エリカが警鐘を鳴らす!SNSでセックスレスに!?
著書『ラブダイエット』で、女性にとってのセックスとスキンシップの重要性を説いている栄養コンサルタントのエリカさん。
「セックスレスカップルは日本だけの問題ではなく、海外でも増えています」。その原因とは?
「いちばんは、現代のライフスタイルにあると思います。食生活の不摂生や睡眠不足、慢性的なストレス、環境ホルモンの影響などなど。特に30代、40代は働き盛りで仕事が忙しく、プレッシャーも多いですよね。さらにSNSと向き合う時間が増えたことでセックスにかける時間配分が減ったというのも一因」
アレ不足がセックスレスの原因
「睡眠不足はストレスホルモンを増やし、オキシトシン(愛情を感じるホルモン)を減少させてしまいます。さらには寝不足が一週間続くと、テストステロンという性欲を司るホルモンも減ってしまうのです。
また、日本人女性は献身的で、仕事や家庭を優先しエネルギーを使い果たしてしまいやすい。これは副腎(テストステロンを分泌する臓器)に負担をかけることになり、ますます性欲は減少する一方……」 そんな状況を打破するためにはどうすればいい?
急務!愛情ホルモンを増やす方法
「女性はセックスのときでも『メールに返信しなきゃ』、『朝は起きて仕事を片付けないと』など、考え事でいっぱいになりがち。完璧主義な傾向があるため、身体のセルライトやムダ毛が気になってセックスに集中できないなんてことも。
そんな状態を解消してセクシーな気分になるためには、ストレスレベルを和らげ、女性を美しくしてくれる、オキシトシンの分泌を増やすことが重要なんです」
眠ることがレス解消の糸口!?
「睡眠不足は性欲だけでなく、イライラの原因となるホルモン、コルチゾールを上昇させ、さらには菓子パンやお菓子など血糖値を急激に上昇させるようなものが食べたくなるという美容的にも悪循環を生む原因に。
好きなことをして、自分をご機嫌にする時間を毎日必ず確保してください。そうするとオキシトシンの分泌が増えるんです。時間がなければ深呼吸するでもいいし、好きな香りのオイルを使ってセルフマッサージするでもいい。リラックスする時間が、忙しく働き続ける脳のスイッチをオフにしてくれます」。
エリカ流、セクシーでいることのちょっとしたコツ
「生物学的に、男性はたくさんの子孫を残すためにいろんな女性とセックスをしたいという本能があり、男女の恋愛の情熱が続くのは平均18ヶ月というデータもあるほど。一夫一妻制でパートナーに欲求を感じ続けるのは、それだけ難しいことなんです。だからこそ、夫婦でも必ずデートに出かけてロマンティックな雰囲気を忘れないようにするなどの努力が必要。私は、出張などで出かけるときには必ず夫に小さなメモにメッセージを置いて行きます。そうやって常に愛情を伝え続けるのも大切。
パートナーシップを大事にするフランスでは、ランジェリーにこだわっていて、デートをする前に新しい下着を買うのは当然だし、男性は女性に下着をプレゼントするのも普通のこと。そうやってセクシーさを保つようにしているのですね」
次回は、さらに詳しく、セックスとスキンシップの重要性についてを紹介します!
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PROFILE:エリカ・アンギャル
元ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントとして知られ、美しくなる食生活の第一人者。栄養学、薬理学、生物学などの幅広い知識を持ち、“内側からより美しく、心も身体も健やかに輝く”をテーマに、ハッピーな毎日のための食とライフスタイルの情報を発信している。書籍「ラブダイエット スイーツなしで体と心を満たす美の教科書」¥1300(幻冬社刊)女性の美と健康のためにセックスやスキンシップが重要だと説いた近著も話題。
illustration:Youmi Chen Text:Moyuru Sakai