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FUTURE is MINE

【祝】MINEのドキュメンタリーが国際映画祭にノミネート!制作スタッフが語る撮影秘話と、企画に込めた想い

2020/08/25

女性のエンパワーメントを後押しする特別企画 Future is MINE の第7作目『Future is MINE -アイヌ、私の声-』が、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA) 2020」 のノンフィクション部門にノミネート! それに先立ち、“日本一の星空” と称される長野県阿智村の星空の下で開催された、「SSFF & ASIA 2020 in 阿智 -日本一の星空映画祭-」の日本博特別プログラムにて本作が上映されました。そこで語られた撮影秘話や、Future is MINE に込めた想いをお届けいたします。

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア とは?

俳優の別所哲也さんが発起人となり、1999年より開催されているアジア最大級のショートフィルムの祭典。2004年に米国アカデミー賞公認の映画祭として認定されました。MINE が制作した『Future is MINE -アイヌ、私の声-』は、人々や社会の課題を映し出すノンフィクション部門にノミネート。優秀賞に選ばれると、次年度の米国アカデミー賞短編部門のノミネート候補作品となります。

SSFF & ASIA は例年6月に開催されていますが、今年は新型コロナウイルスのの感染拡大の影響で9月に延期されます。長野県阿智村での「SSFF & ASIA 2020 in 阿智 -日本一の星空映画祭-」は、東京開催に先行して8月8日〜16日に行われました。

アイヌ女性の葛藤と成長を追うドキュメンタリー『Future is MINE -アイヌ、私の声-』

左:主人公の萱野りえさん 右:セミノール族のデュランテさん

アイヌである萱野りえさんは、アイヌが多く暮らす北海道の阿寒湖に生まれ、アイヌの唄や踊りに囲まれて育ちました。
成長してゆく中で、アイヌである自分を嫌になったことがありましたが、信頼できる友人との出会いをキッカケに、アイヌ語で歌うボーカルグループ「MAREWREW」の一員として、再びアイヌ文化と共に歩み始めます。しかし、自分の活動に限界を感じ、いつしか自信を失っていったのです。

結婚・出産を経験し、めまぐるしく過ぎゆく日々の中で、時間に限りがあることに焦りを感じたりえさん。一瞬立ち止まったときに湧き上がってきたのは、やはり自分のルーツであるアイヌへの想いでした。
そんなとき、米国フロリダ州南部に居住する先住民・セミノール族の人々との交流するチャンスが訪れます。同じ先住民として独自の文化を持つ彼らの姿に、彼女は何を学び、何を見出したのでしょうか。

作品はこちらからご覧になれます

プロデューサーと監督が語る、撮影秘話

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020 in 阿智 -日本一の星空映画祭-

長野県下伊那郡阿智村の星空

「SSFF & ASIA 2020 in 阿智 -日本一の星空映画祭-」は、環境省から “日本一の星空” に認定された長野県の阿智村で開催。開放的な星空の下、『Future is MINE -アイヌ、私の声-』が上映されました。上映後、プロデューサーのチュック・ベッシャーと監督の富田大智が、観客の前で制作秘話を語っています。

左から:MCのジョン・ハガティーさん/チュック・ベッシャー/富田大智

撮影期間はどのくらいあったのですか?

富田:北海道とフロリダを合わせると2〜3ヶ月です。

本作のアイデアはどこからきたのですか?

ベッシャー:Future is MINE は女性をエンパワーメントすることがコンセプトで、今回で7作目です。今年のはじめに開催された「さっぽろ雪まつり」で作品を発表できることになったので、北海道に住むアイヌの女性に密着しようと思いました。

主人公のりえさんとはどのような出会いだったのでしょうか?

富田:りえさんのほかにもアイヌの女性にお会いしたのですが、その中で一番に葛藤を抱えていて、人生ドラマがあったのがりえさんでした。シャイだけれど伝えたい想いが強い方なんです。映像を撮るうえで、それは大事な要素であると感じました。

アイヌとネイティブアメリカンをつなげるストーリーラインが新鮮ですね

ベッシャー:彼女が思い描く未来を聞き出し、それを体現している例があるのかを探しました。そして、もっとも近い形で実現しているのが、アメリカのセミノール族でした。

セミノール族との撮影はスムーズでしたか?

富田:アメリカでの撮影前はすごくバタバタしていましたので、りえさんも不安だったと思います。

ベッシャー:実は、準備不足の状態でアメリカに乗り込んだのですが、りえさんと交流したデュランテさんは、「先祖同士がつながっていたのかもしれないと思うほど、りえさんが目の前に現れた瞬間に運命的なものを感じた」と言ってくれました。現地の方の協力により実現したことがたくさんあったので、ラッキーだったと言えると思います。

Future is MINE に込めた想い

「夢があるけれど一歩を踏み出す勇気がない」
「自分の人生と本気で向き合っていないかもしれない」
そんなさまざまな葛藤を抱えた女性が、自ら一歩を踏み出せるように背中を押したい——。 Future is MINE はその想いを映像を通してお伝えしています。

今回ご紹介した『Future is MINE -アイヌ、私の声-』で7作目を迎え、MINE を飛び出し国際的な映画祭で上映されるまでに至りました。これも日頃から MINE を応援してくださるみなさんのおかげです。

コロナ禍により、これまでよりも不自由をしいられる世の中になりましたが、Future is MINE に込めたメッセージが、今後も多くの女性たちを勇気づけるものとなりますように願っております。次の主人公はあなたかもしれません。

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020 概要

映画祭代表:別所哲也
フェスティバルアンバサダー:LiLiCo(映画コメンテーター)
【開催期間】9月16日(水)〜9月27日(日) ※オンライン会場は8月1日よりオープン
【上映会場】オンライン会場および表参道ヒルズ スペースオー含む都内複数の会場にて開催 ※開催期間は各会場によって異なります。
【料金】無料上映/無料配信 ※一部、有料イベントあり(予定) ※8月15日(土)より予約開始
【主催】ショートショート実行委員会/ショートショート アジア実行委員会

※上記の記載内容は変更になる場合がございます。
※ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020については、この度の新型コロナウイルス感染症対策を受けて、中止・延期等の変更の可能性がありますので、公式サイト等で最新情報の確認をお願いいたします。

お問い合わせ先:03-5474-8844

公式サイトはこちらから

Text:Mariko Ankai

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