アウターとは何か知っていますか?
みなさん、アウターとは何かご存知でしょうか? 答えはとっても簡単。ファッションアイテムのなかでも、外側に着る服のことを総称してアウターと呼ぶんです。これは「コート」や「ダウンジャケット」など、いかにものアイテムだけでなく、春に着る「パーカー」やトレンドアイテムである「ロングジレ」などもアウターとして扱われています。
「アウターとは外側に着るもの(上着)」ですが「トップスとは上半身に着るもの全般」のこと。つまり、アウターを含めた袖をとおすアイテムはすべてトップスの部類に。ただし、一般的にはTシャツやセーターなどをトップスと呼ぶ傾向にあり、わかりやすくカテゴリーを分けて紹介されることが多いようです。
【アウター】と【ジャケット】の違い
こちらも実はよく悩まれるワード。「ジャケット=丈が短い前開きの羽織りもののこと」で、つまりアウターの一種。一般的にイメージが強い「テーラードジャケット」や「ダウンジャケット」、「ミリタリージャケット」などもすべてジャケット類であり、アウターとも呼ばれるアイテム。
まずはここから!抑えるべきアウターとは
「アウターとは何か」を知ったところで、次はアウターの主な種類をピックアップして解説! レディースファッションで長く愛されている定番ものや今旬のアウターを一挙大公開しているので、ファッション初心者さんもぜひチェックしてみて。
ロング丈アウター
▼トレンチコート
オフの日やフォーマルなど、シーンを問わず使えるトレンチコートは大人ファッションでは欠かせないアウター。さらっと羽織るだけでその日のコーディネートが一気にサマになるので、クローゼットのなかに必ず一枚入れておきたいアイテム。
▼チェスターコート
中に着るコーディネート次第でさまざまな雰囲気に変えて着こなしができるチェスターコート。大きな襟が特徴的で、装いをすっきりスタイリッシュにまとめてくれる一枚。幅広いスタイリングに合うことから、大人女子必須のアウターに。
▼ガウンコート
近頃、おしゃれ女子のあいだで注目を集めているガウンコート。フロント部分に目立った留め具がついていないアウターのことで、締め付けなくゆるっと羽織れるところが嬉しいポイント。首回りがすっきりしたデザインなので、タートルネックなどインナーを着られるのも好印象。
▼ノーカラーコート
ノーカラーコートとは、名前の通り【襟=カラー】のないコートのこと。一般的にはクルーネックが多いですが、最近ではVネックデザインを街中で見かけることも。襟がないことでインナーとのレイヤードがしやすく、こなれ感のあるコーディネートを演出。
▼ダッフルコート
レディースファッションで長く親しまれているダッフルコート。もともと寒い地方で作られたアウターなので、暖かい毛(ウール)生地が使われていることやフードがついていることなど、見た目の可愛さと同時に防寒に優れたデザインなのが◎。ボタンではなく『角型トグル』という特殊な留め具も特徴のひとつ。
▼キルティングコート
生地の保温効果を高める〈キルティング加工〉が施されているキルティングコート。厚みがなく軽い素材なのに暖かいので、一枚で着ることもできるし、他コートの下に忍ばせることもできる万能アイテム。シンプルで上品なデザインなので、カジュアルスタイルだけでなくきれいめにもOK!
