夫婦円満には寝室は別の方がいいって本当?
夫婦円満のためには、夫婦同室と別室のどちらが良いのでしょうか。
寝室を別室にしている夫婦の割合
あるアンケートによると、夫婦別室で寝ている人の割合は、20代で6.7%、30代で14%だそう。意外にも多くの夫婦が同室で寝ているようです。
しかし、年齢を重ねるにつれて別室で寝ているという割合は増えていき、70代以上になると、別室で寝ている人の割合は47.4%と約半数にのぼります。新婚から熟年夫婦になるにつれて、別室で寝ている人の割合が増えていくことがわかりました。
円満と感じている夫婦の多くは同室で寝ている
別のアンケートによると、夫婦円満だと感じている夫婦の約8割近くは同室で寝ていることがわかりました。
一方で、不仲だと感じている夫婦の中で同室で寝ているという夫婦は5割ほどなので、「同室=円満」「別室=不仲」というイメージを持ってしまうかもしれません。
寝室が同室=夫婦円満ではない!
このアンケートで注意してほしいのは、そもそも円満と感じている夫婦が全体の8割と母数が多いこと。確かに割合だけで見ると別室の夫婦の方が、不仲だと感じている割合は多いのですが、そもそも不仲だと感じている夫婦の数自体が少ないのです。
「不仲だから別室」なのか、「別室だから不仲なのか」、不仲と別室で寝ることの因果関係があるのかはこのアンケート結果からはわかりません。自分たち夫婦にとっての最適な答えを探し出しましょう。
なぜ夫婦で寝室を別にするの?実際に聞いてみた!
夫婦の寝室を別にするメリットについて聞いてみました。
生活リズムや環境の好みが違うから!
夫婦で別室にした理由について、男女ともに多かったのが「生活リズムの違い」でした。
また、空調の温度や就寝時の明るさの好みが異なることも別室を選ぶ理由の一つでした。生活リズムや環境の好み、快眠の条件は人によってさまざま。新婚のときは我慢できていても、結婚生活が長くなるにつれて我慢できなくなってしまうのかもしれませんね。
眠りを邪魔されたくない!ぐっすり眠るため
夫婦が別室で寝ることの一番のメリットは、やはり安眠ではないでしょうか。寝不足は身体をはじめ、心にまで悪影響を与えます。同室で寝ていると、どちらかが夜中に寝室に入ってきたときや、目が覚めたとき、トイレに行くときなど、ちょっとした相手の動きで眠りが浅くなってしまいます。
また、お互いのいびきやベッドがきしむ音など、小さな物音でも起こされてしまい、なかなか寝付けないこともあるでしょう。寝不足がケンカの原因にもなってしまうこともあります。そのため「夫婦で寝室を分けたら、ケンカが減った」という声も多く聞かれるそうです。
自分だけの時間も大切にしたい
自分だけのひとりの時間というのは大切です。読書など、相手を気にすることなく自分の世界に入れるようなことをしていると、ストレスも解消しやすくなるでしょう。家族で暮らしていると、なかなかひとりになれる時間が少ないことに気付きます。
夫婦で部屋を分けていれば、誰にも邪魔されることなく自分の時間を使うことができます。プライベートな空間を大切にしたいという夫婦は、別室を選択する方が良いかもしれません。
子供が生まれたことをきっかけに
子供が生まれたことをきっかけに、夫婦が別室で寝るようになったという人もいます。夜中の授乳や、子供が夜泣きをしたとき、旦那さんに気を遣わないで対応できるからです。また、旦那さんが仕事で夜遅く帰ってきたときや朝が早いときなど、毎日の生活リズムの変化にも対応できます。
旦那さんや子供に対して思いやりがあるからこそ、寝室を別にしたというこのケースも、多くの夫婦が別室にするきっかけになっているようです。
いつまでも新鮮な気持ちで付き合っていたいから
毎日一緒の部屋で寝ていると、隣で寝ていることに慣れてしまい、ドキドキ感がなくなって相手に魅力を感じなくなってしまうこともあるよう。家族感が強く出てしまい、マンネリ化する原因にもなります。
そこでいつまでも新鮮な気持ちでいたいから、とあえて別室で寝ることを選択する夫婦もいるようです。
たまにお互いの部屋に行くと新鮮な気持ちになれるので、それが円満の秘訣になっていることも。倦怠期を脱出したいと考えている夫婦は、あえて別室を選ぶのもアリかもしれません。
寝室が別の夫婦が、円満に過ごす秘訣!
