値踏みの意味
そもそも値踏みとは、どんな意味をもつ言葉なのでしょうか。「人に対して値踏みをする」という言葉を聞くと、あまりよい意味ではないと感じる人もいるでしょう。
値踏みという言葉の意味や、恋愛対象を値踏みする意味について解説していきます。
値踏みするとは
『値踏み』とは、物に対して価値をつけることを意味します。
無意識のうちに人を値踏みしている人は多く、癖になっている人もいることでしょう。
物だけではなく場所や学歴・経歴・人間関係など、さまざまなことに対して行ってしまうものです。
中でも、人を値踏みする行為は無作法だといわれ、悪い印象を与えてしまいます。
自分の価値観だけで物事を見ている女性は、人間性を疑われたり、「上辺だけで判断する薄っぺらい人間だ」と思われてしまったりするので注意したほうがよいでしょう。
恋愛における値踏みの意味
本来は物に対して値踏みすることが一般的でしたが、恋愛においては異性に対して値踏みをします。特に、合コンや飲み会、婚活の場などで初対面の相手を値踏みする女性は少なくありません。
恋愛対象を値踏みする女性は、自分の恋人にふさわしい外見か、特別なステータスを持っているか、交際したら他人よりも優位に立てるか等を自分の主観で判断するのです。
また、友達の恋人を勝手に値踏みして優劣をつける人もいるでしょう。相手にとっては失礼なので、そのままの評価を口に出すことは少ないですが、心の中では値踏みをし、優劣をつけている女性も多くいます。
値踏みする女性の心理
値踏みをする女性は、一体どういった考えで人の価値をつけているのでしょうか。値踏みをする女性にありがちな心理を解説していきます。
周りに値踏みが癖になっている人がいる場合は、ぜひ当てはまる部分がないかチェックしてみましょう。
また、自分が当てはまってしまう場合は、自分でも気付かないうちに値踏みをしてしまう可能性があるので、注意したほうがよいでしょう。
ステータスを手に入れたい
人の価値を勝手に判断してしまう女性にありがちなのが、その人の内面や性格よりも、外見や学歴、収入などのスペックを重視することです。
このタイプの女性は、他人に自慢をしたいという気持ちが強いので、誰よりも高いステータスを手に入れたいと考えています。
「自慢できる恋人がいる」というステータスが欲しいので、人から羨ましがられるようなスペックを持っているかどうかで人間の価値を決めているでしょう。
存在価値の確認
自己肯定感が低い人や、コンプレックスを抱えている人は、値踏みをすることで自分は他人よりも優れている、自分より下の人間がいると思い込もうとします。
自信のなさや現実と理想のギャップを感じているので、自分の存在価値を確認するために、相手の値踏みをするのです。
こうした心理から値踏みをする女性は、自分勝手になりがちなので、知らぬ間に他人を傷つけている場合もあるでしょう。
人より優位でありたい
相手よりも優位に立ちたい、負けたくないという気持ちが強い女性も値踏みをしてしまいがちです。負けず嫌いな気持ちが自分自身を磨くことに向けばよいのですが、他人の値踏みをして優位に立とうとします。
恋人のステータスや外見など上辺だけを重視し、他人よりも自分は優れているという優越感に浸りたいのです。
こういった女性は、友達の持っている持ち物や人間関係、職業など細かくチェックして自分の方が優位な部分を探そうとしてしまいます。
値踏みする女性の特徴
値踏みは人に対して自分の価値観だけで勝手にランクをつける、人としてあまりよく思われない行為です。
しかし、何かにつけて人を値踏みしてしまう女性は少なくありません。
値踏みをしがちな女性に見られる主な特徴を紹介します。身の回りに当てはまる女性がいないか、チェックしてみましょう。
人も物もブランド主義
服やコスメを買う時には必ずブランド品を選び、身の回りにブランド品があふれているというのは、値踏みをする女性の特徴の一つです。
