【香水の種類・特徴】を知って香り美人に！匂いが持続する付け方やおすすめ香水を特集

香水の種類と用語を知って香りを制して！《基本の7語》

パルファムやコロン、それぞれの違いなんて覚えきれない！ そんなときはまず言葉の意味を知ればイメージが湧きやすいはず。ここでは香水の代表用語を解説していきます。

『パルファム』＝香水

『パルファム（パルファン）』はフランス語で「香水」を意味する言葉。芸術品と呼べるほど完成度が高く深みのあるものを指します。＜香水の基準＞と覚えておくとよさそうです。

『トワレ』＝化粧・身づくろい

『トワレ』はフランス語で「化粧・身づくろい」という意味。同じくフランス語で「水の」を意味する『オーデ（オード）』と直訳すると『オードトワレ』は「化粧水」を表すことになり、パルファムよりも水っぽく、軽い感覚のものを指します。

『コロン』＝ドイツの都市「ケルン」

『コロン』はドイツの都市「ケルン」を指す言葉で、『オーデコロン』を直訳すると「ケルンの水」という意味になります。このケルンの水は現在もアロマセラピーなどで使用されており、爽やかに香る程度のもの。よって『オーデコロン』と呼ばれるものもさりげない香りが多く、世界最古の香水としても有名です。

『トップノート』＝最初に訪れる華やかな香り

香水の香りは段階的に変化するのをご存知ですか？ なかでも最初に訪れる香りを『トップノート』といい、華やかでとても爽やかな香りが多いのですが、揮発性が高いのでつけて10分くらいで次の香りに移ってしまいます。なので、これはあくまでつけた瞬間自分だけが楽しめる香り。香水選びの際はトップノートの香りだけで決めないことをおすすめします。

『ミドルノート』＝主役の香り

トップノートの次に訪れる香りを『ミドルノート』といい、香水のいちばんメインになる部分を指します。香りの持続性は3時間程度とやや長めで、柔らかくバランスがいいのが特徴です。

『ラストノート』＝香りの余韻

つけてから約2～3時間後、最後に訪れる香りを『ラストノート』といい、これはつける人の汗や体臭により若干変化しますが、とても穏やかに香るのが特徴。持続時間が12時間程度といちばん長く、香りの余韻を残してくれるので、つけた人のイメージをつくる部分ともいわれています。

【比較】主な香水《4種類》それぞれの特徴をCHECK！

ここからは主に4種類に分けられる香水の種類とそれぞれの特徴について詳しく解説していきます。持続性が高いのは？ さりげなく香るのは？ これを読めばシーンに応じたベストな香水を選ぶことができますよ♪

香りが持続する『パルファム』

『パルファム』は香水のなかで最も香りが強く、持続時間も長いのが特徴。自分だけでなく周囲にもしっかり香りを放つことができちゃいます。ただし、匂いが強いためつけすぎには要注意。オフィスやフォーマルな場での使用は避け、デートやパーティーなど特別な日にワンプッシュ忍ばせる程度がおすすめ。お気に入りの香りを纏えばみんなからの注目度だって高まるはずですよ♪

パルファムの次に香り高い『オードパルファム』

『オードパルファム』も香りを楽しむのに十分な種類。パルファムに比べると香りの強さや持続時間が若干弱まってしまいますが、それでも持ちは十分なのでつけすぎに注意し、家をでる前にワンプッシュまとえば何回もつけ直さなくても一日素敵な香りを味わうことができちゃいます。パルファムだと香りが強すぎる……。だけど持続時間は長いものがいい！ なんて方はオードパルファムを試してみて♪

デイリー使いにぴったり『オードトワレ』

香水のなかでいちばんポピュラー＆つけやすい『オードトワレ』はふんわり漂う優しげな香りが特徴。数時間経つとほのかに香る程度になるので、朝・夕と一日に2回つけるのがおすすめです。デイリー使いできる香水をお探しなら、オードトワレからお気に入りを見つけてみて♪

ライトな付け心地『オーデコロン』

軽やかに香る『オーデコロン』は香りの強さ、持続時間共に低いため、香水初心者さんや香水のきつい匂いが苦手な人におすすめ。やや多めにつけても香りが強くなりすぎないのでシーンを気にせず、気軽に楽しむことができちゃいます。気分転換やシャワー感覚での使用にそっとまとえば、きっと心癒されるはず。

【選び方】どの《形状（タイプ）》の香水を選ぶ？

香水は形状も豊富なのが嬉しいポイント。タイプによって異なる魅力をここで把握しておけば、素敵な香りをさらに味方につけることができますよ♪

いちばんポピュラー『スプレータイプ』

いちばんメジャーな『スプレータイプ』はミストが広範囲に広がるので、少量でもまんべんなく香りを広げられるのが嬉しいポイント。ボトルもおしゃれなデザインが多く、お部屋のインテリアとして楽しむことだってできちゃいます。ただし、スプレータイプの香水といえば手首などにつけた後ついついこすって香りを伸ばそうとしがちですが、実はこれNG行為。こすると摩擦熱で香りが潰れ、変質したりせっかくのいい香りが飛んじゃうのだとか。そのためこのような行為は避け、体に優しく吹きかける程度で大丈夫！ ということを覚えておいてくださいね。