別室で寝ていても、夫婦が円満に過ごせる秘訣を集めました。
部屋に閉じこもらない
自分だけの空間が心地よいからといって、部屋に閉じこもってしまうのはNGなので注意してください。
一緒に過ごす時間がとれずにすれ違いの原因になります。
寝室を別にしていても、基本はリビングで過ごすように心がけましょう。
喧嘩したときの仲直りルールを作っておく
夫婦喧嘩をすることは決して珍しいことではありません。しかし夫婦が別室で寝ると、喧嘩したときに仲直りしづらくなる可能性があります。別室で寝ていると仲直りのきっかけがつかみにくいからです。
そこで、あらかじめ喧嘩したときの仲直りのルールを作っておくことをおすすめします。仲直りのルールを作っておくと、仲直りもスムーズにいってもっとラブラブになれるかもしれません。
時々、一緒の部屋で寝る
お互いにプライベートな部屋を持っていると、そこに行き来したときにカップルだった頃を思い出して新鮮な気持ちになれるというメリットもあるようです。記念日などの特別な日だけは一緒に寝るなど、新鮮な気持ちを持ち続けるようにしましょう。
また、仕事が忙しい平日は別室で寝て、休日は一緒に寝るという声もありました。忙しくて余裕がないときは安眠を優先し、余裕がある休日は夫婦のコミュニケーションを優先するという方法も、夫婦仲がより深まりそうです。
コミュニケーションはしっかりと!
寝室を別にすることで夫婦のコミュニケーションやスキンシップが減ってしまう場合もあります。コミュニケーションやスキンシップは夫婦が円満でいるためには必要不可欠。
寝室を別にしていても、夫婦二人でゆっくり話す時間を積極的にとりましょう。子供が寝た後にリビングで夫婦の時間を楽しむこともひとつです。
コーヒーを飲みながら今日あった出来事を話したり、これからのことを話したり、お酒を飲みながらスキンシップしたり、甘えてみたり、子どもがいる前では話しにくい会話もできます。
夫婦の信頼関係を積極的に築けるような努力をすることが大切です。
休みの日は2人でデートを楽しむ!
寝室が別だと、ふたりの時間もなかなかとれないでしょう。休日は、家族の時間や二人の時間を思いっきり楽しみましょう。
落ち着いてゆったりした時間を過ごせる温泉や、ゆっくり会話ができるドライブデートもおすすめです。子供がいるのであれば子供も一緒に楽しめるテーマパークなどで盛り上がりましょう。いっぱい笑っていっぱい会話して、家族で過ごす時間を大切にしましょう。
また、たまには子供を誰かに預けて、夫婦だけでのデートも楽しんで。預け先がないときは保育園の一時預かりなどのサービスを利用してみても良いでしょう。二人きりの時間を過ごすことも、重要なことなのです。
寝室については夫婦でよく話し合って決めよう
寝室が別だからといって、夫婦が不仲だとは限りません。むしろ、別室の方が夫婦円満で過ごせることもあるのです。
もし別室にすると決めたら、夫婦の時間をより大切にすること。コミュニケーションやスキンシップを積極的にとるように努めましょう。人の意見にとらわれず、自分たちに合ったスタイルを夫婦でしっかりと話し合って決めましょう。