ツヤ髪になるために知っておきたいこと
ツヤ髪を作るには「髪の傷み具合」「毛流れをそろえる」が重要ポイントになってきます。艶やかでしなやかな髪を保つだけでその人の美しさを引き立たせてくれます。ただ、髪はどうしても生活習慣などの影響をも繊細に受けるので、ベストな状態を保つことは決して簡単ではありません。それでも日々気にしてケアしてあげることでツヤ髪に近づき保つことは可能なので頑張っていきましょう。
ツヤ髪に近づく方法はなにがある?
「髪の傷み」「毛流れをそろえる」このふたつをまずクリアさせればツヤ髪に近づいていきます。この条件を満たすものとして以下の6つの方法があります。
- カット……傷んだ部分を切ることができる
- カラー……色の効果でカモフラージュ
- ブラッシング……髪を清潔に保ち表面を整える
- シャンプー&トリートメント……頭皮の環境を整え、髪に栄養を与え強くする
- ブロー……雑菌の繁殖を防ぎ、毛流れを整え形の土台をつくる
- スタイリング……形を整え、外部からの刺激から髪を守る
「美容院」と「セルフケア」がありますが、専門知識・技術などを扱っていて、このひと通りを1度に行ってくれる美容院でケアしてもらうことが安心な近道です。その延長線上にセルフケアが大切になってきます。
なので目安としては、1~2ヶ月の単位で定期的に美容院でメンテナンスできるとベストです。
やらない方がいい5つのNG習慣
ツヤ髪を育てるうえでとくに気をつけたい習慣は、すぐに直せるところにあるので当てはまる方は気づいたときでもいいので少しずつ意識して変えていきましょう。
- 自然乾燥
- 乾かしすぎ
- ドライヤーをあてる向きを下から上にする
- ゴシゴシ髪に摩擦を与える
- 紫外線を浴びる
▼NG1「自然乾燥」
忙しかったり、とくにロングの方は髪を乾かすのが面倒くさいですよね。ただ、髪も濡れている状態のまま放っておくとタオルなどと同じように雑菌が増えてしまいます。うねりや広がりにも繋がったり、切れ毛も増えたりと影響が大きいので濡れたままで寝るのはNGです。
▼NG2「乾かしすぎ」
乾燥した肌と一緒で、乾かし過ぎるとパサパサ感とダメージにも繋がります。加減が難しいのですが、イメージとしてはしっとりとした感触で、温風で乾かすとき冷風で整えられるくらいの水分量をとっておきましょう。
▼NG3「ドライヤーをあてる向き」
毛流れを整えるためには生え癖に合わせて上から下、後ろから前に風をあててあげましょう。つむじが起点となり、根元から毛先を乾かすイメージです。逆らって風をあてると、髪の表面にささむけのような感じでキューティクルが開いていってしまうのできれいに整ってくれません。
▼NG4「ゴシゴシ髪に摩擦を与える」
シャンプーで洗うときやタオルで髪をふくとき、髪をゴシゴシと洗ったりふいたりしていませんか?髪に摩擦を加えるのは絡まりや傷みに繋がるので、髪ではなく頭皮を洗う・頭皮の水分をとるという意識に変えてみましょう。
▼NG5「紫外線を浴びる」
紫外線はパサつき、ダメージ、髪の赤色化に繋がってきます。肌のUV対策と同じように帽子をかぶったり、日傘、髪・頭皮用のUVスプレーなどを使って髪、頭皮も紫外線から守ってあげましょう。
【ヘアカラー】ツヤ髪に見せてくれる髪色はこれ!
髪を染めないことがもちろん髪には優しいのですが、カラーをして楽しみたい!そんなときは、イエロー系やグリーン系だとマット寄りの質感に見えてしまうので、艶が比較的出やすい「ピンク・パープル・ブラウン・アッシュ」がおすすめです。かつ、暗いカラーの方が艶を出しやすいのですが、暗すぎても不自然な感じになるので、6~7レベルがベストです。明るいカラーが好みの方は10レベルまでがベストです。やってみようかなと気になる方はぜひ参考にしてみてください。自分に似合うカラーもあると思うので、美容院に行ったときに美容師さんと相談してみてくださいね!
