コテによって巻き方は変わる!『種類』『名称』を解説
まずは、コテの種類や使い方を理解して、自分に合ったコテを見つけるところから始めましょう! コテの各部名称とそれぞれの役割、コテの太さ別の仕上がりの違いについてご紹介します。
コテの各部名称
【1】パイプ
発熱する部分。このパイプに髪を巻きつけてカールを作ります。
【2】フリッパー
クリップのような役割をもつ、髪をはさむ箇所。パイプに巻きつけた髪が滑り落ちるのを防ぎます。
【3】プッシュレバー
このレバーを押すと、フリッパーが開きます。髪をはさむとき・コテから外すときは、このプッシュレバーを押してフリッパーを緩めます。
【4】クールチップ
アイロンの熱が伝わりにくい部分。髪を巻いているときに手でコテを支えるのに使います。
何mmのコテがおすすめ?仕上がりを比較しよう
代表的なコテの太さは、19mm、26mm、32mm、38mmの4種類。この長さはコテのパイプの直径を指し、長さや自分の巻きたいイメージによって使い分けることができます。細いものは細かいカール、太いものは大きなカールに仕上がります。
▼「19mm」はこんな人におすすめ!
- ショートの人
- ショートボブの人
- 細かく巻きたい人
仕上がりイメージがこちら。19mmのコテで巻くと、かなり細かいカールに。細かく巻けるので、ショートさんや短めボブさん、パーマ風に巻きたい人におすすめ。髪が長めの人はパイプが細い分、コテを回転させる回数が多くなり、きれいに仕上げるのがハードなので初心者さんには不向きです。
▼「26mm」はこんな人におすすめ!
- ショート
- ボブ
- ミディアム
- 短めの前髪
- 髪にボリュームを出したい人
- ふんわり巻きたい人
仕上がりイメージがこちら。26mmのコテは、細めなのでしっかりとしたカールをつくることができます。短めのショートさんやミディアムさんにおすすめの太さ。しっかりカールができる分、ふんわりとした巻き髪に仕上がるので、髪にボリュームを出したい人にもおすすめ。
▼「32mm」はこんな人におすすめ!
- ミディアム
- セミロング
- ロング
- 前髪
- 初心者・髪を巻くのが苦手な人
仕上がりイメージがこちら。一番スタンダードな太さが32mm。巻き方によっては、細かめカールから大きめカールまで自在につくれるので、初心者やミディアム~ロングさんにおすすめ。
▼「38mm」はこんな人におすすめ!
- ロング
- スーパーロング
- 緩く巻きたい人外国人風・くせ毛風に巻きたい人
38mmのコテは、ゆるく大きなカールがつくれます。今っぽいラフでこなれ感のある外国人風ヘアをつくるなら、この太さがおすすめ。巻きました感を出さずにゆるく巻きたい人や、ロングさん向けの太さ。
▼初心者におすすめのコテはこれ!
サロニア(SALONIA)
セラミックカール ヘアアイロン 19mm
髪にやさしいセラミックコーティング。最短35秒※で温まるので、忙しい朝にもぴったり。19mmのほか、25mm、32mmの3種類展開で、自分に合った太さが選べます。
※最低設定温度に到達するまでの時間
最近頭皮のベタつきやカサつき、ニオイなどが気になってきた…という人は少なくないはず。
そんな人におすすめなのが、ラサーナ(La Sana) の「プレミオール 21日間スターターセット」。必要な潤いは保ちつつ、ヘアの悩みをケアしてくれます。お得なトライアルセットが、初回限定で1,980円(税込)送料無料で体験できるため、髪のケアで困っている人はぜひチェックしてみてください!
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【基本】コテを使った正しい“巻き方&きれいに巻くコツ”
自分に合ったコテを見つけたら、次に巻き方チェック! まずは、巻くまでの手順と「ブロッキング」のやり方、「ワンカール・フォワード巻き・リバース巻き」の巻き方、「きれいに巻くためのコツ」を解説します。
コテの使い方/ブロッキング・ワンカールのやり方《6STEP》
- 寝癖・くせ毛をなおす
- コテをあたためる
- ブラッシング・ベース用スタイリング剤で髪を整える
- ブロッキングをする
- 髪を巻く
- スタイリング剤で仕上げる
【STEP1】寝癖・くせ毛をなおす
髪の毛にクセがある場合は、クセの根元を濡らしてドライヤーでブローし、クセをとります。
【STEP2】コテをあたためる
コテの温度は、160~180℃がおすすめ。低い温度だと、カールができるまで時間がかかります。そうすると、長い時間髪に熱を与え続けなければならないため、髪を傷める原因になってしまいます。同様に高温すぎるのも大きなダメージになるので注意。
【STEP3】ブラッシング・ベース用スタイリング剤で髪を整える
コテをあたためている間に髪をブラッシングをします。髪の絡まりをほどいたら、巻き髪用のスタイリング剤をつけます。スタイリング剤は、熱のダメージを軽減してくれる役割もあります。オイルやミストタイプなど、髪が濡れるタイプのスタイリング剤は【STEP1】のブロー前に使用するのが◎。
▼巻く前におすすめのスタイリング剤はこれ!
