他人に興味がない人の特徴3つ
そもそも、『他人に興味がない人』というのはどのような人のことを指すのでしょうか。具体的な特徴を三つ紹介します。
【1】単独行動が多い
他人に興味がない人は、普段から単独行動が多いという特徴があります。
というのも、他人に興味がない人は、他人と一緒に過ごす時間を心から楽しむことができず、可能な限り1人でいたいと感じるからです。
「貴重な時間を他人のために浪費するくらいなら、1人で好きな場所で好きなことをしていたい…」それが他人に興味のない人の考え方なのです。
社員旅行やチームでの出張のような集団行動が求められる場において、気が付くといつもみんなからはぐれているという人は、他人に興味がない人である可能性が高いでしょう。
【2】人の話を聞いていない
人の話を聞いていないというのも他人に興味がない人に多く見られる特徴の一つです。
そもそも、他人に興味がない人は、他人について知りたいという気持ちがありません。人との会話そのものが好きではなく、やむを得ず会話をすることになったとしても、その内容はまったく頭に入らないでしょう。
状況によってはそんな心のうちを隠して話を聞くフリをすることもありますが、親身に話を聞くことに慣れていないため、きちんと聞いていないようなふるまいになってしまいます。
こうした態度が無礼だと思われてしまい、大きなトラブルに発展することも少なくないでしょう。
【3】承認欲求が強い
他人に興味がない人は、承認欲求が強い傾向があります。
承認欲求とは、他人に認められたいという気持ちのことで、この欲求が強い場合『どれだけ他人に認められたか=自分の価値』という思考回路になりがちです。
このタイプの人に見られる行動には、「自分の話ばかりする」「会話のなかでマウンティングを取りたがる」などがあります。
会話をしていても一方的に聞き役にされてしまったり、見下されていると感じることが多かったりするのなら、相手はこのタイプの他人に興味がない人である可能性が高いでしょう。
他人に興味がない男性の行動
では、他人に興味がない人のなかでもとくに男性に見られる行動にはどのようなものがあるのでしょうか。くわしく見ていきましょう。
何でも人に任せる
誰かと一緒に行動するとき、決断はすべて人任せにしてしまう。このような男性は他人に興味がない人である可能性が高そうです。
他人と意見をすり合わせて決断を下すような場面について、面倒だと感じるからです。
こうした男性は、一見「なんでも相手に譲る優しい人」とも思われがちですが、「めんどうだから相手に丸投げしている」というのが実際のところといえるでしょう。
誘われても断わることが多い
他人に興味がない人は、必要以上に他人にかかわろうとはしません。
ほとんどの他人に興味がない人は、会社のような社会的信用にかかわる場面では最低限のコミュニケーションをとりますが、プライベートについては基本的に自分の時間を楽しみたいと考えています。
退社後や休日に誰かから誘われたとしても、よほどのメリットがない限りなにかしらの理由をつけて断るでしょう。
このタイプを誘い出そうとするのなら、相応の理由やメリットを提示する必要がありそうです。
他人に興味がない原因とは
他人に興味がない人は、そもそもどうして他人に興味を持たないのでしょうか。その原因をくわしく見ていきましょう。
1人でいるのが楽
1人でいるのが楽だというのは、他人に興味を持てない原因の一つです。
多かれ少なかれ、他人と一緒にいるときは気を使うものです。相手を不快にさせず心地よくいてもらうため、表情や口調からその気持ちを読み取ってそれに見合った対応をする…そんな一連の作業を無意識のうちに行っているでしょう。
そうした労力が苦にならないのは、根本的に相手に対する敬意や好意があり、相手との関係を深めたいと望む気持ちがあるからなのですが、他人に興味がない人は違います。
他人に興味がない人は、そもそも人との関係を深めたいという意欲がないため、人に気を使ってまで一緒にいたいとは思いません。そんな努力をするくらいなら、1人過ごした方が楽…それが他人に興味がない人の正直な気持ちなのでしょう。
損得勘定を優先
他人に興味がない原因として、損得勘定を優先するというものがあります。
「この人と付き合っておけばこんなメリットがある」「あの人と親しくなってしまうとあとあと厄介なことになりそうだ」そんな打算から人間関係を取捨選択した結果、非常に限られた人との交流しか持たなくなってしまう人は少なくありません。
そんな打算的な人間関係が、はたから見ると他人への興味のなさとして映るのでしょう。
このタイプの人は、すべての他人に興味がないというわけではありません。あくまでも、興味を持てる相手が非常に限られているといえるでしょう。
世間話や雑談が面倒
世間話や雑談が面倒というのも、他人への興味が失われてしまう原因です。