ピンク系
女性らしい雰囲気が好みの方、どんな季節でも人気の衰えないカラーです。日本人の髪は赤みが強いのが欠点に見えがちなのですが、赤みがあることでピンクもなじみやすく、その分ツヤがでやすいのです。さらにブラウンを混ぜると◎。
パープル系
パープル、ラベンダー系のカラーはツヤをプラスしてくれるのはもちろん、褪色後の黄みを抑えてくれる役目も果たしてくれます。ブルーやレッドとも相性がいいのでカラーバリエーションも広がり雰囲気もチェンジしやすいですよ♪
ブラウン系
ブラウンはどんなシーンでも通用するので非常に使いやすいカラーです。単品でもツヤは出やすいのですが、いろいろなカラーを混ぜても相性がよく、肌の色とも上手くなじむのでGOOD。ツヤが出にくいカラーと混ぜてみてもツヤが出やすくなるのでおすすめです。
アッシュ系
アッシュ系は他のカラーとも相性よく、ツヤ以外にも透明感や流れるような柔らかい質感もプラスされるので試してみる価値ありです。赤みも抑えてくれるので褪色した後もきれいなカラーに落ち着いてくれます。
【シャンプー&トリートメント】でケアしてツヤ髪に
ツヤ髪を作り出す土台としてシャンプー&トリートメントも大事になってきます。悩みや髪質、頭皮環境を整えてくれるものなどさまざまなものがあるので、サロン専門の商品を使えなくても自分に合うものを使うようにするとよりきれいな髪になっていくので美容師さんに髪質や合うシャンプーなどを聞いてみるのもいいですね♪
洗う前にはブラッシングが大事!
髪をとかすことで絡まりや髪に付着したほこりを除いてあげることができます。力は入れず、優しく「毛先から根元」の順番でほどくように髪をとかしていきましょう。ブラッシングは頭皮へのマッサージ効果もあるので、クッションブラシなどで洗う前に1回ブラシを通してあげましょう。
※ブラッシングのやりすぎは摩擦などにも繋がるのでやりすぎ注意です。
▼細くて絡まりやすい方も使いやすい♪
タングルティーザー(TANGLE TEEZER)
ザ・オリジナル ノーマル ピンクフィズ
細く絡まりやすい髪質、複雑に絡まり合ったボサボサな髪でも力を入れずにとかせてしまう、髪にも頭皮にも優しいブラシです。
▼マッサージ・ドライ・ウェット・スタイリング時に使える!
パドルブラシ
絡まった髪をほどくときは縦に、スタイリングでなめらかさを出したいときは横に動かしてあげるとより効果的。面が広いので一気にとかしやすく使いやすいです。
シャンプーで洗うときのコツ!
自分の髪に合うシャンプーの効果をしっかり発揮させ無駄にしないために、髪を洗うときの気をつけてほしいことやコツを教えます。
- 38~40℃の温度に設定する……顔を洗うときと同じように熱いお湯で洗うと髪や頭皮に負担がかかるので気をつけてください。
- お湯で2分間の頭皮・髪の汚れをOFF……お湯で丁寧に予洗いすると、その日の汚れや余分な皮脂を7割落とせます。
- しっかり泡を立てる……摩擦を起こして傷つけないために、手の平でシャンプーをしっかり広げ髪の中に空気を含むようにしながら泡立てましょう。猫の手で泡立てると泡立ちがよくなります。
- 頭皮を洗う……爪を立てないように指の腹を使い、優しく洗います。このとき髪ではなく、頭皮をマッサージする感覚で洗いましょう。かゆいからといって爪を立てたりゴシゴシ洗うのは×。
- 2度洗いに注意……基本的に1回洗うだけできれいに洗うことができます。2度洗いすると必要な皮脂まで落としてしまいます。セット剤がついて1度で上手く洗えない場合、軽く泡立てた後少しゆすぎ水分を絞ってからまた洗いましょう。
▼髪の深部までしっかり補修
モイストダイアン ダメージリペア シャンプー
乾燥によるパサつき、パーマカラーからのダメージ、クセ毛を髪の深部から補修することで、やわらかくハリのあるストレスフリーな髪に導きます。
トリートメントをつけるときのコツ
シャンプーは地肌、トリートメントは髪のためにあります。トリートメントが地肌につくと毛穴をふさいで地肌トラブルにも繋がるので、トラブルを招かないつけ方を覚えていきましょう。
- 水分をしっかりとる……シャンプーを洗い流したあとは水分をしっかり落としてあげましょう。余裕があればタオルで軽く吸い取れると◎。水分を拭って、髪の中にトリートメントが浸透するスペースを作ってあげるためです。
