70年代ファッションとは?
戦後、自由と平和を求めた開放的な文化が花開いた70年代。誰もが耳にしたことのある「LOVE&PEACE」という言葉は、まさしくこの時代を表現した代表的なワード♡ファッションに関しても、カラフルで明るい色使いを基調としたものが多く見られました。そんな心躍るハッピーな「70年代ファッション」の特徴をチェック!
- アメリカンなヒッピーファッションの流行
- ボトムはデニムスタイルが主に
- 丸いシルエットがかわいいとんぼ眼鏡
- 幅広いファッションに愛された厚底シューズ
- 英国ではマニッシュスタイルも!
特徴【1】アメリカンなヒッピーファッションの流行
「70年代ファッション」を語る上で欠かせないのが、当時アメリカで大流行したヒッピースタイル。民族衣装やフリンジのようなフォークロアテイストが若者のおしゃれ心をくすぐるように♡鮮やかな色使いでデザインされた花柄・リーフ柄が目立つのもこの時代の特徴。
特徴【2】ボトムはデニムスタイルが主に
今ではファッションの定番アイテムとして親しみのあるデニムパンツも、実は「70年代ファッション」から生まれたもの。50年代~60年代まではスカートやワンピーススタイルがメインだった女性の着こなしだったけど、一気におしゃれの幅が広がる大きなきっかけにもなりました。
▼デニムのショートパンツもこの頃から♡
日差しが暖かくなる春夏に着たくなるデニムのショートパンツも「70年代ファッション」から誕生。大きい柄物の羽織やトップスなど主張の強いアイテムと合わせて開放的なスタイルを完成させて。
▼スカートは60年代に引き続きミニ丈が人気
レディースファッションにパンツが進出したことから、パンツコーディネートの成長が目立つ「70年代ファッション」。スカート・ワンピーススタイルは、60年代に引き続きミニ丈が人気の的。
特徴【3】丸いシルエットがかわいいとんぼ眼鏡
「70年代ファッション」らしい小物として有名なのがとんぼ眼鏡。個性的なまるいフォルムがおしゃれ度をあげてくれることから、近年よく目にするサングラスだけでなく、カラーレンズでデザインされたアクセントのあるものなども流行。
特徴【4】幅広いファッションに愛された厚底シューズ
ヒッピースタイルと同時に、社会への反骨精神を表現したパンクブームが到来した「70年代ファッション」。その火付け役となったヴィヴィアン・ウェストウッドが提案した厚底ブーツは、この時代のおしゃれ女子には無くてはならない存在に。
▼サンダルも厚底が鉄板!
花や自然と縁深いヒッピースタイルでは厚底のウッドヒールがぴったり。単調で野暮ったくなりがちなカジュアルファッションと合わせても十分な存在感を放つので、コーデにアクセントを与えてくれる優れモノ♡
特徴【5】英国ではマニッシュスタイルも!
カラフルでハッピーな色使いが印象強い「70年代ファッション」。一方イギリスではセットアップやスカーフアレンジなどのマニッシュコーデがファッションに敏感な若者のあいだで注目の的に。映画女優ダイアン・キートンの影響で、メンズっぽいパンツスタイルもトレンドの一種となりました。
70年代ファッション「失敗知らずな5つのポイント!」
レトロでおしゃれな雰囲気漂う「70年代ファッション」。彩り鮮やかなヒッピースタイルが代表的だけど、実際に全身カラーアイテムや柄物を纏うのは難しいところ…。そこで、ここからは抑えるべき「70年代ファッション」のポイントをご紹介!これを読んでアナタらしく仕上げた「70年代ファッション」を楽しんで。
- 特徴的な柄物を一点投入
- デニム素材を選ぶのがベスト!
- ラクでゆるいシルエットのワンピース
- 小物のキーワードは「フリンジ」
- 髪型やヘアアレンジは無造作に
【1】特徴的な柄物を一点投入
▼エンブロイダリー柄(刺繍柄)
繊細なデザインが女性らしく魅力的なエンブロイダリー柄(刺繍柄)。花や草をモチーフにした柄が多く、マルチカラーで彩られているのもヒッピーらしさを漂わせてくれるポイントに。一点取り入れるだけでコーデ全体が華やかになるので、シンプルスタイルと合わせてもOK!