モロッカンオイル(MOROCCANOIL)
モロッカンオイル トリートメント
ベースづくりやスタイリング前におすすめのヘアオイル。髪のパサつきをおさえて、しなやかなツヤ髪をメイク。
【STEP4】ブロッキングをする
- 髪を後ろから半分に分ける
- 左側の髪を耳の上で前後に分ける
- 前後に分けた後ろ側の髪を、ハチ上とハチ下で分けて留める
- 前側の髪もハチの上下で分けて留める
- 反対側の髪も同様に分ける
【STEP5-1】コテの持ち方と巻き方《内向きワンカール》
- コテのフリッパーを外側にして、髪の中央部分をはさむ
- コテを毛先に向かって滑らせる
- 毛先を内側に向かってワンカールし、3~5秒キープ
- フリッパーを緩めながらコテを下方向に外す
完成イメージがこちら! 内巻きワンカールは、ナチュラルで清楚なイメージに仕上がります。
【STEP5-2】コテの持ち方と巻き方《外ハネワンカール》
- コテのフリッパーを内側にして、髪の中央部分をはさむ
- コテを毛先に向かって滑らせる
- 毛先を外側に向かってワンカールし、3~5秒キープ
- フリッパーを緩めながらコテを下方向に外す
外ハネワンカールの完成イメージはこちら! たったのひと巻きで、グッとこなれた印象に仕上がります。
【STEP6】スタイリング剤で仕上げる
巻き終わり、髪の熱が冷めたらスタイリング剤で仕上げます。スタイリング剤は、自分のなりたいイメージに合わせて選ぶのが◎。
オイル……ウェット感・ツヤ感のある仕上がり、髪のボリュームを抑えたい人向け
ムース・クリーム……無造作感・ツヤ感のある仕上がり、髪が乾燥している人向け
バーム……ニュアンスの出る仕上がり、ナチュラルなスタイル・自然派志向の人向け
スプレー……軽い質感のふんわりとした仕上がり、手を汚したくない人向け
ジェル……ウェット感の出る仕上がり、髪を固めたい人向け
スプレーは髪の毛から離して全体的に、オイル・ムース・クリーム・ジェルは毛先に揉みこむようにしてつけていきます。どの種類のスタイリング剤も、少量を手に取りつけすぎないように注意。
▼おすすめ「オイル」はこれ!
▼おすすめ「ムース」はこれ!
ロレッタ(Loretta)
パウダームゥ
UVによるダメージをケアする成分配合※。揉みこむだけでかんたんにこなれ感の出せる手軽さがGOOD。
※イチゴエキス(保湿成分)
▼おすすめ「バーム」はこれ!
ザ・プロダクト(product)
ヘアワックス
自然由来の原料だけで作られたバームタイプのワックスで、固まりすぎないナチュラルな仕上がり。ハンドクリームとしても使用可。
▼おすすめ「スプレー」はこれ!
▼おすすめ「ジェル」はこれ!
「内巻き(フォワード巻き)」の巻き方
▼【完成イメージ】
フォワード巻きは、女性らしい清楚でかわいらしいイメージに。レディな印象に仕上げたい日はフォワード巻きがGOOD!
▼【巻き方・右側】
▼【巻き方・左側】
※右手でコテを持った場合
- 右側を巻くときはフリッパーを外側に、左側を巻くときはフリッパーを内側にして、髪の中央部分をはさむ
- コテを毛先の方向へ滑らせる
- コテを顔の方向(内側)に回転させて髪を巻きあげ、3~5秒キープ
- フリッパーを緩めながらコテを下方向に外す
- すべて巻き終わって熱が冷めたら、手ぐしで髪を上から下に揺らしながらほぐす
「外巻き(リバース巻き)」の巻き方
▼【完成イメージ】
リバース巻きは、かわいらしいイメージに仕上がるフォワード巻きとは対称に、大人っぽくクールな印象に仕上がります。顔まわりの毛はリバース巻きで巻くと小顔効果と華やかさを両立できて◎。
▼【巻き方・右側】
▼【巻き方・左側】
※右手でコテを持った場合
- 右側を巻くときはフリッパーを内側に、左側を巻くときはフリッパーを外側にして、髪の中央部分をはさむ
- コテを毛先の方向へ滑らせる
- コテを顔と反対の方向(外側)に回転させて髪を巻きあげ、3~5秒キープ
- フリッパーを緩めながらコテを下方向に外す
- すべて巻き終わって熱が冷めたら、手ぐしで髪を上から下に揺らしながらほぐす
うまく巻くためのコツって?
