【プロフィール】アンニュイな雰囲気が魅力
名前:デイン・ウィリアム・デハーン(Dane William DerHaan)
生年月日:1986年2月6日(33歳)
出身:アメリカ ペンシルベニア州
身長:173cm
青い瞳を持つ儚げなイケメン俳優
デインの魅力は、なんといっても美しい青い瞳と柔らかなブラウンの髪。どこかミステリアスな雰囲気をもつ彼のルックスと演技には、思わず釘付けになってしまうファンが続出。
PRADAのモデルを務めたことも
デインの身長は、アメリカ人男性の平均身長をわずかに下回る173cm。身長は平均的なものの、その美しいルックスと華奢な身体で、プラダ(PRADA)の広告キャンペーンモデルを務めた経験がある。
芸能界初進出はブロードウェイ公演での代役
2008年にブロードウェイの舞台『アメリカン・バッファロー』にて、子役時代から活躍しているハーレイ・ジョエル・オスメントの代役を務めることに。しかし公演はわずか1週間で打ち切りとなり、実際は出番がなかったそう。
映画界でも注目の的に
2014年、今後の活躍が期待される若手俳優に贈られる賞である英国アカデミー賞ライジングスター賞にノミネート。出身地であるアメリカだけでなく、イギリスでも高く評価されている。
「ハリーポッター」役のダニエル・ラドクリフと大の仲良し
デインと仲が良いと有名なのが、『ハリー・ポッター』シリーズで名を馳せたダニエル・ラドクリフ。禁断の同性愛を描いた『キル・ユア・ダーリン』で初共演を果たし、2人は濃厚なキスシーンを披露して反響を呼んだ。
2人の出会いは本作のオーディション会場。デインはダニエルに初めて会ったときから非常に魅力を感じていたと語っており、現在まで親交を深めているとのこと。
シャイア・ラブーフとは長旅をともにするほどの仲
『欲望のバージニア』で共演したシャイア・ラブーフとはなんと1か月に及ぶ旅行を満喫したのだとか! ロサンゼルスからジョージアまでノンストップで移動し、2人で旅行を楽しんよう。
若い頃のレオナルド・ディカプリオに激似
「ディカプリオの再来か!?」と騒がれるほど彼の若い頃にそっくりなデイン。輪郭から髪型、さらには瞳の色までそっくり!
【結婚】妻アナ・ウッドとの出会いから結婚まで
女優アナ・ウッドは高校時代の先輩
2人はペンシルベニア州のエメーアス高校出身。高校時代に出会い仲良くなった彼らだが、その頃は交際までには発展しなかったのだそう。
2006年から交際し、2012年に婚約
2人はなんと大学も同じ、ノースカロライナ大学芸術学部出身。大学生の頃から交際を始め、6年間の順調な交際の末婚約!
2017年に子供が誕生
アナは2017年4月2日にボウイー・ローズ・デハーンを出産。2人は度々インスタグラムにローズちゃんとの写真を載せており、微笑ましい様子にファンはほっこり。
結婚7周年をお祝い
2019年6月で結婚7周年を迎えた2人。アナは「デインのことを本当に愛しているわ」というコメントとともに、仲睦まじい様子の写真をインスタグラムに投稿。
衣装
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』のプレミアに参加したデインとアナ。パイソン柄のシャツでパンチを効かせたスーツスタイルに、艶のあるオープントゥの革靴でドレッシーにきめている。胸元が広く開いたゆったりとしたモスグリーンのドレスをまとったアナは、どこかクラシカルな雰囲気が印象的。
ベルリンで開催された『キュア ~禁断の隔離病棟~』のプレミアにて。スーツジャケットの下にはグレーのニット。ウィングチップのドレスシューズで、シンプルながらも足元に存在感を持たせたコーディネートに。一方アナは、ボーダー・レオパード柄・モノクロのうさぎのイラストが施された、なんとも奇抜なTシャツで登場。
ニューヨークにて『アメイジング・スパイダーマン2』のプレミアに参加した2人。デインはスタイリッシュかつ光沢のあるスーツと、靴はオーソドックスなプレーントゥをチョイスし、生地の素材感を活かしたスーチングに。一方アナは、たっぷりとしたフィッシュテールの美しいドレスで、大胆に肌を露出しセクシーにきめている。
パリで開催された『アメイジング・スパイダーマン2』のプレミアでは、夫婦揃ってドレスコードを黒で統一。さり気ないストライプ柄のスーツジャケットの下に細かなドット柄のシャツを合わせ、シンプルながらも遊び心のあるスタイリングに。アナは首元からデコルテ、肩にかけて艶っぽい肌を魅せたショートドレス。ベージュの小物で、クールな印象のなかに女性らしさも香らせたコーディネートに。
