(1)「〇〇さんはできてたけど…」
「今年、転職をして新しい職場になりました。そこで、仕事のための資料作りで、パソコンでエクセルを使わなければいけませんでした。苦手なこともあって、先輩の女性社員にやり方を尋ねたんです。
すると、“〇〇さんはできてたけど”と、同じ時期に入社してきた人のことを例に挙げて比べてきました。本人は嫌みのつもりじゃないかもしれないけど、こっちは傷付きますよねぇ」マサト(仮名)/29歳
人にはそれぞれ得手不得手があります。
あるひとつのジャンルで比較され、劣っているとみなされるのは心外。ショックと同時に、悔しい思いをするでしょうね。
(2)「それしかもらってないの!?」
「仲のいい男女合わせた友だち数人で飲みに行く約束をしていました。僕は仕事でだいぶ遅れてしまったんです。するとひとりが“相当稼いでるんじゃない?”と聞いてきたんです。
仲間内だったので、あまり深く考えず給料を明かしたら、“そんだけしかもらってないの!?”“転職した方がいいよ!”という声が……。やりたい仕事をやってるからお金は気にしてなかったんだけど……なんかヘコみました」ナオト(仮名)/32歳
もらっている給料で仕事の良し悪しを判断してしまうところはありますが、大事なのは本人がやり甲斐を感じているかどうかです。
安いからといって、哀れみを感じさせるような発言は避けるべきでしょう。
(3)「なんか臭くない?」
「三十代も後半に入り、なんとなく自分の体臭を気にするようになりました。加齢臭というやつです。あるとき、会社の同じ課のメンバーで、ミーティングを兼ねてランチに行ったんですね。そこで個室に通されました。
しばらくして、ひとりの女子社員が“なんか臭くない?”と言ったんです。ドキッとしましたよね。まさか俺じゃあ……。結局は、その店で使われてる食材が原因だったんだけど、指摘されたらショックでしょうね」コウタ(仮名)/36歳
体臭に関しては、男性もある程度年齢を重ねてくると意識するところです。
もちろん、直接「臭い」なんて指摘してはいけませんが、「臭くない?」なんていう、ほかに同意を求めるような言い方にも、敏感に反応する男性がいるので気を付けましょう。