肌に優しくほのかに香る『練りタイプ』

『練りタイプ』の香水は香りの成分をオイルやワックスに練り込み、軟膏状にしたもの。液体よりもほんのり爽やかに香り、蒸発もゆっくりなのでお好みの香りを長く楽しむことができちゃいます。また、アルコールフリーで肌への刺激が少なく、肌荒れやかぶれを起こしにくい点と、指で量を調整しながらつけることができるのでつけすぎを防止できるのも嬉しい魅力。液漏れの心配なく持ち運びに便利なコンパクトサイズなので外出先でのお供にぴったりですよ♪

ピンポイントでつけやすい『ロールオンタイプ』

『ロールオンタイプ』は先端についたロールを転がしながら肌に直接塗っていくタイプの香水。狙った場所にピンポイントでつけることができ、音もせず周囲に香りが広がる心配もないので外出先でのつけ直しも◎。さらにロールオンタイプの香水は比較的ミニサイズのものが多いため、最後まで使いきりやすいのも嬉しいポイント。持ち運びに便利なのでバックにそっと忍ばせておけば、いつでもどこでも素敵な香りを堪能することができますよ。

【使い方】《種類別》に香水の効果的な付け方を伝授

香水の種類や特徴を押さえたところで、ここからは香水の効果的な付け方をレクチャーしていきます。正しい方法をマスターすれば第一印象モテGET間違いなし！ 今すぐ実践して♪

『パルファム』は1プッシュで十分

パルファムは香りが強いため、1プッシュで十分。1滴を肌の一点に落とすようなイメージでオンすれば◎。手首やうなじなど脈打つところにつけると体温で温まり、その箇所だけをほんのり漂わせることができるので、気になる彼とのデート前につけるならこういった箇所がおすすめ。ふとした瞬間漂う香りに彼もドキッとするはずです。

『オードパルファム』は1～3プッシュ延ばすように

オードパルファムも香りが強いため、1～3プッシュ程度で十分。腰から下や背中などに1～3プッシュするか、空中に吹きかけてその下をくぐる付け方がおすすめ。こうすることで歩くたびにふわっと素敵な香りを放つことができ、すれ違う人が思わず振り向いちゃうなんてことも♪ また、香りの主張を抑えたいときはコットンに含ませてからつければ◎。万が一つけすぎてしまっても水で洗い流せば香りを薄めることができますよ。

『オードトワレ』は2～4プッシュ

オードトワレは2～4プッシュ肌に薄くのばす程度で◎。持続性があまりないので4時間程経ってからつけ直すとほのかな香りを維持することができちゃいます。つける箇所としては腕やひじの内側、また耳の後ろやうなじあたりが香りの存在感を際立たせるのにおすすめです！

『オーデコロン』は10㎝程度離すのが◎

オーデコロンはある程度まとめてつけて◎。ほんのり香らせたいなら足首やひじの裏、内もも、ウエストに。しっかり香りを楽しむならうなじや手首、胸元につけるのがおすすめ。ただしスプレータイプの場合、吹きかける位置が近すぎたり、遠すぎると香りがしっかりつかない恐れがあるので要注意。10㎝程度離した距離からつけるのがベストですよ。

香水をつけるベストなタイミングは予定の10～20分前！

香水は一般的に、つけてから10～20分後に訪れるミドルノートの段階で最も良い香りを放つとされています。なので香水をつけるタイミングとしては自分を演出したい場所に着く10～20分前がベスト。予定より少し早めにつくようにしてお化粧室でワンプッシュ。などの工夫をすれば香水をより効果的に楽しむことができますよ。

【保管】香水に使用期限はある？正しい保管方法を知ろう

いつまで使えるのか見極めが難しい香水。ここでは香水の使用期限と正しい保管方法について解説します。お気に入りのアイテムを無駄にすることがないよう、ここでしっかり押さえておきましょう。

《使用期限》未開封なら3年、開封後は1年が目安

香水の使用期限は未開封の状態で3年、開封後で1年が目安とされています。保管方法や製品の配合成分により異なることも多く、使用期限をすぎるとすぐに使えなくなるというわけではありませんが、品質が劣化する恐れがあるためなるべく早めに使い切るのがおすすめ。透明の液体がアメ色に変色したり酸っぱい匂いがするものは劣化が進んでいると判断し、使用を控えるようにしてくださいね。

《保管方法》直射日光を避けた冷暗所がベスト

香水を保管する際に気を付けたいのが温度変化・光・酸素・紫外線。これらは化学変化を招く可能性があるため、家庭で保管する際は直射日光や蛍光灯の光を避け、一定の温度が保たれる冷暗所もしくは冷蔵庫やワインセラーでの保存がおすすめ。また、酸化を防ぐためにも使用したら必ずキャップを閉めるように徹底してくださいね。