▼ダウンコート
キルティングコートの一種で、さらに保温性を高めたダウンコート。通常のキルティングコートの中綿は毛(ウール)やポリエステルなのに対して、ダウンコートの中綿は羽毛(フェザー)を入れており高品質に仕上げているのが大きな違い。防水性もあり、雨にも強いのがよいところ。
ショート丈アウター
▼ブルゾン
裾をゴムで絞り背中にふくらみをもたせたブルゾン。もともとフランス語が語源でもあり、運動着や作業着を指すジャンパーのファッション性を高くしたものを「ブルゾン」と呼んだのが最初。動きやすさを重視したデザインから大人カジュアルには欠かせなアウターのひとつに。
▼ボアブルゾン
羊のようなボリューム感がたまらなくかわいいショート丈ボアブルゾンは、どんなアイテムともバランスが取りやすいのが魅力。ボリューミーデザインが苦手な人でも挑戦しやすく、日々のコーディネートのマンネリ化を防ぐキーアイテムに。選ぶカラーによって印象が変わるので、アナタ好みのものを見つけてみて。
▼ナイロンジャケット
スポーツウェアのイメージが強かったナイロンジャケットだけど、近頃は普段使いとしてもファッションの注目の的に。シワになりづらく、防水性が高いナイロン素材なので天候を選ばずに着られる優秀アウター。ダサ見えを回避するなら、ゆるっと羽織るのがこなれ感を演出するコツ。
▼ライダースジャケット
レディースアウターの定番ともいえるライダースジャケット。風を遮断する革(レザー)素材を使っているので、おしゃれなデザイン性だけでなく機能性も高いのが人気の理由。コーディネートにスパイスを加えてくれるので、クールな装いはもちろんフェミニンスタイルと合わせて甘辛コーデを仕上げるのも◎。
▼テーラードジャケット
テーラードジャケットとは背広のようにかっちりと仕立てられたアウターのことで、どんなスタイリングも洗練された印象に見せてくれる優れもの。一見、フォーマルシーンでのアイテムに見えて、Tシャツやデニムと合わせたカジュアルスタイルに仕上げるのが大人女子流。
▼デニムジャケット
春秋を中心にレディースファッションの定番アウターであるデニムジャケット。薄色は爽やかな印象に、濃色(インディゴ系)は落ち着いた印象に仕上がるなどデニムの色味によって雰囲気が変わるので、服のテイストに合わせたカラーをチョイスするのがおしゃれ見えの近道。
パーカー
しっかりした厚手のアウターはまだ早い……。そんな季節の合間は、フード付きのジップパーカーが大活躍。どんなスタイリングもカジュアルダウンするので、あえて目を惹くボトムスと合わせるのが上級者テクニック。コンパクトなサイズ感を選ぶと、野暮ったさを回避。
シャツ
近頃、浸透しつつあるシャツをアウターとして活用するテクニック。旬の大人カジュアルムードをグッと際立たせてくれるおしゃれな着こなしに。襟を抜いたルーズな着方で、女性らしい首回りを見せることで思いっきりこなれ感を演出して。
ニットカーディガン
寒すぎず、暑すぎずの微妙な気候にぴったりなニットカーディガン。ざっくり編みなら程よく防寒性もあり、羽織るだけで華奢見え効果が得られる優れもの。ゆるっと羽織って、シンプルなカジュアルスタイルをおしゃれにイメージUPできるのも好ポイント。薄手のものならオフィス向けでもOK。
【雰囲気別】おすすめのアウターとは?
おしゃれとしても、防寒性としても妥協したくないアウター選び。なりたい理想像に近づくために、上手な選び方を知っておきたい! そこで、ここでは〈雰囲気別〉にぴったり合うアウターを厳選してご紹介。アナタの「なりたい」を叶えるアウターを一緒に見つけましょう。
どんな雰囲気にも合う万能アウターとは「トレンチコート」
まずは、どんなスタイリングとも馴染む「トレンチコート」。自分自身のファッションの系統がわからない……なんて人でも、一着あれば幅広い着こなしができる優秀アイテム。カジュアルスタイルにも、オフィス向けにもシーン問わずに着回しができるベージュがおすすめカラー。
コーデをクールに引き締めるアウターとは「チェスターコート」
さらっと羽織るだけで落ち着いたマニッシュスタイルが完成する「チェスターコート」。メンズライクな見た目なので、クールな装いとの相性は抜群。ブラックやネイビーなどのコーデ全体を引き締めるカラーをチョイスすると◎。
フェミニンスタイルが叶うアウターとは「ニットカーディガン」
ふわっとやわらかいフェミニンスタイルを実現させるなら、華奢見えが叶う「ニットカーディガン」がベスト。中に入れるワンピースや他アイテムをブラック×キャメルの大人カラーでまとめることで、幼さを控えめに仕上げて。
一目置かれるこなれたアウターとは「テーラードジャケット」
旬のキーワードである“こなれ感”を演出してくれる「テーラードジャケット」。トレンドアイテムとして注目されているアウターでもあり、着こなしは無限大。大人の女性らしいロングワンピースと合わせてラク×かわいいカジュアルスタイルに。
上品な大人女子スタイルにぴったりなアウターとは「ダッフルコート」
気取りすぎない品の良さを醸し出してくれる「ダッフルコート」は、憧れの大人女子スタイルと好相性。トレンドに左右されない親しみのあるデザインだからこそ、落ち着いた上品なスタイリングにマッチ。カジュアルテイストのアウターなので、足元にヒールをONして女性らしさも忘れずに。
定番のカジュアルスタイルに合うアウターとは「ブルゾン」
ラフスタイルが得意な人は、おしゃれ指数を一気にあげてくれる「ブルゾン」をチョイス。季節に左右されない素材感なので、1着あれば長い期間使えるのも嬉しいメリット。上下のバランスが取りやすいショート丈だとスタイリングに困らず、着回しもしやすいかも。
【季節別】絶対にはずさないアウターとは?
