チュニックとは何?
チュニックは、ラテン語で「下着」を意味する「チュニカ」から派生した言葉。
一般的には腰~膝丈程度のトップスのことを指し、胸元あたりからAラインに広がったデザインが代表的。しかし、近頃ではさまざまな素材や型で作られているので、組み合わせしだいでいろいろ着回せます♪
「チュニック」・「ブラウス」・「ワンピース」の違いは?
チュニックとなかなか見分けがつかないのが「ブラウス」と「ワンピース」。それぞれアイテム同士の共通点もあり、『いったい何が違うの?』と疑問を感じたこともあるはず。ズバリ、違いは丈の長さにあるんです!]
チュニックとブラウスの違い
一見、見た目にほとんど変わりがないチュニックとブラウス。通常のブラウスは「腰あたり」までの長さなのに対し、チュニックは「膝上丈」のデザインが主流。カジュアルな印象に仕上げたいときや今っぽいルーズな装いにしたいときは、ゆるいシルエットのチュニックが適役。
チュニックとワンピースの違い
似ているようで、大きな違いがあるチュニックとワンピース。チュニックは「ボトム合わせが必須」なのに対して、ワンピースは「一枚で着られる」アイテム。近頃の長め丈チュニックにはサイドスリット入りのものも多く、大人女子から人気が高いワイドパンツなどとも相性◎。
【トレンド】2020年流チュニックコーデ
ここでは、2020年のトレンドに沿ったスタイリングをご紹介。トレンドを意識したチュニックをセレクトして、最旬コーデを作ってみて。
シフォン素材のシアーチュニックで落ち着いた大人の装い
大胆なバックシャンで一気にトレンドライクに
リボンモチーフが印象的なバックシャンは、オフホワイトを選んでさわやかに。ブルーのパンツと合わせて、甘すぎない涼しげなコーデをメイク。
ハイネックデザインで個性をプラス
トレンドのシアーチュニックは、シルエットにこだわって個性を出すのが◎。ハイネックデザインなら、リラクシーなチュニックコーデを上品にまとめてくれます。
フェミニンなシャーリングチュニックはアースカラーで引き締め
ふんわりキュートなシャーリングチュニックは、ダークカラーをチョイスするのがおすすめ。かわいらしさと落ち着きを同居させた優しげなコーデの完成。
ライトグリーン×バックシャンのチュニックでトレンド感満載
ライトグリーン×バックシャンという2020年のトレンドをふたつも盛り込んだチュニックなら、一枚で最旬コーデに。ホワイトのニットパンツを合わせて、女性らしさもUP。
【ボトムス別】チュニックコーデ集
特徴的なデザインが多いチュニックは、一点投入するだけでこなれ感を演出できる優れモノ。その一方で、長め丈に作られていることから上下のバランスが気になるところ。そんなアナタにボトムス別チュニックコーデを徹底解説! 意外と知らないスタイリング術をぜひマスターして。
パンツスタイル
▼ゆったりチュニックをスタイリッシュに
動くたびにふわっとゆれるチュニックは、アシンメトリーの裾が女心をくすぐる一枚。歩くたびにゆれるシルエットを際立たせるために、ボトムスは黒スキニーですっきりメリハリをつけて。小物を差し色で統一すると、まとまりのあるスタイルに。
▼フラワーラインのニットパンツでゆるカワコーデ
ゆったりしたリラックススタイルが叶うのもチュニックのうれしいところ。トレンドのワイドパンツ合わせで、ラクしてかわいい大人コーデを完成させて。オーバーサイズ同士の組み合わせなので、ウエストマークで女性らしいラインを意識するのがポイント。
▼ショートパンツでアクティブに
カジュアルなイメージが強いチノ生地のショートパンツ&スニーカーの組み合わせは、黒のベルスリーブチュニックでやんちゃ感を抑え気味に。大人女子ならではの絶妙なバランスをぜひお手本にしてみて。
スカートスタイル
▼ロングタイトワンピースでナチュラルコーデをメイク
タイトスカートで美シルエットを意識しつつ、襟元に抜け感のあるシャツモチーフチュニックで甘さ控えめなスタイルに仕上げて。シャツ×タイトスカートのきれいめアイテム同士でも、足元のスニーカーでほどよくカジュアルダウンすると親しみのあるスタイルに。
▼ニットスカートならかわいく決まる
レース編みのニットスカートとパフスリーブのチュニックで、とことんかわいく着こなし。モスグリーンの落ち着いたカラーで甘さをセーブすれば、大人女子にもぴったりのキュートスタイルが完成。
▼マキシ丈スカートでスタイリッシュに
季節問わず大人女子からの人気が高いマキシ丈スカートコーデ。トップスにチュニックを選ぶだけで、簡単におしゃれ見えが実現。特徴的なファーバッグも、スカートのカラーと統一すれば違和感なくコーデになじむ。
【年代別】チュニックコーデをかわいく着こなすポイント
カラーや組み合わせるアイテムによって、印象をガラリと変えられるチュニック。かわいい系から大人めまで幅広いバリエーションを楽しめる上、コーデのマンネリ化を阻止するのにもお役立ち。ここでは年代別におすすめのスタイリングを大公開!