世間話や雑談に含まれるのは、必ずしも有意義な情報ばかりではありません。むしろ、そのほとんどが知らなくても困らないようなものである場合がほとんどです。
それでもなお、多くの人はコミュニケーションを円滑にするための手段として世間話や雑談を楽しみますが、なかにはそれを苦痛に感じたり、どうしても必要性を感じられなかったりする人もいます。
このようなタイプの人が他人に興味を持てないのは、ある意味無理もないことなのかもしれません。
他人に興味がない人のデメリット
他人に興味がないことで生まれるデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。生活のなかでとくに大きな影響を及ぼすものを三つ紹介します。
恋愛ができない
他人に興味がない人は、自然と恋愛から遠ざかります。そもそも恋愛というのが特定の人物へと強烈に興味を持つことですから、これも当然のことといえるでしょう。
仮に、誰かに恋愛感情を抱くことがあったとしても、それまでに蓄積した対人スキルが少ない傾向にあるため、効果的なアプローチをすることができません。相手から歩み寄ってもらわない限り、成就までのハードルも高いでしょう。
恋愛ができない結果、他人に興味がない人のなかには結婚しない人生を選ぶ人も少なくありません。家族という他人に振りまわされる必要がないため、当人にとってはある意味理想のライフスタイルといえるでしょう。
無感動になっていく
他人に興味がない人は、他人とのかかわりから遠ざかれば遠ざかるほどに無感動になっていく傾向にあります。
というのも、喜びや怒りをはじめとする多様な感情は、その多くが他人との関係のなかで生まれるものだからです。
自分一人の世界では、誰からも不快な思いをさせられることがない一方で大きな喜びを与えられることもありません。感情を動かされる出来事が少ないぶん、何事に対しても徐々に無感動になってゆくのです。
仕事上の付き合いに支障が出る
他人に興味がないという性質は、仕事面に悪影響を与えることがあります。とくに、営業や接客のような、直接的に他人とかかわることがメインの仕事では苦労することが多いでしょう。
いくら仕事上の関係とはいえ、人と人とのやり取りである以上、相手への興味関心は業務を円滑に遂行するための大切な要素です。まったく自分に興味がない人を好意的に受け取れる人はまずいないといってよいでしょう。
客や取引相手はもちろん、上司や同僚に対しても好感を与えられないというのは、社会人として大きな弱点といわざるを得ません。たとえ高い能力を持っていたとしても、それに見合った評価が受けにくいタイプです。
他人に興味がない男性を振り向かせる方法
では、恋をした男性が他人に興味がない人だった場合、どのようにアプローチをすればよいのでしょうか。振り向かせるための具体的な方法を紹介します。
できるだけ一緒にいる機会を作る
他人に興味がない男性との恋を成就させるには、まず異性としてというよりも、一人の人間として存在を認めてもらうことからはじめなければなりません。
そのためにおすすめの方法は、できるだけ一緒にいる機会を作るというものです。
他人に興味がない人は、そもそも身近な他人についてすらしっかりと個別に認識していないことがあるからです。
できるだけ一緒にいる機会を作ることで得られるメリットは、存在を認識してもらうことだけではありません。
『熟知性の原則』といって、一緒に過ごす時間が長ければ長いほど、また、相手を知れば知るほど、人は相手に対して好意を抱くことが知られています。
あなたの存在を知ってもらい、さらには好意へとつなげることができる、とても効果的な方法といえるでしょう。
相手の興味があることを一緒にやる
相手の興味があることを一緒にやるのも、他人に興味がない男性への効果的なアプローチ法です。
「体験を共有する」「好きなものが同じ」というのは、人と人との距離を近付ける上で非常に重要な要素といえるでしょう。
とくに、彼が得意なものを教えてもらいながら楽しむのはおすすめです。あなたから教えを請い彼が指導するというスタイルは、彼の承認欲求を満たし、彼のあなたに対する好感度をグッと高めるでしょう。
他人に興味がない彼に「この子は居心地がよいな」と感じさせることができる、とてもおすすめの方法です。
まとめ
他人に興味がない男性を好きになってしまい、どんなふうにアプローチをしたらよいのか困っているという女性は少なくありません。
他人への興味というのは、恋愛をはじめるために必要不可欠なものですから、そもそものアプローチ法からして迷ってしまうことでしょう。
そんなときは、他人に興味がない人の特徴でもある承認欲求の強さを利用して、彼の得意なことを教わりながら一緒に楽しむというアプローチ法がおすすめです。
「1人でいるのが楽」「世間話や雑談が面倒」など、他人に興味がない人ならではの特性をあらかじめ理解しておくことで、お互いに無理なく距離を縮めてゆくことができるでしょう。