人付き合いに疲れるタイプとは
学生時代は好きな人たちとだけ付き合っていられたとしても、社会人になるとそうはいきません。
職場での上司、先輩、同僚、後輩、取引先など、人付き合いの範囲は多岐にわたります。そんな中、疲れてしまう人も多いでしょう。
人付き合いに疲れてしまうのは、どんなタイプの人なのでしょうか。自分に当てはまるかどうか、確認しながら見ていきましょう。
周りの目が気になる
周囲の人の目が気になって、疲れてしまうタイプの人がいます。自分の言動がどう思われるか気になってしまい、自由に立ち振る舞うことができません。
そんな人は、敏感で繊細な性質を持っていると言えます。相手の気持ちを気にしすぎてしまい、自分の言いたいことが言えず、したいことができません。
人は、思った通りに行動できないとストレスを感じるものです。周りの目が気になる繊細な人は、職場などで毎日ストレスを感じていることになり、疲れてしまうのです。
人の前で無理をしてしまう
真面目でがんばりすぎてしまう人は、なかなか人前で気を抜くことができません。落ち込んでいても、人前ではそれを見せずに元気に振る舞います。緊張している場面でも、それを隠して虚勢を張ってしまいます。
そのように人の前で無理をしてしまう人は、疲れてしまうでしょう。仕事でも人間関係でも、人には境界線というものがあるはずです。ここまではできるけど、これ以上は無理というボーダーラインです。
無理をするタイプの人は真面目なので、それを越えようとします。そして、そのストレスで疲れてしまうのです。
自分の意見が言えない
相手に気を使いすぎて、自分の意見が言えないタイプの人も疲れてしまうでしょう。気を使えるのは一般的にいいことなのですが、気を使いすぎるのはよくありません。
社会人としての立場上、自分の意見を言いづらいときもあるでしょう。しかし、立場的に言えないのか、そもそも自分の意見が言えないのかでは大きく変わってきます。
繊細すぎて自己主張ができない場合、何か過去に失敗した経験などが影響しているのかもしれません。
疲れると思う反面寂しさも感じる
人付き合いはわずらわしさや面倒くさい部分が必ずあるので、疲れてしまうことも多いでしょう。
しかし、休日に1人で家にいると、気楽な反面、なんとも言えない寂しさを感じることもあるのではないでしょうか。
また、人付き合いからしか生まれない、喜びや楽しさもあるでしょう。 人付き合いに疲れてしまったら少し休んで、マイペースに、できる範囲で人付き合いを楽しんでいけるようになるといいですね。
人付き合いが疲れるのは病気のサイン?
人付き合いに疲れてくると、実は心と体にいろいろな症状が出てくることがあります。それはもしかしたら、病気のサインである場合もあるので、注意が必要です。
心と体には密接な関係があります。心が疲れると、ストレスで病気になることもあります。逆に体に疲れがたまると、気分が落ち込んでくることもあるでしょう。
そしてそのまま、精神的にも身体的にも負のスパイラルに入ってしまうことがあります。そうなる前に、自分で気付くことが重要になってきます。
うつ状態に陥ることも
・人付き合いが怖い、人に会いたくない
・夜、布団に入ってもなかなか寝付けない日が続く
・体がずっと疲れていて、回復できない
・無気力で、何もする気が起きない
・頭が常にボーッとしていて、集中できない
・食欲がなくなった、あるいは逆に食欲が止まらない
・突然泣きたくなり、気分が落ち込む
・頭痛や胃痛、肩こりや体のだるさがずっとある
人付き合いが疲れると感じたら
人付き合いに疲れても、現代社会では人付き合いを完全になくすことはできません。自分の心や体を大切にしつつ、うまく付き合っていきたいものです。
まず言えることは、人付き合いに疲れてしまう人は、とても繊細で真面目、そしてがんばり屋さんであるということです。なので、人付き合いに疲れてしまう自分を責めないでください。
うまく付き合っていくために、人付き合いが疲れると感じたら、してみるといいことをお伝えします。また、心のあり方一つで楽になることもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
一人の時間を増やす
人付き合いに疲れたときにおすすめしたいのは、一人の時間を増やすということです。人付き合いをしていると、相手に気を使ったり、人前で無理をしたりと疲れてしまいますよね。なので、一人きりの時間を持つということは大事になってきます。
大好きな趣味に没頭するのもいいですし、新しいことにチャレンジするのもいいかもしれません。ただボーッとしたり、散歩したりもいいでしょう。一人の贅沢な時間を、自分に与えてあげましょう。
周りに期待をしない
疲れる人付き合いに共通していることがあります。それは、周りに期待をし過ぎているということです。
例えば、無理してがんばったのに、上司に良い評価をもらえなかった…やってくれていると思っていたことを、後輩が忘れてやってなかった…などです。
期待していたことが得られなくてがっかりすると、感情的にどっと疲れてしまいますよね。しかし、最初から過度な期待をしていなければ、落ち込むことも減るのではないでしょうか。
苦手な人と距離を置く
どうしても苦手な人というのは、いるものです。苦手な人とどうやっても関係性が改善されないようであれば、思い切って距離をおきましょう。合わない人と無理に親しくする必要はないのです。
職場の場合は、突然距離を置くのではなく、徐々に離れて行った方がいいかもしれません。仕事上必要な場合をのぞいて、なるべく接触自体を避けるようにすれば、少しはストレスも減るのではないでしょうか。
嫌われることを恐れないで
人に気を使いすぎて自分の意見を言えない人は、嫌われることが怖いという心理を持っています。
しかし人付き合いで疲れないためには、嫌われることを恐れずに自分をさらけ出す勇気が必要になってきます。
100人いたら、100人全員に好かれるのは無理なのです。嫌われてもいいから、ありのままの自分でいられることの方がずっと自分にとって良いことです。
人付き合いの疲れる仕事場での対処法も
人付き合いの疲れる仕事場ってあります。例えば、週末なのに会社の飲み会に頻繁に誘われる、プライベートに土足で踏み込んでくる上司がいる、同僚に延々と続く愚痴を聞かされる…そんな職場です。
仕事場で疲れないために、どんな対処法があるでしょうか。
割り切った付き合いを
仕事場で疲れないためのコツは、割り切った付き合いを心がけるということです。仕事とプライベートをきっちり分け、それを周囲にも示していくといいでしょう。
週末に飲み会に誘われても断る、プライベートに踏み込んでくる上司にはそれを止めてもらう、同僚の愚痴は度が過ぎるなら付き合わないなどです。そうすれば、疲れることも減っていくでしょう。
まとめ
避けられない人付き合いは、ある程度ドライに対応していくことで、疲れる頻度を減らすことができます。
万人に好かれることはできないものなので、嫌われてもいいという気持ちで、自分を大切にしていきましょう。
一人の時間を豊かにすることで、人付き合いの疲れからも解放されます。