【プロフィール】
氏名: ペネロペ・クルス・サンチェス(Penélope Cruz Sánchez)
生年月日: 1974年4月28日(45歳)
出身地: スペイン、マドリッド
身長&体重: 168㎝、62キロ
小売業者の父と美容師の母との間に3人兄弟の長女として生まれる。ペネロペとそっくりな妹は女優、イケメンな弟はミュージシャンと華やか。ペネロペは母の影響で、今でも友人の髪を切ったり、アレンジしてあげたりすることがあるのだとか。メイクが得意とのウワサも......!
【幼少期】はバレエに夢中
根っからのエンターテイナー。幼い頃からひょうきんな性格の持ち主だったペネロペ。テレビコマーシャルを再現し演じるなどして、家族を楽しませるのが好きだった。
4歳からバレエを始め、その後9年間はバレリーナになることを夢見ていた。「バレエを通して身につけた忍耐力がなかったら女優の道はもっと難しいものになっていたと思う」と語っていたことも。
【10代】演技に目覚める
バレエを続けながらも徐々に演技に興味をもち始め、ある出来事がきっかけで運命が変わったペネロペ。彼女の忍耐強さを垣間見ることができる10代の行動にも注目。
15歳(1989年)300人が応募したオーディションに合格!
15歳のときペドロ・アルモドバル監督の映画『アタメ』に感銘を受け、演技の道を進もうと決心。その翌週、あるエージェントのオーディションを受けたが、「あなたは若すぎるから出直して」と言われてしまったペネロペ。しかし彼女は諦めず、受かり続けるまで毎週同じエージェントを訪れた結果、ついにオーディションに合格!
17歳〜24歳(1991〜1998年)スペイン人音楽家と交際
ペネロペは15歳でスペインのミュージックビデオに出演。そのときに出会ったマドリッド出身の音楽家、ナチョ・カノと数年間にわたり交際。10歳年上の彼とは、同棲をするほど発展したよう。
18歳(1992年)『ハモンハモン』で映画デビュー、夫のハビエル・バルデムと初共演
デビュー映画は、濡れ場の多いラブコメディ。完成した作品を見て、自分の裸のシーンがあまりにも多く、とても落ち込んだのだとか。現在の夫、ハビエル・バルデムと初めて共演したのもこの作品だが、当時は交際に発展するようなことはなかった。
【20代】アメリカへ
アメリカへ進出するも、最初は英語が思うように話せなかったり、ホームシックになってしまったりと、かなり苦労したペネロペ。しかし持ち前の美貌と負けん気でどんな困難も乗り越えていった。
20歳(1994年)バレエと英語を学ぶためニューヨークへ
英語の勉強は教科書に書いてあることを覚えるだけでなく、自分で自由にフレーズを考えて練習していたのだとか。例えば「I want to be in a film with Johnny Depp(ジョニー・デップと一緒の映画に出たいわ)」など。のちにこのフレーズが現実になるとは!
23歳(1997年)『ライブ・フレッシュ』に出演。記念の映画となったわけは?
ペネロペはペドロ・アルモドバル監督の映画を見て女優になる決心をしたが、その監督に見初められ、彼の作品の脇役を獲得! この作品以降、ペネロペは監督のミューズ的存在になる。また、ここでも現夫のハビエル・バルデムと共演。
24歳(1998年)初めてのアメリカ映画『ハイロー・カントリー』に出演
2人のカウボーイの愛と友情を描いた物語。ペネロペにとって初めてのアメリカ映画だったため、英語が分からずとても苦労したのだとか。「現場でみんなの言ってることがちゃんと理解できなくて、それが悔しくて一人でトイレで泣いたのよ」と語る彼女は、今では四カ国語を操っているのだから驚き!
25歳(1999年)『オール・アバウト・マイ・マザー』で再びペドロ・アルモドバル監督と!
愛する息子を突然亡くしてしまったシングルマザーのマヌエラ。女装癖のある息子の父を探し求める旅の中でさまざまな人に出会いながら死の悲しみを乗り越えていく感動の物語。
この作品はアカデミー賞外国語映画賞を獲得。ペネロペは修道院のシスター役で出演したが、ナチュラルメイクの彼女が美しいと話題になった。
25歳(1999年)LAに引っ越し。ホームシックに苦しむ
アメリカでの女優業を本格的に進めるため、単身ハリウッドへ。ペネロペはこのときのことを思い出し、「とにかく一人で寂しかったわ。だから野良猫を何匹も拾ってきて飼っていたのよ」と話している。控えめなアイメイクとストレートヘアのペネロペが新鮮。
26歳(2000年)『ウーマン・オン・トップ』で主役を熱演
夫の浮気を知り、故郷ブラジルからアメリカへ渡った女性が活躍するなラブコメディ作品で、情熱的でセクシーな有名シェフ役を演じたペネロペ。世間の評価は低かったようだが、美しいペネロペを堪能できるので一見の価値あり?
