(1)ピルの普及で性病が増加
「性病の流行に大きく関係しているのが、ピルの普及。ピルで避妊できるようになったため、コンドームを使う人が激減したのです。しかしピルにはウイルス感染を防ぐ効果はありません」
(2)子宮頸がんや不妊になる可能性も!
「HIVや肝炎をのぞくほとんどの性病は完治できます。ただし症状が出ないため、無自覚のまま悪化するケースがあり、放置すると子宮頸がんや不妊になる可能性も。」
(3)梅毒が流行中?
梅毒は、かつて江戸時代に大流行した性病の一つ。ペニシリンの開発で患者数が激減したものの、近年、再流行しています。
「初期の梅毒は痛みがなく、感染に気付かない人がほとんど。患者が激減してから70年近く経っており、医者の意識や知識も低下しています。梅毒感染の重要な手がかりは“赤い発疹”。発疹が出た場合は、すぐに検査を受けましょう」
(4)コンドームで予防しよう
「性病はコンドームを使用するだけで、感染リスクをぐっと軽減できます。自分の身を守れるのは、自分だけ。パートナーにもしっかりと理解してもらいましょう。少しでも感染の不安がある場合は、すぐ病院へ。」