諦めるのはまだ早い!口紅が洋服についたときの落とし方
ここでは家庭にあるものだけで今すぐできる簡単な口紅の落とし方をご紹介します。楽々4ステップで完結なので今すぐトライして♪
落とす前にまずはここをチェック!
▼洗濯表示を確認
まずは水洗いできる洋服か確認しましょう。普段から洗濯しているものであれば大丈夫ですが、洗面器のイラストに×がついている「水洗い不可」表示があるものはデリケートな素材なのでクリーニングにだしたほうが安心です。また、シルク・カシミアなどの高級天然素材や着物・ドレスなどお家での洗濯が難しいものもプロの力を借りるようにしてください。
▼色落ちしない服かチェックして!
水洗いはできるけど揉み洗いすると色落ちしてしまう素材もあります。あらかじめ洋服の目立たない部分に洗剤をつけて揉みこみ、色落ちしないか確認してから口紅を落とし始めるよう注意してくださいね。
落とし方〈4ステップ〉
\用意するものはこれだけ!/
- クレンジングオイル
- タオル
- 歯ブラシ
【1】タオルを敷き、その上に口紅がついた部分がくるように洋服を置く
はじめにタオルを敷き、その上に口紅汚れがくるよう洋服を置きます。このとき洋服が濡れていると汚れを落としづらくなるので乾いている状態から始めてくださいね!
【2】汚れた部分にクレンジングオイルをON
口紅汚れの上にクレンジングオイルをかけます。色がそれほど濃くなければ食器用洗剤でも◎。
【3】歯ブラシでポンポンたたいて汚れを落とす
上から歯ブラシでポンポンたたき、タオルに口紅の汚れを移していきます。このときゴシゴシこすると汚れが広がってしまうので要注意! 優しく丁寧にクレンジングオイルを染み込ませましょう。
【4】お湯に入れてすすぎ、洗濯機で仕上げ♪
汚れが浮いてきたら40度程度のぬるま湯につけて軽くすすいで! 温められるとクレンジングオイルの効果が高まり汚れがどんどん落ちていきます。もし口紅のあとが残っていても1からの工程を再度繰り返せば◎。あとは普段と同じように洗濯機で洗えばおしまいです。
それでも落ちない頑固汚れは?
口紅がついてから時間が経っていたり、色の濃いものだと上記の方法だけでは落ちないことも。そんなときは「ワイドハイター」などの酸素系漂白剤を用意してください。クレンジングオイルをかけた後にしっかり揉み洗いをしてお湯ですすぎ、その後酸素系漂白剤をかけて洗濯すると口紅のあとが薄まるはず。また、これまで紹介したクレンジングオイルを使った口紅の落とし方はファンデーション汚れにも効くのでぜひ覚えておいてくださいね。
《ニット・ジーンズ・コート》の口紅の落とし方ポイント
取り扱いが難しいニットやジーンズ、コート。これらは先ほどお伝えした歯ブラシを使った落とし方だと毛羽立ってしまったり、ダメージを受けてしまうこともあるんです。これからお伝えするポイントさえ押さえて、お気に入りの洋服を新品同様に変身させちゃいましょう♪
『ニット』の場合
【1】おしゃれ着用洗剤+洗い流すトリートメントで汚れを落とす
40度程度のぬるま湯におしゃれ着用洗剤と洗い流すトリートメントをワンプッシュ入れてよく溶かし、その中で口紅汚れをある程度落としてから洗濯表示に従い洗ってください。洗い流すトリートメントにはニットの繊維をコーティングしてくれる成分が含まれているので、型崩れや縮み防止に繋がります。
【2】「押し洗い」がおすすめ
ニットは擦ると縮んだり毛玉になりやすいので押し洗いという方法がおすすめ。強く揉みこむのではなく、手のひらで押すイメージで優しく汚れを落としていきましょう。
【3】干すときは日陰で平干しが◎。
洗い終わったら日陰で平干しがベスト! そのままハンガーに吊るしてしまうと縦に伸びてしまう恐れがあるので物干しラックに掛けるか、なければハンガーをふたつ使い裾を持ち上げるなどしてなるべく平らに干すよう心掛けてくださいね。
『ジーンズ』の場合
【1】ワイドハイターなどの酸素系漂白剤を使うと◎。
色落ちしやすいジーンズは強い洗剤だとそこだけ色が薄まり周りと差がついてしまうので、ワイドハイターなどの酸素系漂白剤を使うようにしてください。汚れをピンポイントで落とすのではなく、少し広めに洗って馴染ませるのがきれいに仕上げるための秘訣ですよ♪
【2】50~60度の少し高めのお湯につける