プラダの広告モデルに起用
2014年春夏メンズコレクションの広告キャンペーンモデルに
プラダの2014年春夏のテーマは “Menacing Paradise”(歪んだ楽園)。ダーク基調のリゾートコレクションのデザインは、デイン持ち前のアンニュイな雰囲気と絶妙にマッチし、目を引くビジュアルになっている。デインの撮影を担当したのは、写真家の巨匠と呼ばれるアニー・リーボヴィッツ。
サテン生地の、サファリを思わせるような色味が特徴のシャツを主役に、ブラックでシックな雰囲気にまとめたスタイル。凛々しい表情とは対照的に、落ち着いた色でまとめられたコーディネートがギャップを生み出している。
デインの瞳と同じ、まるで宝石を思わせるようなブルーのジャケットをまとい、大花柄のシャツでエレガントに魅せたスタイル。ポケットに手を入れて、何かを見透かすような余裕のある彼の表情がとても印象的。
2017年のリゾートコレクションを手がけたのは、プラダのビジュアルをしばしば撮影する写真家ウィリー・ファンデルペール。プラダが生まれたミラノを舞台に、デインは都会的なフォーマルスタイルに身を包んでいる。
まるで映画のワンシーンのようなショット。たっぷりとした生地のタートルネックの上にダブルブレストのコートをまとい、ダンディに仕上げている。
【出演映画】どこか闇を感じさせる怪演ぶり
代表作品
クロニクル(2012)
アンドリューは高校で孤独に過ごしながら、内緒で買ったビデオカメラで自身の生活を記録していた。ある日いとこのマットにパーティーに誘われ出向く。カメラを持つアンドリューは、会場で生徒会長のスティーヴから「あるものを撮影して欲しい」と依頼され、マットと3人でその場所へと向かう。その正体は巨大な水晶。圧倒される3人は、水晶の力で超能力を身につける。彼らはその超能力でいたずらを楽しむものの、ある出来事によってアンドリューは暴徒化してしまう……。
デインは、超能力を持った高校生アンドリュー役に抜擢。彼の狂気に満ちる表情を存分に堪能することができる。
『キル・ユア・ダーリン』(2013)
第二次世界大戦中、アレンのもとにコロンビア大学の合格通知が届く。大学に入学するも、大学の正統な姿勢に納得がいかないアレンは、ルシアン、ウィリアムのような既存のものを破壊して新しいものを作り上げようとする友人を尊敬していた。なかでもアレンは、ルシアンの色気と思考に強く惹かれていくことになる。しかし、彼らの創造のための欲求と選択は、のちに重大な過ちを招くことになる……。
大の仲良しなことで知られるダニエル・ラドクリフとの初共演作品。デイン演じるアレンの美しく儚い魅力が詰まった、文学的同性愛ストーリー。
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(2017)
西暦2740年。宇宙を守る任務を任されたヴァレリアンとローレリーヌは、あらゆる種族が共存する “千の惑星都市アルファ”に派遣される。そこでは謎の放射線汚染が広がっており、ぞの事態を対処する司令官フィリットの護衛を務めることになる。しかし、30年前に消えたはずのパール人が現れ、フィリットを連れ去ってしまう。後を追うヴァレリアンとローレリーヌは、パール人の秘密と放射線汚染の解決に挑んでいく。
フランスで大人気のSFコミックを映画化した本作。主人公ヴァレリアンを演じたデインとカーラ・デルヴィーニュ演じるローレリーヌ。2人の恋の行方にも注目したいところ。
『ライフ・アフター・ベス』(2014)
ザックの最愛の恋人ベスはある日不慮の事故で亡くなり、喧嘩をしたまま2人は死別。ザックは途方に暮れていた。しかし後日、彼の前に亡くなったはずのベスが現れる。喜びを抑えきれないザックは再び彼女を溺愛することになるが、実は彼女はゾンビを化して人間界によみがえったのだ。2人でデートをしているときに突然ベスに襲われて恐怖にさらされる。その翌日、幼馴染のエリカに会ったザックは、久しぶりの生身の美しい女性の姿に徐々に惹かれていってしまう……。
主人公ザックを演じたデインに加え、恋人役として抜擢されたのはドラマ『レギオン』などで活躍するオーブリー・プラザ。デインは「徐々に彼女がゾンビ化していくのがとても面白かったよ」と、ゾンビ姿の彼女を楽しんでいたそう。クールな印象とは裏腹に、どこか憎めないちょっぴりドジなデインの演技に注目。