- きちんと髪のクセをとる・ブロッキングをする
- 髪を巻く前に一度コテを毛先まで滑らせて熱を与える「スルー」を行う
- 最初に毛先を内巻き・外巻きにワンカールしておく
- 1度に巻く髪の量は少なめに(幅5cmくらいが目安!)
- 後ろの髪は前側に持ってくるor真上に持ち上げて巻く
- 顔まわりの毛は外巻きにする
- 巻いた髪をほぐすのは、髪の熱が冷めてから
【応用】コテでの巻き方の“種類&やり方”
基本の巻き方を応用した、いろいろな種類の巻き方をレクチャー! 巻き方によって、印象がまったく異なるので、自分のなりたいイメージに合わせた巻き方にトライしてみて。
今回は、「MIX巻き」「平巻き」「波巻き(ウェーブ巻き)」「ツイスト巻き(外し巻き/スパイラル巻き)」の4種類の巻き方をご紹介します。
「MIX巻き」のやり方
▼MIX巻きって?
MIX巻きは、フォワード巻きとリバース巻きをミックスした巻き方。フォワード巻きのみ、リバース巻きのみのときよりも立体感が出て、よりゴージャスでこなれた印象に仕上がります。
▼巻き方
- 髪を上下にブロッキングする
- 下の段をフォワード巻きとリバース巻き交互に巻いていく
- 上の段も同様に巻いていく(顔まわりの毛はリバース巻き)
- すべて巻き終わって熱が冷めたら、手ぐしで髪を上から下に揺らしながらほぐす
「平巻き」のやり方
▼平巻きって?
平巻きは、コテを床と平行に保ったまま巻く巻き方。毛先は強く、中間の毛はゆるい巻けるので、Aラインのシルエットに仕上がります。縦に巻くよりもふんわりしたやわらかい印象。基本で紹介した「ワンカール」も平巻きの一種です。
▼巻き方
- コテを床と平行に持ち、髪の中央部分をはさむ
- コテを毛先まで滑らせる
- コテを平行に保ったまま髪の中間部分まで巻きあげて3~5秒キープ
- フリッパーを緩めてコテを外す
- すべて巻き終わって熱が冷めたら、手ぐしで髪を上から下に揺らしながらほぐす
「波巻き(ウェーブ巻き)」のやり方
▼波巻き(ウェーブ巻き)って?
波巻き(ウェーブ巻き)は、先ほど紹介した平巻きの一種。コテを床と平行にして、髪の一束に対して内巻きと外巻きを交互におこなってウェーブを作る巻き方です。こなれ感たっぷりな仕上がりでここ数年ポピュラーな巻き方!
▼巻き方
- コテを床と平行に持って、毛先を外巻きワンカールにする
- 毛先のワンカールの上を、内巻きに3分の2~1回転させる
- 内巻きの上を外巻きに半回転させる
- 髪が長い人は内巻き・外巻きを繰り返す
※最初の毛先のワンカールは強めに、上に行くほどコテの回転(カール)を弱めていくのがうまく巻くポイント!
「ツイスト巻き(外し巻き/スパイラル巻き)」のやり方
▼ツイスト巻き(外し巻き/スパイラル巻き)って?
ツイスト巻きは、髪をツイストさせながら巻くやり方で、ウェーブ感のある細かめカールができます。MIX巻きと組み合わせると、抜け感たっぷりの外国人風ヘアのような仕上がりに。
▼巻き方
- コテに髪を2回転分ほど巻きつける
- フリッパーを緩めず、髪をはさんだまま手首を返して
- 髪をパイプから外す
- 外した髪をひっぱりながらコテを毛先の方向に滑らせて、再び2回転ほど巻いて外す
- 毛先まで同じことを繰り返す
- 毛先まで巻いたら、フリッパーを緩めてコテから髪を外す
- すべて巻き終わって熱が冷めたら、手ぐしで髪を上から下に揺らしながらほぐす
【レングス別】コテを使った巻き方はこれ!
