女の敵は女だと思う理由
『女の敵は女』という言葉を聞いたことはありますか? 一般的に、女は嫉妬深い生き物だと言われています。女性のそんな部分を怖いと思う男性も多いでしょう。
では、女性が『女の敵は女』だと感じるのは、どんなときなのでしょうか。その理由を挙げてみます。実は、これは女性の脳の仕組みにも関係しているのです。
男性の前だと態度が変わる
男性の前でだけ態度が変わる女性っていますよね。一見、天然なのか、わざとなのかわからない場合もあるでしょう。しかし、よくよく考えると、女性は女性の嘘を見抜くことができているのではないでしょうか。
例えば、なにかおっちょこちょいなミスをした女性が、男性に甘えているような態度をとることがあるでしょう。男性からしたら「天然でかわいいな」と思うかもしれませんが、女性から見ると「わざとらしいな」と感じます。
同性をライバル視するため
人間を性別で分けた場合、女性は選ばれる立場であると言われています。そのため女性の脳には、より優れた遺伝子を持つ男性から選ばれるために、同性をライバル視するという性質があるのです。
ライバルを蹴落とし、自分が選ばれるために、ライバルである同性を厳しい目で見ています。これが、女性がなかなか「自分は自分、他人は他人」というように考えられない理由なのです。
このように、常に同性の相手と自分を比べて、相手をライバル視してしまうため、女の敵は女という考えがあるのです。
男性よりも嫉妬深い?
女性は男性に比べて、より嫉妬深いところがあります。男性が女性を恐れるのは、この嫉妬深さによるものと言えるでしょう。男性の浮気などで怒りをぶつける女性は多いのではないでしょうか。
実は、これには女性の本能が関わっています。女性は妊娠・出産・子育てをする場面で、自分を守ってくれる男性を逃すわけにはいかないのです。そのため、本能的に女性は嫉妬深い生き物になっています。
女の敵は女と思ったエピソード
ここでは、女の敵は女と思ったエピソードを紹介します。キーワードとしては、マタニティ・ハラスメントやマウンティングなどが挙げられます。実は、ほとんどの女性が身に覚えのあることかもしれませんね。場面別に紹介していきます。
妊娠で仕事を休んだとき
マタニティ・ハラスメントとは、職場で、妊娠を理由に精神的、肉体的苦痛を行うことを言います。実際に解雇されるまではいかなくても、妊娠している女性への言葉の暴力は、見過ごせないものがあります。
妊娠中は心が不安定であることから、この時期に受けた心の傷は深いでしょう。妊娠で仕事を休んだときのマタニティ・ハラスメントのエピソードを紹介します。
・流産してしまい、会社を休みました。復帰したとき子どものいる女性に「いない間かなり迷惑だったわ。妊娠は病気じゃないんだから!」と言われて、とても悲しかったです。
同じ女性として、身も心も傷ついているときに、母である女性にこんな風に言われたら余計に悲しいですよね。まさに、女の敵は女と思ってしまうエピソードです。
マウンティングをされた
女性にマウンティングをされたという経験がある人も多いのではないでしょうか。職場で、ママ友同士でなど、いろんな場面で起こりうるマウンティングのエピソードを紹介します。
・結婚している子は自分が勝ち組だと思っていて、事あるごとにダンナの自慢話をしてくる。
・「私は仕事ばっかりで恋するヒマもない。あなたは気ままでいいわね」と、仕事ができる女自慢をされる。
・「国内旅行いいわね。うちはダンナがハワイじゃないとダメだから、いつも海外旅行ばっかり」と、旅行先についてマウンティングされた。
女性同士のマウンティングは、一見相手を褒めているかのように聞こえるものの、実は貶めているというパターンが多いようです。
裏表が激しすぎて…
裏表が激しい女性っていますよね。人前ではいい顔をしているのに、2人きりになったとたん、悪口を平気で口にするような人です。そんな二面性を間近で見てしまうと、やはり女の敵は女だな、と思ってしまいそうです。
・職場で、表面的には仲良くしているものの、裏では悪口の言い合いがあり、うんざりする。
・「私たち親友だよね」と言っていたのに、裏で悪口を言いふらされていた。ショックで立ち直れない。
裏表のある人は表面上はいい人で、とても陰口など言わなそうなので信用してしまいますよね。裏でてのひらを返されると、予想できなかっただけにショックを受けることも多いでしょう。
フェミの敵は男?女の敵は女は嘘?
フェミニズムとは、女性解放思想と、この思想に基づく社会運動の総称のことを言います。実は、女の敵は女というのは、男性が作り出したのではないかという説もあります。実際は、女の敵は男なのではないかということです。
相手を敵だと思う前に
事実、男性が多い職場の方が、女性だらけの職場よりも、女性はストレスを感じるというデータがあります。また、女性の貧困が目立つ、不寛容な社会こそが女の敵だという声もあります。
性別関係なく合う人・合わない人がいるので、女の敵は女と一概には言えないのではないでしょうか。相手をすぐ敵と見なさず、上手く付き合う方法を考えていきましょう。
苦手な人と上手に付き合うには
職場などで苦手な人がいても、苦手であることを前面に出してしまっては、仕事に支障が出てしまいます。社会人として、上手に付き合っていかなくてはいけません。
嫌いな人と自然に接するためには、少しコツが必要です。いくつか大事なポイントをお伝えしますので、ぜひ参考にして、職場で円満な人間関係を築いてください。
相手の良いところを見つける努力を
職場で苦手な人と上手く付き合うには、まず、なぜ相手のことが苦手なのかを自分で分析してみます。それが外見なのか、言動なのか、それとも考え方や価値観なのか考えてみましょう。
たいてい、相手の全部が気に入らないわけではなく、相手の一部が苦手と思っていることが多いでしょう。それがわかったら相手の良いところを見つける努力をしてみてください。
脳の機能として、フォーカスしている情報を集めてしまいます。なので、嫌いなところばかりフォーカスすると、それをもっと引き寄せてしまいます。良いところを見つけ、そこを意識するようにしてみましょう。
自然に振る舞うことが大事
苦手な相手に対して、なるべく自然に振る舞うようにしましょう。あなたが相手を嫌いであるからといって、避けたり不自然な態度を取ったりしてしまうと、たちまち相手にも周囲にも、それがわかってしまいます。
また、仕事に私情をはさむのはよくありません。苦手だという感情を消すことはできないと思いますが、なるべく仕事では、周囲の人たちと同じように接しましょう。
できるだけ距離をとって
職場に苦手な人がいるというだけで、大きなストレスだと思います。職場は仕事をするところで、友達を作る場所ではないということを頭に置き、必要最低限の接触で済む工夫や自衛も時には必要です。
無理に仲良くする必要もないですし、仕事で必要なとき以外は関わらないつもりで、できるだけ距離をとりましょう。
まとめ
女の敵は女だと思ってしまう出来事は、日常でいくつもあるでしょう。しかし、男女関係なく、合わない人はいるものです。
同性だから敵であるわけではないのです。 職場の苦手な人とはなるべく関わらないようにし、上手く対処して付き合っていきましょう。