『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』(2017)
舞台は17世紀のオランダ。希少なチューリップの球根の価格が高騰し、この時期はいわゆる「チューリップ・バブル」であった。
孤児院で育てられたソフィアは、豪商のコルネリスに嫁ぐことになる。初めての裕福な生活に満足する彼女。ある日、コルネリスが夫婦の肖像画を無名画家のヤンに依頼をする。儚く美しいヤンとソフィアは、次第に恋に落ちていく。ヤンはソフィアとともに暮らすために自身が持っていた希少な球根「ブレイカー」を売るが、それを機に思わぬ運命へと導かれていく……。
無名画家ヤンを演じるデインと、ソフィア役には『光をくれた人』で美しい妻役を演じたアリシア・ヴィキャンデルが抜擢。まるで絵画のようなデインと美しい映像には目が離せない。
『ディーン、君がいた瞬間』(2015)
舞台は1950年代のハリウッド。若き写真家のデニスは新人俳優のジェームズ・ディーンと出会う。ディーン出演の『エデンの東』を観たデニスは彼に興味を抱く。ディーンが新時代のスターになると確信し、雑誌「ライフ」に写真を掲載させて欲しいと頼むものの、ビジネスに抵抗のあるディーン。それでも諦めずに徐々に距離を詰めていく2人は、お互いに成功への道へ進むものの……。
写真家デニス・ストックと、ブレイク前に他界したジェームズ・ディーンの2週間の交流をもとに製作された、実話に基づく物語。色気漂うディーン役のデインには思わずため息をついてしまいそう。
『キュア ~禁断の隔離病棟~』(2016)
エリート金融マンのロックハートはある日、2週間前に療養所に行ったきり戻ってこないCEOのベンブルック迎えに行くように命じられる。到着しベンブルックに会うものの療養所を出る気のないベンブルックを目にして、仕方なくホテルに戻ろうとするロックハート。しかしその道中で事故に遭った彼は、目が覚めると療養所のベッドにおり、奇妙な入院生活を余儀なくされることになる。
デインが演じるのは、不気味な生活に巻き込まれる金融マンのロックハート。映像美のなかで繰り広げられるデインの怪演には思わず見入ってしまいそう。デインが狂いに狂っていく、退廃的な雰囲気漂うサスペンスホラー。
その他映画
『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ』(2012)
遊園地のバイクショーで細々と稼ぎながら生活しているルーク。ある日、昔交際していたロミーナと再会し話していると、彼女が自分との子供を授かっていることを知る。妻子を養うことに決めたルークは、町の修理工場に就職。地道に稼ごうと決意したはずの彼であったが、店主のロビンに「銀行強盗でひと儲けしないか」と提案され、それに乗ることになる。
本作は3部構成になっており、デインは第3部にて強盗事件から15年経ったルークの息子役として出演。父親への愛が感じられる演技に注目したいところ。
『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)
『スパイダーマン』シリーズ『アメイジング・スパイダーマン』の完結編。ピーター・パーカーは恋人グウェンと順風満帆な生活をしていた。ところが、旧友のハリー・オズボーンと8年ぶりの再会を果たし、そこから生活は少しずつ変化していく。過去に戦った敵が次々と出現し、ピーターの父親が働くオズコープ社の秘密を知ることになる。
旧友ハリー・オズボーン役を演じたデイン。子供の頃からスパイダーマンの大ファンであると打ち明けたデインは、オーディションでかなり緊張したのだとか。「尊敬できる監督や俳優と一緒に仕事ができて本当に嬉しかった」と嬉しそうにインタビューで語っている。
最新作品
『ビリー・ザ・キッド 孤高のアウトロー』(2019)
伝説的なアウトロー、ビリー・ザ・キッドの生涯を描いた本作。ビリーを追っていた保安官のバットは、1人の少年リオと出会う。リオはバットに憧れて旅に同行するようになり、のちにビリーとバットの銃撃戦に巻き込まれることになる……。
本作で主演のビリーを演じたデイン。ワイルドで威厳を放つ彼を見たファンからは「ディカプリオにどんどん似てきている!」との声が。普段の儚げな印象とは一味違ったデインに注目。