- 多い量をつけない……キレイにしたいので多めにつけたくなってしまいますが、多くつけたからといって効果は変わりません。髪に浸透できる量をキャパオーバーすると、トリートメントの無駄使いになったり、地肌につく可能性も高くなるので適量を使いましょう。
- 毛先から中間でOK……トリートメントをつける順番は傷みが多い毛先から中間です。根元からつけると髪をつたって地肌に流れてしまうので気をつけましょう。最後粗めのコームで地肌につかないように根元から毛先まで全体になじませると◎。
- 置き時間は5~10分……リンス&コンディショナーは髪の表面を整えてくれるものなので、つけたら流してしまってOK。トリートメントは髪の内部に浸透してくれるので5~10分置くと◎。蒸しタオルで巻いておいてもいいですし、時間のない場合そのまま放置でもOKです。
- トリートメントをとかしたお湯でまず流す……流す前に、トリートメントをとかしたお湯を洗面器などに溜めて中間から毛先につけて流してあげるとさらに効果的です。そのあと全体にヌルヌル感が残らないよう流してください。
▼髪トラブルをしっかりケア
ベルーガ(BELLUGA)
アミノダメージケア トリートメント ストーリア
ダメージによるパサパサ感、うねり、傷んだ部分を集中的に補修していきます。パーマやカラー、枝毛などのダメージが気になる方にもおすすめです。芯から補強し、ハリ・コシを与えてくれます。
洗い流さないタイプで最終ケアを!
髪を乾かす前には必ず、洗い流さないタイプのトリートメントやオイルで髪を熱から保護しましょう。
髪質・悩みに合わせて使い分けましょう。つけ方は、トリートメントと同じく適量をダメージのある毛先から中間につけましょう。髪を両手で挟み、滑らしたり揉みこんだりするようにムラのないようつけましょう。全体的につけるのが難しい場合は粗めのコームで1回とかしてなじませてあげると◎。
▼健やかな髪を保つ
【ブロー】乾かし方もツヤ髪づくりには重要
乾かし方で大きく髪のまとまり方が変わってきます。毛流れを整えてあげることでサラサラなツヤ髪になるのでブローは大切にしていきましょう。夜のうちにしっかり乾かしておくと寝ぐせもつきにくく朝のお手入れもラクになりますよ♪
乾かすときのPOINT
- タオルドライ……毛先から水が垂れてこないくらいまでしっかりふきましょう。根元の水分をしっかりふきとってあげると◎。毛先は両手で挟んで優しく絞ってふきとりましょう。
- 洗い流さないトリートメントをつける……ドライヤーをする前の下準備です。
- 根元からしっかり乾かす……根元や中側をしっかり乾かすことを意識しましょう。毛先は最後濡れていたら乾かすくらいでOKです。
- 温風と冷風を使う……髪の温度が上がると乾かしすぎやダメージに繋がるので、熱が一か所に集まらないように温風・冷風を使い分けたり、手首を左右に手首を振ったりしながら乾かしましょう。
- 最後に追いトリートメント……髪の表面を整えてあげるようにオイルなどをつけましょう。
ブローのやり方
サラサラでツヤ髪になるブローのやり方を教えていきます。夜のうちにきちんと乾かしておくと朝もラクになってきます!
▼『Before』
ブローをする前は、うねりや寝ぐせ広がっている箇所などがあります。これをきれいに整えていきましょう。
▼1.『ハンドブロー』
前髪がある方は前髪をまず乾かします。くせが気になる方は左右いろいろな方向に乾かして整えてください。そのあと全体の根元を乾かします。襟足と耳の後ろは乾きにくいのでしっかり乾かしましょう。このとき後ろから前に乾かすと毛流れが整います。くせがある方は前髪と同じく左右いろいろな方向に乾かし最後真っ直ぐ上から下に風をあて整えましょう。
▼『ブラシありの場合』
根元が乾いたらピンなどで髪を分け、中側からブラシをいれ整えていきます。水分量が多くてブラシが通りづらい場合は少し全体的に乾かしてからブラシを使っていきましょう。根元から髪をすくうようにブラシをいれ、毛先まで上から下に熱をあてて形・毛流れを整えます。中側を全体的に乾かしたら分けた髪をおろして同じ行程をしていきましょう。
▼『After』
冷風で毛流れを整えて形を固定し、オイルなどを最後つけて完成です。乾かす前に比べたら髪の表面の凸凹が均一に整い、だいぶツヤ・毛流れが違います。
【アイロン】の熱の力を借りてツヤ髪をメイク
アイロンの熱を借りて、髪をサラサラなツヤ髪をつくる方法を教えていきます。時間がなくブローが十分にできない方など必見です!