【20代前半】甘めなガーリースタイル
▼ピンクのふんわりシルエット
女子会やデートに大活躍しそうなピンクのチュニックは、白のスカートでとびきり甘く。ただ、あざとさを軽減させるためにスカートはロング丈のものがGOOD! 足元はフラットシューズで親しみやすさをアップさせて。
▼薄色デニム合わせで甘めカジュアルに
肩見せがかわいいオフショルチュニックは、フェミニンなグレーで甘さを残しつつ薄色デニムでカジュアルダウンを。ヘアアクセやカゴバッグ、バレエシューズなどの女子力全開なアイテムとともに、春のお出かけスタイルを完成させて。
【20代後半~30代前半】大人カジュアル
▼ニットチュニックでトレンドのルーズさを
甘さが苦手な人はニットチュニックでカジュアルに。すとんと落ちる形なので、ボディラインをすっきり見せながらもリラックス感を醸し出してくれる。ニットパンツやウッドアクセで旬顔に。
▼ノースリーブとAラインの絶妙なバランス
Aラインを大人っぽく仕上げたいなら、シンプルに一枚で着こなすのがベスト。目を惹くイエローチュニックも、黒スキニー合わせで落ち着かせればコーデに取り入れやすいアイテムに。
【30代後半~40代】
▼花柄をスタイリッシュに
お目立ち度MAXの総花柄チュニックを、黒のワイドパンツでスタイリッシュに着こなし。ウエストマークとヒールサンダルで、スタイルアップも忘れずに。
▼オールブラックで失敗知らずコーデ
ゆるい形がカジュアルに見えがちな長めのチュニックも、引き締め効果の高い黒で取り入れれば、すっきりとした大人コーデに転換。胸の下から広がるデザインのおかげで、動きが出るだけでなく体型カバーまで叶うのがうれしい。
【春夏】チュニックコーデ例
暖かな春夏は、チュニックのふんわり感を存分に活かした着こなしを意識して。軽やかで涼しげなスタイリングをマスターしましょう。
春らしいシフォン生地で軽さを出して
春らしいくすみピンクがフェミニンなチュニック。儚げなふんわりとしたデザインなので、太めパンツやスニーカーに合わせると、今っぽ大人カジュアルスタイルに早変わり!
落ち着きのある夏の大人スタイル
街中に鮮やかなカラーが増える夏。大人の余裕を漂わせるなら、おしゃれカラーとして名高いカーキをチュニックで取り入れて。黒ほど重たくならないダークトーンを選ぶのがおしゃれ見えの必須ポイント。ボトムスはあえてロングスカートと合わせて、動きを楽しんで。
シフォンスカートで黒を軽やかに
黒のTシャツチュニックを、花柄のシフォンスカートで軽やかに仕上げて。ラフなチュニックとキュートなスカートの組み合わせで、絶妙なMIXコーデに。
チュニックを羽織りに
前開きのチュニックシャツを羽織りとしてON。オールホワイトコーデの差し色として、さわやかなブルーが夏にピッタリ。
【秋冬】コーデ例
こっくりと暖かそうなスタイリングがメインになる秋冬コーデでは、ヤボったさを払拭してすっきりと着こなすことをを意識して。
ラフなセットアップのインナーに
スポーティーなブルゾンとワイドパンツのセットアップに、白のTシャツチュニックをインナー使い。長すぎず短すぎない絶妙な丈感がこなれる秘訣。
あえて重めに仕上げる秋スタイル
ニットやコートなど重量感のあるアイテムが登場する秋。黒チュニックと長めタイトスカートであえて全体を重ために仕上げると、季節感のあるおしゃれスタイルに。ハリのある生地で上品さを高めながら、ゆとりのあるサイズ感で体型カバーも狙って。
ベストをONした秋のほっこりコーデ
キャメルのベストとパープルのパンツに、白いシャツチュニックで抜け感をプラス。温かみのある秋色コーデを軽やかにメイク。
コートコーデもライトカラーならヤボったさなし!
着ぶくれしやすい冬のコーデは、ライトカラーを使ってアウターとコントラストをつけると、メリハリが出てGOOD。コートの肩がけでさらにスタイリッシュに。
こんな着まわし方も!チュニックコーデの応用法
最後は、チュニックの便利な着回しテクニックをご紹介。トップスとして着るだけでなく、さまざまな場面に応用できるチュニックで、コーデの幅を広げてみて。
チュニックをインナーとして活用
一枚で着るイメージが定着しているチュニック。ニットの下に忍ばせて、裾をちらっとのぞかせるだけで一気にこなれた着こなしに。シンプルでなにか物足りないと感じるときは、アクセントとしてぜひ取り入れてみて!
メンズトップスをチュニックに
メンズTシャツをベルトで締めてチュニックとして活用! レディースの作りとは違うオーバーサイズ感がひと味違う着こなしを演出。パンツ×スニーカーで思いっきりメンズライクに振るもよし、タイトスカートやヒールで女性らしさをプラスするもよし。