恋人と結婚したいけれど…
今付き合っている恋人と結婚したいけれど、なかなか話が進展しない…そんな悩みを抱えている女性は多いのではないでしょうか。
特に仲が悪いわけでもないのに、男性側が結婚に踏み切れず、ずるずると恋人関係のまま長い期間を過ごしてしまう、というケースは、実は増えてきているのです。
ここでは、結婚しない男性の実情についてまとめました。
結婚をしない男性が増えている
結婚をしない男性の割合は増えています。平成27年度に調査された結果、30代前半の男性のうち47.1%、30代後半の男性のうち35.0%が未婚でした。30代は男性の多くが自分の適齢期を意識し、結婚を考えるはずの年代でしょう。
結婚に踏み切らない結婚適齢期の男性は現代においてたくさんおり、悩まされている女性はあなただけではないのです。
<参考>平成27年国勢調査 人口等基本集計結果
結婚しない男性のずるい心理
別れる気はないのに、結婚の話を持ち出さずに煮え切らない態度をとる男性は、女性から見るとずるい男に感じます。
結婚しない男性は、どんな心理状態なのでしょうか。結婚しない原因を大きく3つにまとめました。
原因① ほかにもいい女性がいるかも
今付き合っている女性がいるにも関わらず「この先、もっといい女性に出会えるかもしれない」と考え、結婚を躊躇する男性がいます。
男性によっては、今の恋人に対して結婚をほのめかすような言動をとり、期待を持たせる人もいるでしょう。
これは女性を引き留め、次にもっと良い女性が現れるまで逃がさないためです。今の恋人をキープ扱いしている、失礼な男性といえるでしょう。
原因② 責任を負いたくない
結婚することで責任を負わなくてはならなくなることを恐れている男性もいます。
恋人から家族へと関係が進めば、大抵の場合財布を共通にすることが多いでしょう。今までは自分の分だけで済んでいた出費に加え、結婚した相手の分の支払いを何かとしなくてはなりません。自分の経済力に自信が持てない男性が多いのです。
さらに女性は妊娠や出産といったライフイベントを迎えると、どうしても働けなくなる期間が生じます。子どもが生まれれば、養わなくてはならない家族が増えることに加え、父親としての役割も求められるでしょう。
男性1人で家族を支えなければならない時期が来ることに不安を覚えるのです。
原因③ いつまでも自由でいたい
いつまでも自由でいたいと考えている男性は、結婚することで生じるさまざまな制約を恐れています。
恋人同士の時であれば、趣味や交友関係に自由に時間が使えていたのに、結婚したとたんに自分の自由がなくなってしまう、と考えているのです。
そんな男性にとっては、恋人がいながらも自由な現状が居心地がいいため、わざわざ結婚して環境を変化させようとは思いません。
結婚しない男性の特徴
結婚しない男性は、ずるい心理を持った人ばかりとは限りません。自分なりのポリシーを持っていたり、目標を達成するまでは独り身でいたいと考えていたりと、なにかしらの理由があることも多いのです。
さらには本人の性格や、生まれ育った家庭環境からくる理由もあるため、責められないケースもあるでしょう。
どんな特徴があるのか、4つのタイプに分けて紹介します。
【1】趣味や夢・目標を優先したい
大切にしている趣味や夢・目標を達成したいがあまり、結婚を後回しにする男性がいます。結婚や出産、子育てといった人生の節目を迎えることは、自分の時間が削られることでもあります。
そのため、家族が出来ることが自分の夢や目標の妨げになると判断すれば、男性は結婚に躊躇してしまうのです。
夢や目標の内容によっては、早めに結婚して生活ペースを確立してしまった方がよいパターンもあります。
男性が先入観を持ちすぎている場合は、うまく働きかけることで結婚の話が具体的に進む場合があるでしょう。
【2】経済状態に余裕がない
自分の経済状態に余裕がないというケースもあります。結婚をすることや、その先の未来で家族を養うことを考えると、自分の今の経済力では現実的ではないと判断しているのです。
こうしたケースでは、自分の経済力に満足すれば結婚しようと考えている人もいますが、具体的に年収や貯蓄の数字に落とし込んでいないケースも多いです。その場合は漠然とした不安をぬぐえず、結婚の先送りが続くこともあります。
【3】1人でいることが好き
1人でいることが好きな性格の人は、結婚することをためらいます。他人と長い時間一緒に過ごすことが苦手な人は、結婚して妻と同じ家で過ごすということに我慢できないかもしれません。
また、自分1人で何でもこなせてしまうような天才肌の人は、結婚してパートナーを作ることに必要性を感じず、むしろ煩わしささえ覚える可能性があります。
同じように1人でいることを好む、価値観の同じ女性と出会えば上手くいくパターンもあるでしょう。
【4】家庭環境がよくない
自分の家庭環境から、結婚にいいイメージを持てない男性がいます。両親が不仲でいつもケンカをしているような家庭で育つと、将来の自分の家族に対してもネガティブなイメージを持ってしまうのです。
「自分も、両親と同じようにケンカの絶えない家庭を築いてしまうかもしれない」「妻から悪口を言われるところを、子どもに見せてしまうかもしれない」という疑心暗鬼が募ります。
自分は両親のようにはなるまい、と努力し、自分の理想である幸せな家庭を目指そうとする人もいますが、ほとんどの場合は結婚に二の足を踏む材料にしてしまうのです。
恋人が結婚したくなるには何をしたらいい?
結婚しようとしない男性の気持ちを、結婚までもっていくにはどうしたらいいのでしょうか。具体的な働きかけを2つ紹介します。
男性が結婚に対してメリットを感じれば、話が前向きに進む可能性が出てきます。今の恋人と結婚したい女性は、自分から積極的にアプローチしましょう。
生活面で献身的にサポートを
男性がやりたいことに全力投球できるように、生活面のサポートを引き受けることが効果的です。
仕事や夢に全力で取り組んでいる男性は、家に帰ってからクタクタで、私生活に手が回らない人もいます。献身的に生活を支えてくれる女性は、そのような男性にとって非常にありがたい存在です。
目標に向かって努力する男性を信じ、応援するというスタンスの女性とは、結婚を前向きに考えるようになるかもしれません。
結婚の良い側面を具体的に伝える
結婚の良い側面を具体的に伝えることで、男性の中で結婚が現実味を帯びてきます。
男性が気にしている部分が収入面であれば、女性側も一緒に家庭の経済を支えていくという意思表示をしましょう。共働きの意志を示すことが、安心感につながります。
ほかにも、男性が周囲の既婚者の話を聞き、結婚のデメリットを意識しすぎている場合は、そうしたイメージを払しょくすることを目指しましょう。
「結婚してから自分の時間が無くなった」「家庭を守る責任ができた」という話を聞かされているのであれば、自分たちが結婚した場合はそのような家庭にはしないということを伝えるのです。
結婚後も自由な時間を確保していたり、夫婦で生活の責任を分け合ったりしている既婚者を紹介し、うまくいっている事例を見せるのも効果があります。
まとめ
いかがでしたか? 自分は結婚したいと思っているのに、恋人の男性側が結婚に躊躇していると悩んでしまいますよね。
結婚したくない男性は、どんな心理状態なのか、どんな理由を持っている可能性があるのかを知れば、不安な気持ちを解消できるでしょう。
今付き合っている男性と結婚したいのであれば、こちらから効果的なアプローチをする必要があります。
自分の人生設計のためにも、今後の恋人との付き合い方を見直しましょう。