ヘアアイロンのPOINT
- しっかり乾いた状態から使う……濡れたままだと髪が傷むので乾かしたあとに使いましょう。
- 髪をとかしておく……熱が髪に均等にあたるようにします。
- 「硬毛」180℃以下の温度・「軟毛」150℃以下……何もしていない髪に熱をあてると約50℃温度が落ちるので、そのとき適温になるようにします。髪をすべらす時間は約2秒が◎。
- 少量ずつ……しっかり分けとり、5cm幅ずつあてていきましょう。
アイロンの使い方
▼『Before』
アイロンをあてる前は、広がっていたりツヤが足りないのでしっかり丁寧に髪を整えていきましょう。
▼少量で取りやすいようブロッキング
髪の量や長さがある方は、自分がやりやすいようにブロックを分けてやりましょう。とくに見えない後ろの部分は、上下左右に分け4つのブロックをつくるとやりやすいです。
▼5cmずつ取り、約2秒すべらせる
手間はかかりますが、少量ずつ熱をあてていくのがきれいに仕上げるコツになります。軽く挟み持ち上げながらあてていきましょう。1回サッと熱を通して2回目でしっかりあてるとよりGOOD!
▼『After』
アイロンをあてるまえと比べると髪全体のボリュームがおさまり、ツヤもでてきます。最後のオイルやスタイリング剤をつけ仕上げましょう。
ブロー・アイロンで形をつくったら、きれいな状態を維持させるためにスタイリング剤で1日崩れないように固定していきましょう。
オイルでナチュラルなツヤ髪に
OFFの日や、ウェットな感じに仕上げたいときはオイルをなじませてツヤのあるまとまったスタイルにするのもありです♪
▼1個あると安心オイル
ナプラ(napla)
N. ポリッシュオイル
パサつき・乾燥を抑え、ツヤをほんのり自然に髪・肌をまとめあげるオイルです。スタイリングとしても、アウトバスケアとしても使うことができます。
▼香りも大切にしたい方におすすめ
ミスジョアンジュ(MISS JOANGE)
フレグランス ヘアオイル
保湿効果によるエイジングケアに優れ、髪質を選ばず毛先までナチュラルか質感に仕上げてくれます。香水のような香りが続くフレグランスヘアオイルです。
ワックスで1本1本まとまりのある髪に
ワックスやバームで動きもだしつつ、毛流れが整いまとまりのあるスタイルに仕上げていきましょう。
▼動きばっちり!外部からのダメージも防ぐ
ザ・プロダクト(product)
ヘアワックス
髪・頭皮に優しいものを追求して作られたオーガニックヘアワックスです。これひとつで旬の濡れ髪スタイルが簡単にでき、乾燥・紫外線対策としても髪・肌に使用することができます。
▼子供・肌が弱い方も使える!
ジョンマスターオーガニック(john masters organics)
オーガニックヘアワックス
自然なツヤをだすオーガニックグロスワックス。
ボリュームアップ・ダウンの質量調整、ツヤだし、ハンドバームなど幅広く使用できます。
スプレーでしっかりコーティングを
スプレーはスタイルを固定させるものもあれば、ツヤ出しを目的とさせたものもあるので、しっかりツヤがほしい方はツヤ出しスプレーを使ってみましょう。
▼スタイルに合わせて使ってみよう!
ルベル(LebeL)
トリエ ジューシースプレー 0
ツヤ感・うるおい・なめらかな指通りサラサラの髪になります。スタイリングの最後でダメージが気になる方もスプレーするだけでツヤの溢れる髪に仕上げくれます。種類豊富なのでガッチリ固めたい方は同シリーズの10などもおすすめです。
▼ツヤをプラスさせる
グローヘアスプレー
大人の女性に向けて作られている艶出しスプレー。簡単にうるおいのある健やかな印象に仕上げてくれ、手触りのいいサラサラな髪に導いてくれます。