「とりあえず付き合う」なんてできない?
好きではない人に告白され、お付き合いの申し出があった…。そんな場面で頭をよぎるのは、とりあえず付き合ってみるか否かの2択です。
人によって判断が分かれるところですが、実際のところ、こういった状況下でとりあえず付き合うという判断を下す人はどのくらいいるものなのでしょうか。
とりあえず付き合う人は案外多め
ある企業が女性を対象としたアンケートを実施した結果、とりあえず付き合うと答えた割合は7割近くに上りました。世の女性の多くが、とりあえず付き合うという選択に肯定的なのです。
さらに「相手のことが好きではなかったけれど、とりあえず付き合った」という経験がある女性は、約5割という結果でした。告白されたシチュエーションに対し、実際に行動に移している人も半数以上いるのです。
「とりあえず付き合う」ことのメリット
好きではない相手からの告白は、多少なりとも戸惑いがあるでしょう。とりあえず付き合うということに、自分の気持ちがついていかず抵抗感を感じる人もいるかもしれません。
また、相手に対しても不誠実な気がして、躊躇してしまう人もいるでしょう。 しかし、とりあえず付き合ってみるということは、意外と良い面が多いものです。
どんなメリットがあるのか、大きく3つの要素を紹介します。
相手の知らなかった一面を知ることができる
今まで恋愛対象として見ることができなかった相手と付き合ってみることで、相手を異性として意識することができます。距離がおのずと近くなり、相手の知らなかった一面を知ることができる、というのが大きなメリットでしょう。
相手を恋人として見ることで、初めて相手の好きなところが見えてきて、恋が芽生えるということもあると思います。
逆に、付き合っても好きになれないという場合であっても、恋人同士という目線になったからこそ判断できたということです。決して無駄なことではないでしょう。
愛されることで好きになっていくことも
告白してきたということは、現時点で相手は自分を好いてくれているということです。正式に付き合うことになり、優しく大切に接してもらうことで、心を動かされる可能性は高いでしょう。
人は、好意には好意でこたえようとするものです。とりあえず付き合ってみて、彼から愛情を受けているうちに、自然と両想いになっていた、という展開もありえます。
好きになる可能性がある相手なのであれば、とりあえず付き合ってみるという選択肢はおすすめです。
自分らしく振る舞える
自分の方が相手を大好きで付き合う場合、気持ちがコントロールできずに上手く接することができない、というケースは多々あります。
彼氏がいつ、どこで、何をしているのか気になって仕事が手につかないという人や、他の人にはしないようなしつこい連絡を彼には何度も入れてしまう、という人もいます。
自分の気持ちがフラットな状態で人と付き合う場合は、無理をすることなくありのままで接することが可能です。
穏やかに付き合うことができる恋愛はマイペースに進めることができ、心地よく感じられるでしょう。
「とりあえず付き合う」から長続きさせるには?
とりあえず付き合う、という気持ちで始まった恋愛関係は長続きしないのでは? と思う人も多いのではないでしょうか。
実は、長続きしているカップルも多く、最終的に結婚まで行きついたケースもあるのです。
どのようなカップルであれば、とりあえず付き合い始めた関係でも長続きするのか、特徴をまとめました。
程よい距離感が心地いい
とりあえず付き合い始めた2人の関係性には、程よい距離感があります。相手に必要以上に踏み込まず、恋人関係の中に友人関係のような雰囲気も感じられるのです。
恋愛はバランスが大切です。一方の愛情ばかりが大きいカップルは、片方が無理に追いかけるような疲れる関係になってしまいます。
互いの距離感を保つということは、相手の人間関係や時間を縛らず、尊重しあえるということでもあります。結婚してからも、お互いに束縛しない心地よい関係を目指せるでしょう。
付き合ってからも努力をする
とりあえず付き合うことで始まった恋愛は、2人で一緒に愛を育んでいくスタイルになります。
告白した側は、自分を好きになってもらおうとさまざまな努力をするでしょう。告白を受けた側は、相手の気持ちを気遣い、自分も相手を好きになろうとして積極的に相手のよさを探したり、優しく接したりするでしょう。
お互いに付き合ってから努力をするため、相手のことを好きな気持ちが自然と高まっていくはずです。
最初が恋心のピークで、付き合うことそのものがゴールになっているカップルでは、こうはいかないでしょう。無意識に少しずつ気が緩み、だんだんと努力しなくなり、長続きしない関係になってしまいがちです。
男性からの告白の返事に悩んでいるなら
今まさに男性からの告白を受けており、返事を待たせている状態という人のために、4つのアドバイスをまとめました。
自分1人で悶々と考えるだけでは悩むばかりで、なかなか答えが出てこないでしょう。
アドバイスを読み、自分が納得できる答えが見つかったら、行動に移してみてはいかがでしょうか。
もしかしたらチャンスかも?
相手から好かれ、告白をされるというのは貴重な機会です。よっぽど男性にモテており、出会いに全く困っていないというケースであれば別ですが、そうでなければ大きなチャンスです。
付き合ってみても好きにならないかもしれない、相手に対して失礼かもしれない…と悩むのも当然でしょう。
しかし、好きになるかどうかは付き合ってみなければ現時点ではわかりません。さらに、相手にとっては告白をOKしてもらい、好かれるように努力する恋愛に幸福感を感じてもらえるかもしれません。
行動に移さない限り、その先にあるすべての可能性は0%のままです。チャンスを逃さない、という意識で、告白を受けてみるのもよいでしょう。
デメリットも知ろう
とりあえず付き合うことで発生するデメリットについても考慮する必要があります。
何となく付き合い始めて、やっぱり好きになれなかったという場合は、別れを切り出す必要が出てくるでしょう。なぜこの人と付き合っているのか、どうやって別れれば円満か、といった悩みが生まれます。
また、とりあえず付き合って恋人を持つと、他の良い出会いが目の前に来た時に、気軽に踏み出せなくなってしまうでしょう。
さらに、自分はフラットな状態なのに相手が熱を上げていると、向けられる気持ちが重たく感じてしまったり、スキンシップに抵抗感を持ったりしてしまう、という人もいるかもしれません。
お試し期間を決めるのがおすすめ
相手の人柄を見極め、自分の気持ちも確かめる時間を持つ、という意味でお試し期間を最初から決めておくとよいでしょう。
自分で期間を決めておけば、どうしても付き合い続けられないと判断した時にも、別れを切り出しやすくなります。だらだらと関係を続けるよりも、ずっと誠実な付き合い方ができるはずです。
付き合うならば相手と向き合って
一番大切なのは、付き合うからには相手としっかり向き合うことです。相手が自分のどこに好意を持ってくれたのかを知り、好きになってくれたことに対して感謝の気持ちを持ちましょう。
「付き合ってあげている」という気持ちを少しでも持ってしまうと、相手を傷つけてしまいます。対等な関係を心がけましょう。
まとめ
とりあえず付き合うことで、段々と恋が芽生えてくることもあるかもしれません。
相手のことを少しでも好きになる可能性があるのであれば、一歩踏み出してみるのもいいのではないでしょうか。