馴れ初めの正しい意味って?
『二人の馴れ初め』『そもそもの馴れ初め』『馴れ初め話』というように使う馴れ初めには、どのような意味があるのでしょうか?馴れ初めの場やエピソードについてチェックするためにも、まずは正しい意味や由来を確認しましょう。
「恋の始まり」という意味
馴れ初めは『恋の始まり』を意味する言葉です。出会いの瞬間はもちろん、そこから親しくなっていく過程や、恋愛関係を深めていく過程の最初の部分も含めます。
例えば『職場の同僚でライバルとして営業成績を競っていました。あるとき仕事上のミスで落ち込んでいたところ、食事に誘われたのが恋愛対象として意識するようになったきっかけです』といった恋の始まりも馴れ初めです。
また、その後の『何度か相談に乗ってもらい、プライベートでも会うようになると、自然にお付き合いに発展していきました』といった、関係が進展していく過程も馴れ初めといえます。
「馴れる」「初める」が合わさった言葉
言葉の意味を深く理解するために、馴れ初めを分解して考えるのも有効です。馴れ初めは『馴れる』と『初める』が組み合わさってできました。
馴れるは動物が徐々に人に懐く様子を表しています。飼い始めてすぐは、犬も猫も警戒してなかなか近づいてきません。それでも毎日世話をすることで、犬や猫の警戒が解け始め親しみを持ち始めます。その様子が馴れるです。
初めるは『~し始める』という意味がある言葉のため、馴れると合わせることで『親しみを持ち始める』ことを意味します。ただし馴れ初めは、馴れるの本来の意味のように動物との関係ではなく、人間の恋愛関係に使われる言葉です。
ここで出会いました!馴れ初め定番スポット
出会いには定番スポットがあります。例えば『学校』や『合コン』『SNS』『マッチングアプリ』などです。さまざまな馴れ初めの場があるということは、どのような場所にも出会いのチャンスがあるといえます。定番スポットをチェックすれば、出会いや恋愛に積極的になれるかもしれません。
学校での出会いは社会人で再会のち結婚も
出会いは『学校』というカップルもいます。同じゼミやサークルで知り合い付き合い始めたという馴れ初めです。共通の友人や話題が豊富にある環境のため、恋愛に発展しやすいでしょう。
学生時代に恋愛関係にならなかったとしても、社会人になり同窓会で再会してから付き合うケースもあります。大人になった同級生との再会にときめくパターンです。
思い出を共有している相手でもあるため、社会人になって知り合った相手とは違う安心感があるでしょう。
合コン・飲み会は王道の出会い
『合コン』や『飲み会』も出会いの場として王道です。合コンは出会いを求めて男女が集まるため、出会いがお付き合いに発展しやすいのが特徴といえます。
友達に誘われて渋々参加した合コンで、運命的な出会いがあるかもしれません。お酒を飲みながら会話をするため、リラックスしやすく打ち解けやすい場でもあります。
リラックスしやすいのは飲み会も同様です。普段は仕事の話しかしない会社のメンバーであっても、飲み会の席では思いの外会話が弾み、関係が発展するかもしれません。
SNSや趣味からつながる出会い
さまざまな『SNS』で、オンライン上のコミュニケーションを楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。ダイレクトメッセージなどを活用すれば、気の合う相手と連絡を取り直接会える可能性もあるツールです。
意気投合すればお付き合いにつながるかもしれません。特に『趣味』でつながっている相手とは、初対面でも会話しやすく楽しい時間を過ごしやすいものです。
趣味で集まるメンバーとのオフ会があるなら、ぜひ参加してみましょう。SNSだけでなく、社会人サークルや教室に参加するのもよい方法です。趣味の仲間との出会いが恋愛に発展する可能性があります。
マッチングアプリは出会いの宝庫!
『マッチングアプリ』を出会いの場として活用する人が増えています。お互いに出会いを求めており、スムーズに関係が発展しやすいのが特徴です。
相手に求める条件設定やフィーリングの合う相手とマッチングするためのアンケートを行うアプリなら、好みに合う人と出会いやすいでしょう。効率よく出会いたい人にも向いています。
アプリによって目的はさまざまです。交際相手と出会う目的はもちろん、結婚を前提にした出会いのためのアプリもあります。自分が求めている関係をはっきりさせ、利用するアプリを選ぶのがポイントです。
以下ではおすすめのマッチングアプリも紹介しているので、気になった人はチェックしてみてください。
Pairs(ペアーズ)
Pairs(ペアーズ)は利用率No.1(※)の真面目な恋愛・恋人探し・出会い探しのための恋活・婚活マッチングアプリ。
理想の条件で検索出来るだけでなく、「音楽」「マンガ」「映画」「カフェ巡り」など様々な趣味のコミュニティから出会いを見つけることも出来ます。普段出会えないような人と出会えるチャンスもあるかも。
※ MMD研究所xスマートアンサー「2019年マッチングサービス・アプリの利用実態調査」より
Match(マッチドットコム)
Match(マッチドットコム)は「マジメな出会い」を求める大人向け婚活マッチングアプリ。30代以上の大人の独身男女の利用率が高くいのが特徴で、真剣な恋愛を求めている人におすすめのマッチングアプリです。登録・相手の検索は無料なので気軽に試せるのもおすすめポイント!
