(1)自分より若い子に…
「妻とは昔、職場が一緒だったんです。そのころは同僚と飲みに行っては、上司の愚痴を言い合っていました。それから付き合い始めて結婚し、僕が転職して職場が別々に。妻は元の職場に残っています。
最近でも仕事の話なんかはするんですが、話題はもっぱら後輩や新人のダメ出しばかり。いつの間にか、上の立場になってたんですね。歳をとったな……って感じました」(36歳/広告)
歳をとると、自分の周りに年下が増えてきます。すると、今まで向けていた非難の矛先が、年長者から若い人へと移行していくもの。
そんな話を聞かされれば、おばさんになったな……と実感もするでしょう。
(2)疲れアピールが…
「妻と結婚する前、まだ付き合っていたころ、よくデートをしたものです。お互いに散歩が好きだったので、よく歩いていました。長距離を歩いて、“疲れたでしょ?”なんて聞くと、妻は“全然!”って答えていましたね。そんな、いつでも元気なところが好きでした。
しかし、結婚後は、何かにつけ“あ~疲れた”と言っています。昔の元気さはどこへやら……。部屋にいるときなんかに、“代わりに掃除しようか?”って尋ねると、“お願い”と即答してきます」(34歳/編集)
いつでも元気な女性というのは、それだけでも好印象。それに、好きな人の前で、疲れたところなんて見せたくないですからね。
でも、歳をとるとそうもいかなくなる。なるべくなら楽をしたい……という姿勢が、自然と出てしまうようになります。
(3)店員への態度が…
「付き合っていたころによく行っていたお店があって、二人で久しぶりに訪れたんですね。そこはタイ料理屋。十年ぶりぐらいだったけど、内装はほとんど変わっていませんでした。
注文を終え、料理が運ばれてきたんですが、内容がちょっと違ったんです。トムヤムクンを頼んだはずが、トムカーガイという料理が来てしまいました。完全に店側のミスではあるんですが……。
妻が、“トムヤムクンってハッキリ言いましたよね?”と、店員さんへの対応が厳しい。昔だったら、“大丈夫ですよ”と優しく言ってたような……」(38歳/建築)
若い女性の、本音を言いたくても言えない……というところが、男性にとってはいじらしくもあり、可愛らしく思えるポイント。
それが年を経て逞しさが増し、強気な姿勢になってくると、男性の目におばさんっぽく映るのでしょう。
(4)昔は気にしなかったのに…
「妻とまだ付き合っていたころ。二十代のときは、妻は僕よりもたくさん食べるタイプでした。でも、体型は細身で、食べても太らないんです。よく自分で“痩せの大食い”と言っていました。
ところが、三十代に入り、半ばになってくると、それが一転。妻が、体型を気にし始めたんです。“また太った”と言うことが多くなってきました。やっぱり歳のせいでしょうね。若いときのようにはいきません」(38歳/営業)
歳をとると、体質も変わってきます。なにより代謝が落ちてくる。すると、カロリーが消費されにくく、太りやすくなります。
そんな体質の変化が、おばさんぽい印象を与えてしまいます。
(5)どことなく貫録が…
「夜、仕事から帰ってきたときです。その時期、妻は夢中になってみているドラマがあって、テレビの前でかぶりつくように見ていました。僕が“ただいま”と言っても、“お帰り”と言うだけでこっちを見ない。
僕は、そんな妻の背中に目を向けました。そこで気が付きました。背中が、大きく逞しくなっている……って。昔はずいぶん華奢だったのに。頼もしいような、なんか切ないような気分になりました」(35歳/建築)
「生きざまは背中に現れる」とも言われます。大きくなった背中から、これまで経験してきた苦労などを感じ取ったのでしょう。
知らず知らずのうちに貫録を身に付けた後ろ姿を、しみじみと眺めていたのです。
おばさんになった……と思われたとしても、それは必ずしも悪いことではありません。人間は常に変化しているものですから。
ただそれが、醜さや愚かさといった印象に繋がらないようにだけ、心掛けたいものですね。
Editor:Annu Ooki
他の記事もCheck!
▼「何でこの人と結婚したんだろう…」と思った瞬間って?
▼夫が不倫してるかもと思ったら…?
▼アラサー女子のリアルな夜事情をのぞき見!