26歳(2000年)『すべての美しい馬』でマットデーモンと共演。交際に発展?
若きカウボーイ2人の愛と青春の物語。この作品で、青年の1人と恋に落ちる役を演じたペネロペ。共演したマット・デイモンとはこの作品を機に付き合いだしたと噂されたが、当時本人たちはそれを否定。
27歳(2001年)『バニラ・スカイ』でトムクルーズと互角に渡り合う
ペネロペの代表作のひとつとなったミステリー映画『バニラ・スカイ』。この作品での共演がきっかけで、彼女はあの大御所トム・クルーズと3年ほど交際。日本でのプレミアに参加するために2人揃って来日したことも当時話題となった。無造作におろした短めの前髪がかわいい......!
27歳( 2001年)『ブロウ』でジョニー・デップと共演
ジョニー・デップ扮する若いドラッグディーラーの犯罪ドラマ映画。ペネロペはジョニーの恋人役で出演。かねてよりジョニー・デップとの共演を思い描いていた彼女の夢が叶った作品となった。
27歳(2001年)『コレリ大尉のマンドリン』ニコラス・ケイジと共演
第二次世界大戦中のギリシャが舞台のロマンス映画。ニコラス・ケイジとペネロペが恋人役で共演し話題に。トム・クルーズ、ジョニー・デップの次はニコラス・ケイジと、アメリカ有名俳優との共演が続いた。
慈善活動も積極的に
忙しいスケジュールの合間を縫って慈善活動にも力を入れているペネロペ。ウガンダとインドでボランティア活動をした際は、なんとマザーテレサと一緒に働く機会があったのだとか。 「とても価値のある経験だった」と語っていた。
【30代】アカデミー賞・恋愛・結婚・出産
女優として、女としての転機が次々と訪れた30代。ますます美しさに磨きがかかった彼女だが、20代の頃と比べてメイクも変化しているのが印象的。
31歳(2005年)『サハラ死の砂漠を脱出せよ』でマシュー・マコノヒーと共演&交際
秘宝が隠された軍艦を求めて向かったサハラ砂漠で、次々と押し寄せる困難に立ち向かっていくアクション映画。ペネロペはナイジェリアで疫病と戦う医師を演じた。作品中でマシューとペネロペは恋に落ちるが、現実世界でも交際に発展した2人。映画のプロモーションで2人一緒に来日したことでも話題となった。
32歳(2006年)『バンディダス』で親友サルマ・ハエックと共演
アクションコメディ映画『バンディダス』では、ペネロペと彼女の親友、サルマ・ハエックが銀行強盗役を演じた。
撮影中の移動でぺネロぺとサルマは一緒に飛行機に乗ったが、その機体に不具合が生じ緊急着陸することになった。ペネロペは「死ぬかと思ったわ。唯一の救いは一人じゃなくて親友と一緒だったことね!」と語った。
32歳(2006年)『ボルベール』でアカデミー賞にノミネート
ペドロ・アルモドバル監督の、女三世代による人間ドラマ。脚本も手がける監督は、始めからペネロペを念頭に置いてストーリーを書いたとか。
ペネロペが演じた強気な性格のライムンダは夫と娘と平凡な毎日を送っていたが、娘が起こしたある事件で生活が一変してしまう。カンヌ映画祭女優賞を獲得、アカデミー主演女優賞にもノミネートされ、世間から高い評価を得た。
32歳(2006年)オーランド・ブルームと交際?
当時、ペネロペとオーランドの親密な姿がキャッチされ話題に。ペネロペは、オーランドの30歳のパーティーにも駆け付けていたため、「交際しているのでは?」と噂になった。
33歳(2007年)パフ・ダディと1ヶ月だけ交際か?
音楽プロデューサーの他にもさまざまな方面で大成功を収めているセレブ、パフ・ダディ(ショーン・コムズ)。彼がプロデュースする洋服のイメージモデルにペネロペが起用されたことがきっかけで、交際の噂が流れた。
33歳(2007年)ジョシュ・ハートネットと交際
一緒に食事に出かけたり、街中でキスしているところを何度もキャッチされた2人。カリブ海へのバケーションも楽しんだよう。
34歳(2008年)ウディ・アレン監督『それでも恋するバルセロナ』でアカデミー助演女優賞受賞!
ペネロペは、この映画でスペイン人女優初のオスカー賞を手にした。再び共演したハビエル・バルデムとは、これがきっかけでついに交際へと発展。ちなみに、ハビエルもこの映画でアカデミー賞助演男優賞を受賞している。
35歳(2009年)ペドロ・アルモドバル監督の『抱擁のかけら』
愛も視力も失って絶望の淵にいる脚本家が、14年前に遡って自身の傷を癒していく恋愛ミステリードラマ。ペネロペは、14年前に脚本家が激しく恋に落ちた恋人役。ぱっつん前髪がかわいい!