【香りの種類】人気6種とおすすめ香水をPICKUP！

あなたはどの香りが好き？ ここからは人気の香りとおすすめ商品をご紹介。理想にマッチする運命の香水がきっと見つかるはずですよ♪

女性らしく華やかな『フローラル系』

女性らしく上品な印象を与えたいなら『フローラル系』の香水がおすすめ。シングル系なら好きなお花の香りを存分に。ブーケ系ならお花畑のような深みのある香りを堪能することができちゃいます。シーン問わず使えるかわいらしい香りなので、ひとつもっておくと重宝すること間違いなしですよ♪

▼ローズブーケの乙女な香り

▼透明感あふれる優美な香り

万人ウケする爽やかな『シトラス系』

明るく爽やかな印象を狙いたいなら、レモンやグレープフルーツ、オレンジなど柑橘類を使った『シトラス系』の香水一択。レディース・メンズ問わず人気が高く、リフレッシュ＆集中力向上効果も◎。また天然香料を使用しているものが多く、ライトに漂うため強い香りが苦手な人にもおすすめです。

▼フレッシュな香りがセクシーにまとう

▼太陽を浴びた官能的な香り

クセになる魅惑の『オリエンタル系』

『オリエンタル系』の香水はバニラ・アンバー・ムスクなどインドや中東を感じさせるエキゾチックな香りが特徴。ちょっぴりスパイシーでクセになる匂いが唯一無二の魅惑的な雰囲気を演出してくれます。神秘性や刺激的な表情を醸し出したい夜のデートなどにさっとまとえば、セクシーな色っぽさを放つことができますよ。

▼恋を誘う魅惑的な香り

▼ムード漂うエキゾチックな香り

癒し効果抜群の『ウッド系』

森や木々を連想させる『ウッド系』の香水は落ち着いた深みのある香りが特徴。清涼感と癒し効果に優れているので男女問わず嫌いな人が少なく、あらゆるシーンで好印象を残すことができちゃいます。またクセを全く感じさせないので香水初心者さんにも◎。どんな香りがいいかお悩みならぜひ試してみてくださいね。

▼クセになるオトナな香り

▼万人受けする癒しの香り

ポップで甘い『グルマン系』

フランス語で「食いしん坊」を意味する『グルマン系』の香水は、お菓子やスイーツを想像させる甘くて濃厚な香りが特徴。好き嫌いが分かれやすく、TPOに応じた使い分けがやや難しくはありますが、その食べたくなるほど柔らかく、ポップな香りに魅了される人が多いのも事実。ほんのりまろやかな香りを纏えば、そのキャッチーな魅力にあなたへの注目度も高まるはずです。

▼彼を虜にするフェミニンな香り

▼忘れられない魅惑的な香り

上級者向け『ハーバル系』

『ハーバル系』の香水は薬草やスパイスなど香味植物を元にした、ハーブを感じる深みのある香りが特徴。天然原料にこだわりのあるものが多く、世界的な自然回帰ブームやオーガニック人気に伴って近年注目を集めている種類です。ただ、薬のような匂いが強いものもあるので、どちらかというと香水上級者さんにおすすめですよ。

▼心安らぐ優しい香り

▼誰もが夢中になる芳醇な香り

▼コスパ良し！なプチプラ香水だけまとめてチェック！！

【おまけ】センスが光る香水の活用方法

最後に香水の活用法についてご紹介します。使い切れず余っているもの、部屋の隅に眠ったままのものだって劣化前なら瞬時に復活！ 香水のいつもとは違う味わい方を楽しんでみて♪

『ルームフレグランス』にしておうち時間を楽しもう

瓶に香水を入れ、竹串やラタンスティックを挿し込めばディフューザーの完成！ おしゃれな容器をセレクトすれば女子力高めのお部屋に変身させることだってできちゃいます。また、より手軽に楽しみたい場合はコットンやハンカチ、厚紙に香水を吹きかけ置いておくだけでも◎。素敵な香りをお部屋全体で楽しむことができますよ。

『手作りサシェ』で香りを忍ばせて

使わない布やコットンに香水を含ませ、巾着袋などにいれておけばお手製サシェに早変わり。ポーチの中に入れて持ち歩いたり、クローゼットや玄関、靴箱などに入れておく、枕元に置くなど使い方はさまざま！ ほのかに香る程度なので周囲に好印象を与えることができるうえ、服や小物にお気に入りの香りがさりげなく漂い、外出先でも心地よく過ごせること間違いなし。簡単にできるのでぜひ試してみてくださいね。

『浴槽のお湯に数滴』たらせば極上のバスタイムに

お湯をはった浴槽に3～5滴程香水をたらせば、バスルームがラグジュアリーな空間に大変身！ 水に溶けることで身体にまとったときとはまた違う香りを楽しむことができ、リラックスできるお風呂時間をより優雅に堪能することができますよ。ただし、湿気と気温が高いバスルームでは香水の香りが広範囲に広がりやすいので、あまり多く入れすぎないように注意してくださいね。

『就寝前』につければ安眠効果◎！

就寝前に足首や腰など鼻から遠い位置に香水をワンプッシュすれば安眠効果絶大。布団の中で香りが舞い、深く快適な睡眠をとることができますよ。香りとしてはシトラス系や石鹸系の優しい匂いがおすすめ。心地よい眠りで朝の目覚めもすっきりしそうです。