たくさん種類があるほど、どれを着ようか迷ってしまうアウター。そこで、これさえ持っておけば絶対に着こなしに困らない! という重要アウターを<季節別>でご紹介。アウター選びが苦手な人も、これを参考に手持ちのアイテムを揃え直してみるのもよいかも。
春にぴったりのアウターとは「デニムジャケット」
徐々に日差しや空気が暖かくなる春。厚手のアウターよりもスプリングコートやジャケットがメインになる時期でもありますよね。明るいカラーのウェアが増えてくるからこそ、爽やかさをプラスする「デニムジャケット」がぴったり。上下バランスがとりやすいショート丈なのも嬉しいところ。
夏でも活躍するアウターとは「ガウンコート」
締め付けのない「ガウンコート」は暑い夏に適任のアウター。ワンピースを前開きにしてさらっとアウター風にするのもOK。キャミソールやタンクトップなどをINして、リラックス感のある旬のスタイリングを完成させて。
秋のこなれ感を演出するアウターとは「ライダースジャケット」
身にまとうだけでコーディネートがサマになる「ライダースジャケット」は、秋に大活躍するアウター。シックなムード漂う大人な装いに羽織るのもいいし、とことんカジュアルに仕上げたラフスタイルと合わせても馴染む万能ぶり。
冬に欠かせないアウターとは「ダウンコート」
アウターがスタイリングのベースともなる冬。おしゃれさも忘れず、冷え込む寒さから守ってくれる頼れる「ダウンコート」は必ずクローゼットに準備しておきたい一着。丈の長さや選ぶカラーによって、ガラリと雰囲気を変えて着ることができるので複数持っておくのもよいでしょう。
トレンドを抑えたアウターの着こなしとは?
合わせ方次第でさまざまなコーディネートが楽しめるアウター。ただ、いつも通りに上に羽織るだけではもったいない! ここからは、最旬のトレンドを抑えたアウターの着こなし方をレクチャー。マンネリ化しない、おしゃれな大人女子必見のアウターファッションを抑えましょう。
インナー×アウターでコーディネート
春夏にマネしたい大人女子らしいスタイリング。適度に肌見せしたキャミソールに、アンニュイな抜け感のあるロングシャツ合わせがたまらなくかわいい組み合わせ。ゆるっとこなれたインナー×アウターのコーデで、トレンドスタイルに挑戦してみて。
アウター×アウターでコーディネート
▼トレンチコート×パーカー
単品でサマになるトレンチコートを、程良くカジュアルダウンさせるならパーカーをINしてフードをチラ見せ。きれいめすぎるアウターも、パーカーの素材感合わせでグッと普段使いしやすくなるのでおすすめ。レイヤードのこなれ感でまわりと差も付けられる良いこと尽くしスタイル。
▼ノーカラーコート×キルティングコート
「おしゃれは薄着」なんていう時代は終わり! しっかり防寒しつつ、スタイリングもばっちり決めるのが大人女子流。薄手でも保温性が高いキルティングコートは、首元まで隠れるノーカラーコートと好相性。スマートにアウター×アウターのスタイリングができればアナタも上級者。
アウター×ボトムスのセットアップコーディネート
今季注目度が高いセットアップスタイル。色味が統一されているので、即まとまりのあるコーディネートができるのも魅力のひとつ。インナーにラフなTシャツを合わせても一気にサマ見えするので、ぜひ日々のスタイリングに取り入れてみて。