたときに、本当に反省しているならまず謝罪を口にするはずです。
なにかと事情を持ち出す人は、自分が悪いと思っておらず、反省していません。
【4】自慢話が多く自分をよく見せようとする
自慢話が多い人も要注意です。自慢話というのは、相手から高い評価を受けたい、皆に注目されたいという考えが元になっています。
自分がいつでも中心でいたいと思っているため、周囲の立場よりも自分の立場を優先しがちです。
さらに、自分から努力して結果を勝ち得るのではなく、他人の足を引っ張ったり陥れたりして自分の評価を上げようとする危険な人もいます。自分の虚栄心を満たしたいあまりに手段をえらばず、信用という言葉とは真逆の存在でしょう。
【5】顔などの外見的な特徴がある?
行動や性格以外にも、顔などの外見的特徴で判断できる、という説もあります。
一例ですが、口角があがり、目が大きく、頬骨がはっきりしている顔立ちの人には人は好感を持ち、逆に下がった口元や上がった眉尻、平たく落ちくぼんだ頬骨といった顔立ちだと、人は無意識に不安感を抱き、信用できないと印象付けるというのです。
これらはイギリスの大学による研究結果であり、他国で当てはまるとは限りませんが、人がある程度外見で人柄を判断しているということを意味するでしょう。
また、人間は同じような人柄を好んで集まる傾向があります。長く一緒に過ごしている人達に合わせて、雰囲気や性格、さらには顔つきまで変わっていくのです。
信用できない人の周囲には、同じく信用できない人が多くいる、と考えることもできるでしょう。
信用できない人への上手な接し方・付き合い方
信用できない人とは、なるべく接点を持たないようにするのが無難です。しかし関係性やその時々の状況によっては、どうしても関わらなければならないこともあるでしょう。
信用できない人に対してどのように接し、付き合うようにするのが良いかまとめました。
トラブルに巻き込まれないように、注意を払いながらコミュニケーションをとりましょう。
【1】極力、口約束はしない
トラブルを避ける上でもっとも大切なのは、口約束を極力避けることです。確かに約束を交わしたのに「覚えがない」ととぼけて約束を破ってくる可能性があります。
信用できない人と関わるには、信用できる材料をそろえるのが基本でしょう。交わした約束は書類などにまとめ、後々にも形に残るようにするのです。
どうしても守ってもらわなければならない約束がある場合は、相手が約束を交わしたことを客観的に証明できるように文書に残したり第三者に立ち会ってもらったりするなどの準備をしておきましょう。
【2】関わらないようにすることも大事
そもそも関わらないようにすれば、不要な被害をこうむることもありません。徹底的に距離をとるのが難しい場合は、きちんと線引きをしておくと良いでしょう。
「これくらいの約束なら守ってもらえそうだ」「この程度の約束なら破られても許せるだろう」という限度を作っておき、それ以上は期待をせず、信用しないのです。
関わらなくてはならない人でも、深い付き合いはしないと自分の中で決めておきましょう。
万が一自分や他の人に被害が及びそうになり、手の施しようもないと判断したら、一切関わりを断つ方法を探ることをおすすめします。
【3】職場ならきちんと指摘をして仕事を円滑に
職場では一緒に働く人を選ぶことができません。信用できない人と一緒に仕事をしなければならない場合は、相手にある程度変わってもらわなければなりません。
言葉と行動が一致せず、この人は信用できないな…と感じたら、きちんと指摘をして改善してもらいましょう。周囲の信用を無くす可能性がある、ということを示唆して危機感を持ってもらいます。
そのうえで、仕事を任せるときにもあまりあてにはせず、特に重要な仕事は任せないように注意して、仕事の進捗に悪影響が出ないように注意します。仕事を割り振る上司がいるのであれば協力してもらいましょう。
一緒に暮らす夫などが信頼できなくなったら
最も身近にいる存在である、家族が信用できなくなるのは大変です。他人のように、簡単に関わりを断つというわけにはいかないでしょう。
特に、人生をともに歩むと決めたはずの夫など、一番身近なパートナーが信頼できなくなってしまったら、どうしたらいいのでしょうか。
まずはしっかりと話し合いを
今まで相手に真剣に向き合ったことがないという人は、腹を割って話し合ってみましょう。
一度は信用してパートナーになった相手です。今現在はどんなところが信用できないのか、信用できるところは一つもないのか、見つめ直してみましょう。
考え抜いたうえで、どうしても信用できない、このままでは自分が傷つけられると感じれば、関わりを断つために離婚という最終手段に踏み切れば良いのです。
まとめ
信用できない人と付き合い続けるのは不安と苦痛が付きまといます。信用できない人を上手く見抜き、距離を置いたり対策をとったりして、自分の身を守りましょう。