タレントの馴れ初めエピソード
有名なタレント同士が結婚したというニュースを見ると、馴れ初めが気になりませんか?ドラマのようなタレントの馴れ初めエピソードを紹介します。
人気俳優同士の電撃婚
俳優同士のカップルは、突然の結婚発表までお付き合いが公表されていないケースも珍しくありません。どちらも人気俳優であれば、衝撃を受ける人も多いはずです。
話題になったドラマで共演していた2人は、同じ作品の続編撮影時に急接近したといわれています。そしてどちらかが先に撮影を終えたときも、現場に残っていることがしばしばあったのだそうです。
ドラマで夫婦として共演していた2人は、役柄と同じように結婚に至りました。
共演がきっかけでゴールイン
3度に渡る共演で結婚したカップルもいます。最初に共演したのは2012年、7年後の2019年に2度目の共演を果たし、さらにその翌年にも共演しています。
繰り返し会ったり話したりする人には親しみを感じやすいものです。同じドラマや映画に何度もキャスティングされれば、自然と気になる存在になっていくのではないでしょうか。
しかもそのうち2回は幼なじみ役でした。運命のようなものを感じ、お付き合いに発展したのかもしれません。約1年の交際期間に報じられることもなく、ゴールインしたカップルです。
出会いは歯科医院、院長が紹介
タレントだからといって、出会いは仕事現場とは限りません。タレントとモデルのカップルの出会いは歯科医院でした。
モデルをしながら歯科衛生士としても働いていた女性を、院長が患者として訪れていた男性に紹介したのがきっかけだそうです。そのときの紹介は「モデルもやっているんですよ」という程度の軽いものでした。
そのような出会いから数年で結婚発表をしたカップルです。ハワイのビーチでひざまずいてプロポーズをしたという、芸能人らしい華やかなエピソードもあります。
馴れ初めを言い出しにくいときの言い換え
どのようなカップルも出会いがなければ始まりません。しかし馴れ初めによっては言い出しにくいものもあるでしょう。そんなときは、対策として言い換えが有効です。
親や友人など報告する人に合わせて表現を変えれば、交際や結婚の報告を素直に祝ってもらいやすくなります。
家族や友人で使い分けて話すケースも
例えばマッチングアプリで出会った恋人との馴れ初めを話すとき、友人には「マッチングアプリで出会った」と話しても問題ないでしょう。同世代であればマッチングアプリが浸透しているからです。
しかし両親といった家族への報告では、伝え方を工夫した方がよいでしょう。マッチングアプリに対して、昔の出会い系のようなよくない印象を抱いていることもあり得ます。
そもそもマッチングアプリを知らない可能性もあるでしょう。親世代にも分かりやすいように、マッチングアプリについて説明してもいいですし、理解しやすく『結婚相談所』と表現してもよいかもしれません。
価値観に合わせて伝えることで、理解してもらいやすくなるでしょう。
「共通の趣味」などに言い換える
伝えにくい馴れ初めなら、うそにならないよう言い換えると印象がよくなります。例えばマッチングアプリは、先に紹介した『結婚相談所』の他に『共通の趣味』といった言い換えが可能です。
結婚相談所も伝えにくいときには『共通の知人を通じて』ならスマートに表現できます。合コンは『友人の紹介』や『友人との食事会』、婚活パーティー・街コンは『イベント』や『交流会』と言い換えてもよいでしょう。
ナンパをされたのが出会いのきっかけなら、『一目惚れ』と表現するのもよい方法です。
まとめ
恋の始まりや関係が始まった最初の時期を『馴れ初め』といいます。動物が懐く様子を表す『馴れる』と、始めるという意味の『初める』を合わせた言葉です。
代表的な馴れ初めには、学校や合コン・SNS・マッチングアプリなどがあります。ただし中には親や親戚に伝えにくいケースもあるでしょう。
そのようなときには、合コン=友人の紹介、婚活パーティー=イベント、SNS=共通の趣味などと言い換えると理解してもらいやすいはずです。馴れ初めについて知ることで、前向きな出会いや恋愛のきっかけになるかもしれません。