チンチラとは
チンチラはげっ歯目チンチラ科チンチラ属に分類される動物。南米チリの固有種で、野生のチンチラは山間部に生息しています。
丸くぬいぐるみのような見た目がかわいらしく、近年ペットとして注目が集まっています。
チンチラはグレーやベージュ、ホワイトなど10を超える品種が存在します。グレーが最もメジャーな品種で、野生のチンチラと同じカラー。街中のペットショップでも多く取り扱われています。
反対に希少な品種としては、バイオレット(青紫色)やアルビノなどがあり、流通数が限られ値段も高価になります。
チンチラの寿命と値段は?
チンチラは小さな動物ですが、飼育下での寿命は約15年と比較的長命です。飼育環境によっては20年ほど生きる個体もあるため、飼育する際には長い付き合いになることを理解する必要があります。
野生での寿命は約6年とされ、天敵の存在や過酷な環境下の影響でペットとは大きな開きがあります。
また、チンチラの値段はカラーによって大きく差があります。
メジャーな品種であるグレーは3万円前後と、比較的手の届きやすい値段で流通していることが一般的。一方でホワイトやバイオレットなどの希少な品種は8万円を超える個体も多く、ペットショップでの取り扱いも少ない傾向にあります。
チンチラの飼育方法
チンチラの飼育は動き回れる大きさのケージで
チンチラは活発な動物であるため、ある程度動き回れるサイズのケージが必要になります。また、夜間に一定時間ケージから出して遊ばせることも必要です。砂遊びもするため、ケージの中に砂を敷いた入れ物も置きましょう。
南米の山間部が生息地のチンチラであるため、室温は20度前後に保ち、極力ストレスをかけない環境を作ってあげることが大切です。
チンチラの餌は牧草がメイン
チンチラは本来、草や樹皮を食べて生活する生き物であるため、飼育する際には市販の牧草をメインで与えることが理想です。ペレットは補助的な栄養素として少量のみ与えましょう。
夜行性であるため、食事は主に夜間に行います。朝起きた時に食事量に異常がないか、しっかりと確認することが大切です。
チンチラをよく知って飼育に備えよう
今回はチンチラの値段や飼育方法について解説しました。
チンチラはぬいぐるみのような可愛らしい見た目が人気で、体が強いこともありペットとしての人気が高まっています。しかし、ペットを飼育するということは責任をもって長く付き合っていくということでもあります。万全の状態でチンチラを迎え入れ、楽しいペットライフを送りましょう。