同じ巻き方でも、髪の長さによって印象がまたがらりと変わってきます。自分の髪の長さに似合う巻き方を知って、いつもと違う巻き方にトライしてみるのも◎。
《ショートヘア》におすすめの巻き方
▼内巻きワンカール
内巻きワンカールでマッシュボブ風にアレンジ。ワンカールがつくるふんわりとした丸みが、マニッシュな印象のショートヘアをレディなヘアスタイルへと昇華。
▼外ハネ
毛先を軽く外ハネ。首元にできたくびれで、ウルフカットのような仕上がりに。作りこまないラフな質感が今っぽいスタイリング。
▼MIX巻き
上下にブロッキングして下の段はすべて外巻きに、上の段は内巻きと外巻きを交互にMIXして。下の段を外巻きにすることによってエアリー感が生まれ、上の段のMIX巻きが無造作感を演出。色気のある大人ショートが完成。
《ボブ》におすすめの巻き方
▼内巻きワンカール
ボブの定番の巻き方、内巻きワンカール。洗練されたシンプルさが目をひきます。ひと手間加えるだけでグッとおしゃれ見えするのがボブの魅力。
▼外ハネワンカール
パツンとしたラインが際立つ外ハネワンカールのこなれ感がおしゃれ度を底上げ。外ハネを弱めにしてストレート感を強めたスタイリングならモードな印象にシフト。
▼ウェーブ巻き
ふんわりと華やかな印象のボブ×ウェーブのヘアスタイルは、オンタイムにもオフタイムにもOK。合う服を選ばない万能おしゃれヘア。
《ミディアム・セミロング》におすすめの巻き方
▼ウェーブ巻き
ウェーブヘアが一番似合うのがミディアム・セミロングさん。束感のあるウェットなナチュラルウェーブと透けバングで、抜け感スタイルが完成。
▼外ハネ
レイヤースタイルの人は、ベースで外巻きに巻いて、表面の髪を内巻きにすると好バランスなひし形シルエットに。トップにボリュームの出るひし形スタイルは小顔効果バツグン。
▼スヌーピー巻き
その名の通り、スヌーピーの耳のようなシルエットが特徴的な巻き方。上下にブロッキングをして、下の段を外巻きワンカール、上の段の髪を内巻きワンカールにすると完成。キュートで清楚な雰囲気に仕上がります。
▼外ハネワンカール×ツイスト巻き
ワンカールだと癖が目立つけど髪全体を巻くのはめんどくさい……なんて日におすすめなのがこの簡単アレンジ。全体を外ハネワンカールしたあと、ハチ上の髪をツイスト巻きすれば完成。
《ロング》におすすめの巻き方
▼ツイスト巻き×MIX巻き
ツイスト巻きのやり方でMIX巻き。立体感とエアリーな動きが生まれ、黒髪ロングの重たさを払拭。無造作な束感で前髪にも抜けをつくって。
▼ウェーブ巻き
ロングヘアの人は、きっちりウェーブよりもゆるウェーブにトライ。ゆるやかなウェーブ巻きなら、アンニュイでどこか魅力的な雰囲気に仕上がります。
▼内巻きワンカール
レイヤーが入っているロングヘアの人におすすめなのが、内巻きワンカール。レイヤーが入っていれば、ワンカールでも風で揺れるようなエアリー感、やわらかな質感が生まれて◎。
▼外国人風ニュアンス巻き
毛先巻かずに、全体を軽くツイスト巻き。外国人のようなラフでクールなスタイリングに。ツイスト巻きの時に、髪に熱を与える時間を短めにすること、髪をひっぱりすぎないことを意識してみて。
【前髪】はコテでどうやって巻くの?
最後に、前髪の巻き方をチェック! 前髪の種類によって巻き方は違うので、自分の前髪に合った巻き方をしっかりと理解しておきましょう。巻く前に前髪をブローするときには、一度髪を流す方向と反対方向にドライヤーをあててから、流す方向にドライヤーをあてるのがポイント!
「ぱっつん・オン眉」の巻き方
- 前髪を左右と真ん中に分ける
- 真ん中→左右の順に前髪を内巻き(フリッパーの位置が斜め45°の位置でコテを入れる)
- 巻いたらすぐに髪の根元をおさえる
- どちらかに流す人は、流す方向に手で髪をおさえる
「流し前髪」の巻き方
- 前髪を左右と真ん中に分ける
- 真ん中→左右の順に前髪を内巻きしながら、髪を流す方向にコテを滑らせる
- 表面の髪をとり、もう一度同じことを繰り返す
- 手で流す方向に髪をおさえる
「前髪なし・かきあげ前髪」の巻き方
- 前髪の根元を立ち上げるようにコテを入れて3~5秒キープ
- リバース巻きをしながら髪を流す方向にコテを滑らせる
▼ぺたんこにならないワザ【1分動画】