濃い色の口紅は落ちにくいので最初にクレンジングオイルをかけて汚れを浮かせ、その後50~60度の少し高めのお湯に酸素系漂白剤を溶かしてジーンズを浸け置きするのが◎。2時間ほど経ったらよくすすぎ、あとはいつも通り洗うだけ♪
【3】洗濯機ではシーンズ単独! 乾燥器は避けること
ジーンズを洗濯機で洗う際には注意が必要! 他の衣類と一緒に洗うと色が移ってしまう恐れがあるので必ず分けて単独で洗うようにしてください。また、乾燥器も縮みの原因になるので使わないのがベター。直射日光を避けた風通しの良いところでしっかり乾かすようにしましょう。
『コート・ダウン』の場合
【1】「綿・ポリエステル・ウール素材」はクレンジングオイルで◎。
トレンチコートやジャケットなど素材が綿やポリエステル、ウールのものはクレンジングオイルを使用し、最初に紹介した工程で汚れを落とすことができます。ただ、コートは水洗いできないものも多いので必ず目立たない部分での色落ちや傷みチェックを行ってから落としはじめること。そのほかカシミヤやアンゴラなどデリケートな素材のものは自宅で落とすことが難しいのでクリーニングに出すことをおすすめします。
【2】大きめハンガーで陰干しを
洗い終わったらシワをしっかり伸ばし、大きめのハンガーにかけて陰干しを。このときハンガーとコートの間にタオルを挟むと跡がつきにくくなるのでぜひ試してみてくださいね♪
《かばん》の口紅の落とし方ポイント
かばんについた口紅汚れも諦めなくて大丈夫! 素材によって落とし方ポイントが変わってくるのでしっかりチェックして適切な処理を心掛けてくださいね♪
「布・ナイロン」の場合
布やナイロン製のかばんはクレンジングオイルを使用して洋服と同じ工程で落とすことができますが、ナイロン製のものは油や水染みができやすいため注意が必要。優しく丁寧に汚れを取り除き、洗い終えたらピンチハンガーに吊るして陰干ししてください。このときファスナーを開けて持ち手が下になるよう逆さに干せば1~2日で完全に乾かすことができますよ。
「革」の場合
革製品の場合はクレンジングオイルではなく「レザーウォッシュ」が効果的。これはプロも使用しているもので家庭量販店などで安いものなら1000円くらいから購入できます。また、革は水分に弱いので水を含ませたタオルの使用は避けるのがベター。汚れをある程度落としたら加脂剤などで油分を補給し一晩放置すれば◎。
\革靴やレザーのお財布にも使えるから、あると便利かも!/
外出先で口紅がついてしまった場合の落とし方
これまで家庭にあるものだけでできる口紅の落とし方をご紹介してきましたが、外出中にうっかり……なんてこともよくありますよね。でも焦らないで! これからお伝えする応急処置を施しておけば外出先での汚れ落としも楽々♪ 覚えておいて損はないですよ♪
外出先での応急処置方法
\必要なのはこれだけ!/
- ティッシュ
- ハンカチ
- ハンドソープ
【1】口紅汚れの裏に当て布を敷く
最初に口紅汚れの裏にティッシュなどで当て布をします。
【2】ハンカチにハンドソープを含ませる
次にハンカチにお湯を染み込ませ、ハンドソープを含ませましょう。
【3】口紅汚れの上からハンカチを押さえて汚れを吸収
ハンドソープを含んだハンカチを上からたたくようにして押さえ、汚れを吸い取ってください。これで応急処置は完了! ですがこれはあくまで下準備なので 自宅に帰ったらなるべく早くクレンジングオイルを使った方法で落とすようにしてくださいね。
携帯できるシミ取りペンもあると便利!
▼外出先でのうっかりもこれで安心!
エポックケミカル
shimitori(シミトリ)(01フレグランスフリー )
内容量7ml、高さ12.5㎝とポーチに収まるコンパクトサイズの染み取り剤。ペンタイプなので使いやすく、染みが広がる心配もなし! 香りも無香料・グレープフルーツ・お花畑の3種類から選べます。かわいい見た目と確かな実力で口コミ評価も上々。かばんに入れておけば役立つこと間違いなしです!
▼持ち運びやすいペンタイプ♪
ドクター ベックマン(Dr. Beckmann)
ステインペン
持ち運びに便利なペンタイプのシミ取り剤。コーヒー・紅茶・ワイン・口紅といった頑固な汚れも簡単に落とすことができちゃいます。さらにペン先チップを取り外せるのも嬉しいポイント。使用後は水洗いすればいつでも清潔な状態を保つことができますよ♪