35歳(2009年)ミュージカル映画『NINE』に出演
ブロードウェイミュージカルを映画化した『NINE』では、スランプ中の映画監督の愛人役を演じ話題に。ペネロペはこの作品で、アカデミー助演女優賞にノミネート。共演者はニコール・キッドマン、ジュディ・デンチ、ソフィア・ローレン、ケイト・ハドソンと豪華絢爛!
36歳(2010年)ハビエル・バルデムと結婚
数年間の交際を経てハビエル・バルデムと結婚。挙式はバハマの友人宅で控えめに行われた。数々の男性たちを虜にしてきたペネロペは「ハビエルといるときが一番素の自分になれるの」と彼を選んだ理由についてコメントした。
36歳(2010年)『セックス・アンド・ザ・シティ』
ペネロペは大人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』にゲスト出演した経験も。もともとこのドラマとサラ・ジェシカ・パーカーの大ファンであったため、オファーは喜んで受けたのだとか。
37歳(2011年)長男レオ君を出産
「家にテレビを置かない、テレビゲームもなし」というのがペネロペと夫ハビエルの教育方針。その代わりなるべく自然に触れて育って欲しいと願っているそう。
37歳(2011年)『パイレーツ・オブ・カリビアン』でジョニー・デップと再共演
映画の中でジョニーの恋人役を演じたペネロペだが、このオファーをもらったときはものすごく嬉しかったそうだ。「ジョニーはプロフェッショナルで面白くて誰にでも優しくて、あんな人はそうそういないわ!」と彼をベタ褒め。
38歳(2012年)ウディ・アレン監督の『ローマでアモーレ』
監督自身も俳優として出ているこの映画で、ペネロペは娼婦役を演じた。セクシーなペネロペだけでなく、美しいイタリアの街も楽しめる作品。
39歳(2013年)『悪の法則』
ブラッド・ピットやキャメロン・ディアス、夫ハビエル・バルデムらと豪華キャストが揃うスリラー映画では、ペネロペは主人公の恋人役を演じた。自然なかきあげヘアがかっこういいと話題に。
39歳(2013年)長女ルナちゃんを出産
ペネロペとハビエルに2人目の子どもが誕生。ペネロペとハビエルが出会うきっかけとなった映画『ハモンハモン』の監督ビガス・ルナにちなんで名付けた。ビガス・ルナは長女ルナが生まれる数ヶ月前に癌のため亡くなっている。
【40代〜現在】仕事量は以前の半分以下にセーブ
以前は年に4〜5本の映画に出ていたペネロペだが、今は子どもがいるので半分以下に抑えているそう。仕事もプライベートも充実しているせいか、幸せオーラが滲み出ている!
41歳(2015年)『あなたのママになるために』で母親役を熱演
本作では、乳がんを患いながらも全力で息子を愛する母親役を見事に演じきったペネロペ。彼女は同作品のプロデュースにも携わった。
41歳(2015年)インスタグラムを始める
@penelopecruzoficialでインスタグラムを開始。タメ息もののペネロペの写真がたくさん! 素の彼女を見たいなら要チェック!
42歳(2016年)『ズーランダーNO.2』で美しい捜査官に
捜査官に扮するペネロペ。『ズーランダー』を10回も観たほどこの映画の大ファンである彼女は、南アフリカでオムツを買っていた最中にオファーをもらったそう。嬉しさのあまり、思わず店内で叫んでしまったとか。
43歳(2017年)『オリエント急行殺人事件』
ペネロペは真面目な宣教師役。ジョニー・デップとは3回目の共演。プレミアでは打ち解けて笑い合う姿が見られた。
44歳(2018年)シャネルのアンバサダーに抜擢
ペネロペ自身も大好きで長年愛用してきたというブランド、シャネルのアンバサダーに選ばれた。2019年の秋冬のショーではランウェイデビューも果たし、44歳とは思えない可愛らしい姿を披露した。
44歳(2018年)テレビドラマ『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』
ジャンニ・ヴェルサーチの妹ドナテラ役を演じたペネロペ。役づくりのためにトレードマークとも言える豊かな黒髪を明るいブロンドに染めている。ドナテラになりきるため、直接話したり、彼女が出ている映像を数え切れないほど見たそう。
新作映画『355』と『Love Child』を撮影中
現在は女性だけのスパイ映画『355』(2021年公開予定)とコメディ映画『Love Child』(公開時期未定)の撮影中。若い頃と比べてもその美貌は衰えないどころか、ますます魅力を増すペネロペ・クルス。これからの彼女に目が離せない!