物の品質や、どんな商品かということよりも、どこのブランドか、いくらする商品なのかを重要視するようであれば、ブランド主義だと思われても仕方がありません。
本当にそのブランドが好きならよいのですが、ブランド名や値段にこだわりすぎるようであれば要注意です。
常に相手の持ち物をチェックする
相手の持っているバッグや財布など、持ち物をつい細かくチェックしてしまうような人は、無意識に人を値踏みしているといえるでしょう。
値踏みをしているつもりがなくても、相手の持ち物がどんなものかチェックすることで、自分の中では価値をつけています。
こういったタイプの女性は、相手が自分よりもよい物を持っているのが気に入らないという人が多いでしょう。
理想が高く負けず嫌い
負けず嫌いな人は、とにかく相手に負けたくないという気持ちが強いです。他人に負けたくないあまり、自分が上に立てることを探して、相手を値踏みしてしまいます。
また、理想が高い人は「自分はこんなものじゃないはず」と考え、自分の方が優れていると実感したいがために値踏みをするのです。
これをしていたらあなたも値踏みする女性
できることなら値踏みなどをせず、素直な気持ちで他人に接したいものですが、つい無意識のうちに値踏みをしてしまう女性も少なくありません。
値踏みをしがちな女性かどうかは、以下の行動で判断することができます。自分が値踏みをしてしまう人間かどうかを知りたい人は、ぜひチェックしてみましょう。
名刺や腕時計などをチェック
職場の男性や、合コンや婚活の場で出会った男性の腕時計や持ち物をついチェックしてしまう女性は注意が必要です。
新たに知り合った男性に対して、どういった人なのかを知るために、ある程度はチェックしてしまうのも仕方がないことでしょう。
しかし、高級な腕時計かどうかや、ブランド物のスーツなのか等を気にしている女性は、相手の身なりや外見でステータスを値踏みしている可能性が高いです。
また、もらった名刺の肩書や企業名などを気にしてしまうという人も、地位などで相手を値踏みしているといえます。
相手の年収や職業で態度を変える
男性の年収や、職業を聞いた瞬間に態度を変える女性がいますが、こういったタイプの人もステータスに弱い、男性を値踏みしがちな女性です。
一見普通っぽい外見をしている男性が、高収入の職業だとわかった瞬間に、目の色を変えている人は注意しましょう。
値踏みしない女性になる方法
値踏みをしている女性というのは、男性から見るとガツガツした印象を受けるので、嫌われてしまう可能性が高いです。
また、値踏みをするつもりがなくてもつい無意識のうちに人に優劣をつける癖がある人は、早めになおしたほうがよいでしょう。
値踏みしない女性は、裏表がなく、素直で付き合いやすいと好印象を与えます。下心も感じさせないので、男性も安心して付き合えると感じてくれるでしょう。
値踏みをしない女性になるためには、物の価値や自分の価値観で勝手に相手を評価せず、内面を知ろうとする姿勢が大切だといえます。
視点を変えて相手を見よう
外見やステータスだけでは、人間の本質は見抜けません。また、ステータスが高く、他人に自慢できる相手かどうかで決めつけてしまうのは、あまりにも早計です。
値踏みをしないで付き合うには、視点を変えて相手を見るように心がけるべきでしょう。外見や収入などではわからない魅力を知ろうとする気持ちが大切です。
広い視野を持ち、人と真っ直ぐに向き合って、相手の魅力を理解できる女性を目指しましょう。
まとめ
人を値踏みして、優劣をつけようとする女性は嫌われやすくなります。男性の印象も悪く、初対面で値踏みをしてくるような女性のことは嫌厭する人が多いでしょう。
値踏みをしてしまいがちな女性の特徴や、その心理を理解して、決して自分が値踏みをしないようにすることが大切です。
自分の価値観だけで物事を見ているだけでは視野が狭くなり、相手の魅力も理解できません。
その人の内面や、接したときの印象など、様々な視点で人を見る目を養いましょう。