▼大きめのフラワープリント
親しみのあるフラワープリントをヒッピーっぽくするなら大きい柄を選ぶのが正解!当時のおしゃれ女子から支持されていたワイドのデニムパンツと組み合わせれば、レトロでかわいい「70年代ファッション」を即再現♡
▼パッチワーク
レトロファッションのあいだで人気があるパッチワークは、「70年代ファッション」でも大活躍。カントリーな雰囲気を持ったペイズリープリントや花のモチーフなど、どこか自然をイメージする柄でつなぎ合わせれば、ヒッピーテイストがあり◎!
【2】デニム素材を選ぶのがベスト!
▼レトロでおしゃれなベルボトム
レディースファッションにデニムが流行った「70年代ファッション」。その中でも、特に70年代らしさを醸し出すならベルボトムをチョイスして。膝下から広がった個性的なデザインなので「70年代ファッション」にマストな厚底シューズとも好相性。
▼オールインワンで気分を上げて
ただのデニムパンツだとシンプルになってしまいそうなスタイリングでも、オールインワンなら一味違う気分で脱マンネリ。インナーによって様々な印象に変わるオールインワンを一枚纏えば、ラフムードでもおしゃれな雰囲気に。
【3】ラクでゆるいシルエットのワンピース
リラックス感のあるゆったりしたワンピースは、大人女子がヒッピーテイストを手に入れるのにぴったりのアイテム。特徴的な総柄物であれば、締め付けのないカジュアルなシルエットでもどこかサマになる優秀ぶりを発揮。
【4】小物のキーワードは「フリンジ」
ヒッピーらしさをより際立たせたいなら、小物はフリンジを選ぶのがおしゃれの鍵。カバンやベルトなどでフリンジを取り入れるだけでも、ぐっと「70年代ファッション」らしいナチュラルなレトロ感が出るのでおすすめ。
▼アクセサリーにも♡
さりげなくアクセサリーとしてフリンジを投入するのもOK。歩くたびに揺れる大きめのピアスなら、レディムード+小顔効果を演出してくれる女子にはありがたいアイテム。
【5】髪型やヘアアレンジは無造作に
自由奔放な雰囲気がたまらなくかわいい「70年代ファッション」。その空気感を演出するためには髪型にだってこだわりを!決めすぎず、飾らない無造作な髪型が「70年代ファッション」らしさを際立たせ、アレンジアイテムとも相性抜群。
▼ウェーブ・外ハネ×ヘアバンド
ヒッピースタイルが主流の「70年代ファッション」を盛り上げてくれる重要アイテムがヘアバンド。ウェーブや外ハネなどのこなれたラフスタイルにワンポイント足すことでおしゃれムードを手に入れて。ロングヘアだけでなく、ショートヘアにつけてもかわいい万能ぶり♡
▼アクセサリー感覚でハットを加えて
ブラウンワンピース×黒のハットで70年代ファッションを演出。テンガロンハットのようなデザインが70年代ムードをより高めてくれる。コーデに物足りなさを感じるなら、エッジの効いた帽子を選んでみて。
70年代ファッションのお手本スタイル【4選】
「70年代ファッション」を仕上げる重要なポイントを抑えたところで、ここからはマネしたくなる大人かわいいコーディネートをパンツ・スカート・ワンピースのスタイル別に分けてお届け。何にも縛られない個性的でナチュラルな「70年代ファッション」をぜひ参考にして!
パンツスタイル
▼「70年代ファッション」の代表格・デニムコーディネート
親しみのあるデニムコーデを「70年代ファッション」として完成させるなら、薄色×ワイドデザインがマスト。トップスはカーキやベージュなどのおしゃれ度の高いアースカラーを選ぶと、クールで着飾らない大人スタイルが実現。
▼ハッピーなボタニカルプリントで開放的な装いを
見ているだけで心躍りそうな鮮やかなピンクは花やリーフを思わせる「70年代ファッション」のムード全開のボタニカルプリント。ラクに纏えるロンパースは、一枚で着るからこそ目を惹くおしゃれアイテム。ラフにまとめたヘアスタイルもこなれ感のある大人女子らしい「70年代ファッション」のポイントに。
スカートスタイル
▼さりげないフリンジ使いが大人女子らしい
きれいめな印象が強いタイトスカートは、さりげないフリンジデザインで「70年代ファッション」のカジュアルなテイストをプラス。丈が長いIラインシルエットなので、下半身をすっきり見えスタイルUP効果もアリ。フラットシューズで頑張りすぎないコーデに仕上げて。
ワンピーススタイル
▼レディな刺繍ロングワンピース
女性の憧れである白のロングワンピースを、刺繍デザインで「70年代ファッション」風に。ラフに髪型をまとめて鎖骨がきれいに見えるVネックラインを活かすのがレディな魅力を上げる重要なポイント。
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